今年の9月でデビュー10周年を迎えるBONNIE PINKがカバーアルバムを発表した。全10曲のうち、日本語詞のものは2曲である。もともと英語で作詞をする人なのでファンにとっては違和感はないだろう。

肝心の中身であるが、私にとっては縁のないミュージシャンばかりをカバーしているのでオリジナルと比べてどうとか言ったことを述べることはできない。

断言できることは、このアルバムは彼女のルーツであるミュージシャンを取り上げただけの作品ではないということだ。たとえば山下達郎の”Your Eyes”は、もともとは山下のトリビュート・アルバムの中に入るべきものだった。それがなぜかお蔵入りとなった音源をここで取り上げている。エイミー・マンはシングル”眠れない夜”のカップリングである。斉藤和義とのデュエットという形式をとっている、サザンオールスターズの”真夏の果実”は、東京のFM局「J-WAVE」の番組での企画を再演したものである。

このように、彼女の音楽活動の中におけるいろいろな場面で取り上げたカバー曲が収録されている。カバー・アルバムではあるけれど、意識的にか無意識的にか、彼女の歴史の一部分も辿れる作品となっている。

このCDを買ったJEUGIAには彼女自身による曲目解説が置いてあった。載せようと思ったけれどけっこうな文字数なので、また別のページでなんとかしたいと思う。大きなCDショップにはあると思うので、ファンはぜひ持っておいてほしい。
デビュー日に10周年記念ライブをおこなうと発表したBONNIE PINKが、8月3日に新曲も出すと「bounce」のサイトに載っていた。しかも、昨年のアルバム「Even So」に続きトーレ・ヨハンセンとの共同作業だというのだ。トーレと組むことはもうないだろうという声がファンの間でおきていたので(アルバム制作では対立していたらしい)、新曲の話を聞いた時には少し意外だった。 ともかく、新曲が出るということはオリジナル・アルバムの発売も間近ということだろう。

しかし、10周年記念ライブにしろ新曲にしろ、そのニュースについては「bounce」で見つけたものであり、公式サイトはその後を追う形になっている。第三者より情報の発信が遅いというのはまずいのではないか。メール・マガジンでも早めに知らせてほしいと願う。
ついにBONNIE PINKが動き出した。デビュー10周年にあたる9月21日にライブをおこなうというのだ。

しかしである。会場がSHIBUYA-AXなのだ。東京である。

その日はまだ仕事の予定が入ってはいないけれど、やらなければならない仕事が重なる不安定な時期であることには違いない。ただ、記念すべき日にわざわざ設定したライブである。見逃して後悔した、ということにもなりかねない。いろいろ注意しながら日程をつめていこう。
朝ネットでBONNIE PINKの公式サイトを覗くと、BONNIEの顔が大きく載っていた。何かと思ったら、6月22日に出るカバー・アルバムのジャケット写真である。アルバムのタイトルは「REMINISCENCE」で曲名も発表された。以下の通りである。

1. Ordinary Angels [original:Frente!]
---with Tore Johansson
2. Perfect [original:Fairground Attraction]
---with mito(clammbon)& おおはた雄一
3. Manic Monday [original:The Bangles]
---with Yuka Honda
4. Got Me A Feeling [original:Misty Oldland]
---with DJ Mitsu the Beats, 平井堅
5. The Origin of Love [original:Hedwig And The Angry Inch]
---with HONESTY(會田茂一×高桑圭)
6. Don’t Get Me Wrong [original:The Pretenders]  
---with The Miceteeth
7. 真夏の果実 [original:サザンオールスターズ]
---ボニ義(with 斉藤和義)
8. That’s Just What You Are [original:Aimee Mann] 
---with 松岡モトキ、奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)
9. Your Eyes [original:山下達郎] 
---with 川上つよしと彼のムードメイカーズ
10. Through The Dark [original:The SUNDAYS ] 
---all Instruments by BONNIE PINK

全編カバーという以外に、様々なミュージシャンと共同で製作することに主眼があるようだ。驚いたのは、山下達郎の”Your Eyes”が入っていたことである。これはもともと達郎のトリビュート・アルバムに入る予定の曲だった。しかし、理由は知らないけれどトリビュート・アルバム自体の発売が消えてしまう。そのオクラ入りしてしまった”Your Eyes”が日の目を見る機会ができたことは嬉しい。

