「脂肪を消費しやすくする」
「体脂肪が気になる方に」
「茶カテキン540mg」

このような文言が入っている「ヘルシア緑茶」をコンビニで見つけたのはいつだったろうか。ヘルシア緑茶は花王が開発した商品で、緑茶以外にもスポーツ飲料タイプの「ヘルシアウォーター」や炭酸飲料タイプの「ヘルシアスパークリング」というのも出ている。いずれも「高濃度茶カテキン」が多く入っているのが特徴だ。

花王が強調している高濃度茶カテキンの効果といえば、上で書いた通り「脂肪を消費しやすくする」ことである。花王のサイトには「確かな効果」として、

「脂肪の燃焼量が増加しました。」
「おなかの脂肪が低減しました。」
「ウエストサイズが低減しました。」

の3点を挙げている。その証拠として、12週間にわたり高濃度カテキン飲料を飲んだ人は、飲まない人よりも上の3つの点で有意な差が出たという実験結果を載せている。

http://www.kao.co.jp/healthya/index.html

高濃度茶カテキンの効果の是非をここで論じるわけではない。ただ、ある飲料を飲み続ける「だけ」でここまでの成果が出るとは、何度も減量に失敗している身としては信じられないのである。

それでは何が決め手だったのだろうか。

私は高濃度茶カテキンを12週、つまり「84日間も飲み続けたこと」それ自体にあると分析する。ダイエットの成功・失敗の分かれ目は、継続できるかどうかにかかっている。カロリー制限でも運動でも、失敗する人は続けることができない。ある時点で「もういいや」と諦めたり、ダイエットをすること自体を忘れたり。そして挫折していく。ダイエットするための行為を続けるよりも、その意志を持ち続けることの方が難しいのではないだろうか。

ヘルシアを毎日欠かさず飲むことを課せられた人たちは、生活に対する意識の持ち方も必然的に違っているのは容易に想像できる。1年で約50kgの減量に成功し、その経緯を書いた「いつまでもデブと思うなよ」(07年。新潮新書)のベストセラーでも知られる岡田斗司夫さんがダイエットのために最初におこなったのは、自分が日々食べているものをメモすることであった。

減量やカロリーなどダイエットの意識を常に持ち続ければ成功する。

そう自分にいい聞かせながら、最近は毎日ヘルシアを飲んでいる。ここ数日の体重は減少傾向だが、果たして今回はどうなることやら。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索