ISBN:4812433185 単行本 たむら けんじ 竹書房 2007/11/17 ¥1,300

たむけんが本を出したということで、給料が出たらすぐ買ってみた。どれくらい印刷されているのか不安だったが、書店を回ってみればけっこう置いてあった。

彼のファンの方に向けて特に言いたいが、内容はなかなか侮れないものがある。本の中心はたむらの知り合いの芸人54人についてあれこれ書いたもので、誰が殴っただの酔って吐いただのとどこまで本当かわからないけれど、芸人の世界の一端を垣間みれるのは興味深い(自分には合ってない世界だと思うが)

他に陣内智則との「同期対談」、TKF(たむら・けんじ・ファミリー)の芸人たちがたむけんについて語り合う「TKFたむけん欠席裁判」などもある。しかし最も優れているのはそれ以外のオマケといえるような部分だろう。

まず「たむけんになるための七つ道具」(P10-11)では獅子舞の格好になるための七つ道具(サングラス、クシ、足袋、ジェル、ふんどし、マジック、獅子舞)についての解説がされている。

そしてこれまで使った「胸文字」(「ネッシーはいてる」「笑いの神が嫉妬する男」など)、あと「東京で売れてる芸人!○○○!」のセリフがドドッと入っているのがファンにはたまらない。

個人的には、

「東京で売れてる芸人、ドラクエの呪文書き間違えろ!」

というのは初めて知ったのでウケた。いまの子どもには意味がわからないと思うが・・・。

ひいき目で見ても「ホームレス中学生」に続くベストセラーにはならないだろう。しかし私のようなたむけんを愛する好き者は持っていて損はない。

絶版して裁断処理される前に、本屋かアマゾンへ急げ。

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