ただ、あとは聴いたことのないような曲ばかりである。曲を知らないだけでなく、ミュージシャンすらもである。彼女のルーツを垣間みるという点でも、カバーの対象になるミュージシャンを調べるのも良いかもしれない。
BONNIE PINKの公式サイトから久しぶりにメールが届いた。最近はフランスやカナダでライブをするなど、日本のファンにはそれほど重要ではない活動が続いていた。しかし今回は違う。彼女の口から出ると言われていたカバー・アルバムの発売日が決定したというのである。

タイトルはまだ未定だが、6月22日だという。そろそろデビュー10周年の活動が本格化してくるということだろうか。
昨日に引き続き、会社を休む。当初はBONNIE PINKの大阪公演に行くつもりはなかった。しかし日が経つにつれて、「休むこともできるし、行こうかな」という気持ちが強くなってくる。そして昨日の台風により2曲削られたことで、今日もライブ会場に行くことにした。しかし、それならば最初から2日とも行けよな、と自分に言いたくもなってくる。

もちろん、今日のチケットはまだ取っていない。当日券を買うつもりだったけれど、それよりも安いと言われて「合法的でないやり方」でチケットを5000円で買ってしまう。しかもその整理番号が100番台だったりするのだから、世の中というのはどう転がるのかわからない。

会場前で顔見知りの人と会ったので、ライブ終了後に焼肉を食べて談笑する。そのまま朝まで大阪にいてしまった。
5月12日に発売されたBONNIE PINKのアルバム「Even So」の売り上げが発表された。発売日にはいきなり3位となり、そのまま好位置を確保していた。そして週間の売り上げであるが、見事5位にランクインした。枚数としては約3万枚である。1週目としては前作「Present」よりも若干上回っている。

CDの売り上げそのものが全世界的に落ちている昨今、売り上げを下回らないのは立派である。このまま前作よりもセールスを伸ばしてほしいと願う。

 

CDの寿命

2004年5月14日 BONNIE PINK
高校性の頃、家に帰る途中のバスで小学校・中学校まで一緒だった男の子に偶然会った時のことである。最近は音楽を聴くようになってCDも買うようになったと彼に話したら、「CDは何十年かしたら聴けなくなる」と言ってきたのだ。自分にとって非常に衝撃的な話だったので、その日のことはよく覚えている。

今日のYAHOOのトップにも出ていた「CDやDVDの寿命は意外に短い?」というニュースは、CDの寿命がくることが現実に起きていることを示したものである。CDも時間がたつにつれて劣化していき、ついには再生ができなくなってしまうということだ。

自分の持っているCDに対してどのような対策をしようとかいった具体的なことはいまは思い付かない。一番不安なのは、自分の好きな音楽が再生できなくなり聴けなくなったとして、その救済措置はとれるのかどうかということだ。

ニュースによれば、再生できなくなっているCDは80年代に出たものだという。そこから推測すればCDの寿命はざっと25年前後ということになる。CDが発売されて25年経って、果たして同じものが買いなおせるのだろうか。DVDオーディオだのSACDだのCCCDだのとCD以外のソフトになっていても、自分の好きな音楽は市場に出回っているのだろうか。

ビートルズなどのメジャーなアーティストならば時代が変わっても音楽を聴くことができるだろう。しかし、大半のCDや本は売れなければとっとと廃盤・絶版になってしまう。

自分の持っているCDが聴けなくなり、新たに買い直そうにもその作品が流通していないとすれば・・・それを考えると10年後くらいが不安になってくる。
昼ご飯を食べ終わってすこし落ち着いていた頃、「あ!今日がCDの出荷日だった!」と思い出し、すぐに自転車で烏丸四条のJEUGIAまで急いで買いに行く。しかし、定価でCDを買うのは久しぶりな気がする。

BONNIE PINK「Even So」(04年)

前作から1年という短い間隔で出た。家に帰ってから3回くらい流してみる。くだらないアルバムを出したことが一度も無いので心配はしてなかったが、やはり期待を裏切らない。充実した中身の作品である。これまでの7枚の中で、ボーカリストとしてのBONNIE PINKが前面に出ているような印象を受ける。今年もっとも聴いたCDの一枚になるのは間違いない。

しかしどうして彼女に惹かれてしまうのだろう。それは愛というものなのか、宗教というものなのか。それは一生わからないだろうが。ただ、自分に目に見えぬものを与えてくれているのは確かなことである。

それから、今回は喜ばしいことに「CD」である。「CCCD」ではないのだ。だからこそ、絶対に前作より売れてほしい。売り上げが落ちて「CCCDにしなかったからだ」などと揚げ足を取られることを心配しているのだ。
BONNIE PINKのチケットの売れ行きが気になったので、「ぴあ」のサイトで調べてみた。

