11月12日12時55分配信の「時事通信」の記事に、脱法ハーブが原因とみられる死者が東京のホテルで出たというニュースがあった。

脱法ドラッグに関しては今日以外にも記憶に残っている話題が2つある。1つはどっかのバンドのメンバーが脱法ハーブを吸った原因で暴れて警察がやってきたという話。そしてもう1つは、神奈川県にて麻薬取締法違反で現行犯逮捕した女性を鑑定したら、コカインでなく脱法ドラッグだと判明し釈放されたというものである。

こういう話が続くと、いったい脱法ドラッグとか脱法ハーブって一体なんなの?という疑問が頭を渦巻いてきた。吸ったら死に至る可能性もある劇物となったらドラッグと何が違うのでは?と思ってしまうのだ。

さきほどウィキペディアを見たら、脱法ドラッグはこのように紹介されていた。

<脱法ドラッグ(だっぽうドラッグ)とは、違法でない、つまり法律に基づく取締りの対象になっていない薬物。麻薬と同様の効果を持つ物質を指す。合法ドラッグとも呼ばれる。>

麻薬と同じ役目を果たすにもかかわらず、持っていても逮捕されないというのが脱法ドラッグだ。しかし <違法な麻薬に比べて人体に対する危険性が高い場合もある> とも書かれていて、何を線引きにしているのかさっぱりわからない。

と思ったら「概説」のところで、

<対応する法律が無いため、所持や摂取、売買は禁止されていない。ただし人体摂取目的に販売した場合薬事法違反となる。>


と書いてあった。もし、法規制はされてないから売っても買っても罪にならないけれど、これを吸ったら気持ちよくなりますよ、などと宣伝して売ったら違法となるわけか。うーん、知れば知るほどわからない代物だ。

ただ、現時点では法整備がされてないというだけで、厚生労働省も東京都などの地方自治体も取締りを強化しているので、今後は大っぴらに使うことはできなくなるだろう。

しかし、違法/合法のスレスレを行くというのは面白いことなのだろう。また、こうしたものは悪いことにビジネスも生まれてくる。それを思うと、私はあの展覧会を思い出す。そう、本物の人体標本を展示していて世間に物議をかもしていたアレを・・・。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索