ビートルズがシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューしたのが1962年10月5日、今日から50年前のことである。4人のメンバーのうち2人は亡くなっており、現存する2人も70歳を超えてしまった。もはや「ロック」という言葉に新しさを感じることもないだろうが、この音楽を全世界に広めるのに最も影響を与えたバンドが彼らだったことに異論は無いだろう。

FM802ではこの日、「THE BEATLES 50th ANNIVERSARY Funky802 MEET THE BEATLES」と題して、番組内でビートルズの曲ばかり流し続けていた。私の職場ではいつも802が流れていてなんとなく聴いていた。

すると曲名がわからないが、

「あれ?この曲、ソフト・セルに似ているような・・・」

というのが耳に飛び込んできた。

ソフト・セルの曲は1枚目の「エロティック・キャバレー」(81年)に収録されている”ベッドシッター”である。

Soft Cell - Bedsitter
http://www.youtube.com/watch?v=wFaIhDLb_NE

ビートルズの曲名はこの時わからなかったが、ネットで調べたらなぜか簡単に見つかった。4枚目のアルバム「ビートルズ・フォー・セール」(64年)に入っている”エイト・デイズ・ア・エイク”である。

The Beatles- Eight Days a Week(Studio Recording)
http://www.youtube.com/watch?v=YtuybFrq7Rw

ビートルズの影響はニュー・ウェーブの時代にも及んでいたのだな、と妙に感心してしまった。

また、色々な日本のミュージシャンがビートルズに関する思い出を話しておすすめの曲を紹介するコーナーがあった。その中で私にとって親しみのある声がいきなり出てきた。BONNIE PINKである。

BONNIEは98年にジョージ・マーティンによるビートルズのトリビュート・アルバム「イン・マイ・ライフ」(98年)の国内盤ボーナス・トラックで参加している。まだ彼女の髪が赤くて私がまだファンでなかった頃の話だ。

レコード会社から、どの曲を歌いますか?と打診された時に、BONNIEがパッと思いついたのが”ブラックバード”だったという。それを伝えたら、ジョージもあの歌手には”ブラックバード”が合うんじゃないだろうかと言っていた、という返事がかえってきたという。また、かつてロンドンでポール・マッカートニーが弾き語りで”ブラックバード”を歌うのを観てウルウルきたということも話していた。

個人的にはビートルズに特別な愛着はなく、8年間という長くない活動期間に出した膨大な作品群を追いかけることも多分ないだろう。それでも、彼らの影響力は大きいんだなあ、と朝のひとときだけで感じてしまった。

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