まずい。東京の2公演は完売しているのに、京都も大阪もチケットが残っている。売り切れ寸前のマークが出ているとはいえ京都の会場であるKYOTO MUSEなど収容人数は250人くらいしかないのだ。まだ2か月以上も日数はあるにはあるが心配である。
4月16日はBONNIE PINKの誕生日である。今年はシングル2枚、アルバム1枚の発売、そしてそれに伴ったツアーも決まっている。さらには山下達郎のトリビュート・アルバムで“YOUR EYES”(山下のアルバム「フォー・ユー」に収録されている全編英語詩の曲で、ライブのアンコールでいつも歌われている)をカバーするという。達郎とBONNIEというのは意外な顔あわせだが楽しみではある。
今日は仕事を一日休む。京都国立博物館でおこなわれている「南禅寺」展を観に行く。真昼の京都国立博物館の庭園はのどかであり、とてもなごんでいられる心境ではない自分であるが、青空に雲がただよっている姿を見ていると少しは落ち着いたような気がした。

展覧会自体については、主に南禅寺が所蔵している国宝4点をはじめ重要文化財など130点あまりが展示されている。ただでさえ大きな京都国立博物館の展覧会に加え、常設展まで観て回ると相当な時間になる。

それから部屋に戻る途中、四条烏丸のJEUGIAにてCDを買う。

BONNIE PINK「Last Kiss」(04年):今年2枚目のシングル。5月12日にはアルバム「Even So」が発表し、それから全国ツアーがおこなわれる。

部屋に戻って何度か聴いてみる。“Last Kiss”についてはネットでざっと試聴した感じでは“金魚”を連想するささくれた音質な印象だったが、全体を通して聴いてみると全く違う。ストリングスが効果的に使われている。、さてライブではどのような形になるのか興味深い。
部屋の中で鍵を見失ってバタバタするという一人芝居をしていたのは昨日のことだが、今日も感情の波の激しい一日、いや、ひと晩だった。

レコード会社のワーナーから携帯でメールが届く。それはBONNIE PINKのTシャツが当たったという知らせであった。これ自体は自分で申し込んだ記憶があったので単純に嬉しかったが、携帯には他にライブの案内のようなものがあった。4月7日に会場に来てメールを見せてください、という知らせが。

4月7日?京都公演は6月30日である。その日にTシャツを引き渡すということではないのか?

BONNIEファンの知り合いがいるので問い合わせてみるも、なんだか話が噛み合わない。帰ってからワーナーのサイトを覗いたら、私は根本的な勘違いをしていたことを確認することになる。

4月7日、六本木ヒルズにおいてBONNIE PINKはフリー・ライブをおこなう。そして、その会場においてそのメールを提示すればTシャツももらえるという懸賞だったのである。

要するに、六本木ヒルズに行かない限りはライブも観られないし、Tシャツももらえないということだ。私は一体何の応募をしていたんだ。いまはただ、他に応募した人のTシャツを1枚奪ってしまった罪悪感にかられている。
BONNIE PINKの今回のツアーは以下の通りである。

  日  程      会  場        会場/開演  
6月18日(金)  Shibuya O-East      18:00/19:00  
6月19日(土)  Shibuya O-East     16:00/17:00    
6月25日(金)  札幌ザナドゥ       18:00/19:00
6月30日(水)  KYOTO MUSE     18:30/19:00
7月 1日(木)  なんばhatch       18:00/19:00    
7月 3日(土)  広島クラブクワトロ   18:00/19:00
7月 4日(日)  okayama ACTORON     17:00/18:00
7月 6日(火)  神戸チキンジョージ    18:00/19:00
7月 8日(木)  大分DRUM TOP’S     18:30/19:00
7月 9日(金)  福岡クロッシングホール  18:30/19:00
7月11日(日)  香川オリーブホール    16:30/17:30
7月13日(火)  名古屋ダイアモンドホール 18:00/19:00
7月16日(金)  新潟LOTS         18:30/19:00
7月17日(土)  金沢8HALL         17:30/18:00
7月19日(月・祝)Zepp Sendai        17:00/18:00

京都在住の者にとっては、やはりKYOTO MUSEは外せない。そして翌日には大阪公演もある。演奏曲目はおそらくすべての公演で同じであるから2回も観なくてもいいかなとも思う。新作の出来を見てから決めたいが、ファンクラブなどはもう先行予約を受け付けている。会員である人に頼んで取ってもらおうかと考えている最中である。

(本日聴いたCD)
ジャクソン・ブラウン「孤独なランナー」 
4月7日は今年2枚目のシングル発売、そしてそれに続いてアルバムも発表されるBONNIE PINKであるが、ツアー日程も決まったという。ファンクラブの会報における発表なので詳しい情報はわからないけれど、2公演しかなかった前回にくらべて規模も大きくなり、しかも京都公演もあるという。

京都といえば、00年の「Let go」発売時におこなわれたツアー以来、4年ぶりのことである。またKYOTO MUSEでおこなうだろうか。ともかく、大阪まで行かずに観られるのは助かる。仕事が入らないことを願う。
まもなく新曲が出る彼女のこのCDを引っ張りだした。思い入れのある曲があるわけでもないし、何か強烈な個性があるわけでもないが、すーっと聴き通してしまうアルバムだ。おそらく今年もライブ活動はあると期待されるが、何度観られるだろうか。ちなみに去年は無料・有料あわせて4回観ている。

太陽の塔

2003年4月3日 BONNIE PINK
休みをとって、12時から阪急烏丸駅から万博公園に向かう。平日になぜ万博公園に行くというのも我ながらおかしいと思うが、FM802の公開ラジオでBONNIE PINKが出演するというのだから仕方ない。

モノレールに乗って万博公園前駅に近付いていくと、太陽の塔と桜並木が目に飛び込んでくる。平日の昼間、しかもあんな交通の便の悪い万博公園などに人がいるのかと行く前は思っていた。しかし、予想に反して人がいっぱいである。花見のために大勢の人が集まっているのだ。

ラジオ番組は、太陽の塔の西側にある芝生の広場で行われた。BONNIEの他、つじあやの、アナム&マキもそれぞれ3曲演奏する。すべての演奏を見てから京都に帰る。用事があって、6時半に会社に行き11時までいる羽目になった。そのまま会社の人とちょっと飲む。地下鉄もバスもすでに無い時間なので、歩いて部屋に戻った。
昨日の大阪公演に続き、午後2時から京都FM局であるα-stationの公開録音ということでBONNIE PINKの無料ライブを観に行く。12時くらいから室町広場に陣取ろうと思っていたが、実際のところは11時半ごろには京都駅前に着く。それでも前方のにはそこそこ人がいた。

くわしい話はまた別のところで書くつもりだが、今日のステージは本当に素晴らしいものだった。はっきりいって昨日の大阪公演より数段良かった。しかし、BONNIE三昧の2日が終わりちょっと寂しい気分になっている。

終わった後、顔見知りの人たちとイノダコーヒーでしばし談笑した。

(本日聴いたCD)
BONNIE PINK「PRESENT」、ポール・ウェラー「イルミネーション」、ヨ・ラ・テンゴ「サマー・サン」
午前中は京都市美術館で行われている「南画院展」に行く。どういう展覧会かもわからず行ってみたが、水墨画の作品ばかりが展示されていた。作風は色々あり、いわゆる水墨画というようなものもあれば、マンガの下書きのような作品もあった。

昼を済ませた後は、高島屋で「アイロス・カリジェ」展へ行く。今年で生誕100周年のスイスの絵本作家だそうだが、本当にざっと見て、一旦家に戻る。それから夕方、なんばHatchにて待望のBONNIE PINK大阪公演を見る。なんというか感想を述べるのが難しい部分の多いライブだった。終わった後、顔みしりとちょっと談笑をする。家に帰ったのは日付けが変わってからの0時半くらいだった。

(本日聴いたCD)
BONNIE PINK「Let go」「PRESENT」

お化け

2003年3月28日 BONNIE PINK
夜、見覚えのないアドレスから携帯メールが届いた。中身といえば、

「3月30日(日)、京都駅ビルにボニーピンク来るで。入場無料。ただし、入場制限あり。知ってた?」

というものだった。2回ほど「どちらさまですか?」とメールを送ってみたが、返事はまだ来ていない。この携帯のアドレスを知っている人は非常に限られていて、教えた人はたいていアドレス帳に登録している。「間違って送られたのでは?」とメッセンジャーをしていた人に言われたが、それにしてはBONNIE PINKの情報であるし、偶然とは考えにくい。

とりあえず、その不明アドレスには「お化け」という名前にしてアドレス帳に入れた。しかし、30日は入場制限があるのは知らなかった。が、制限されるほど人は来るかなあ。

(本日聴いたCD)
BONNIE PINK「PRESENT」

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