放〜至楽〜(eastern youthほか)ライブ・レポート
2005年6月26日 ライブ・レポート全国的に猛暑が続いている中、京都市内も例外ではなかった。こんな日に京大西部講堂で「放〜至楽〜」というイベントでeastern youthが出るというので見に行った。しかし開場時間が午後2時で、開演が午後3時からである。
6組もミュージシャンが出て、eastern youthは最後である。現地に行くとタイム・テーブルが置いてあったので見ると、なんと7時45分となっている。2時から待っていたとしたら6時間近くかかる。この炎天下でそこまでしていられないと判断し、いったん部屋に戻って午後5時半ごろ再び会場に来た。すでに客がいっぱいかもしれないと思いながら中に入ったら、それほど人はいなかった。せいぜい100〜150人くらいだろう。ちょうど入った時に、東京のnemoというバンドが演奏を始めるころだった。「eastern youthじゃありません」といったバンドのメンバーの一人は、確かに丸坊主だった。ひたすらノイズを出し、そこにほとんど絶叫という感じのボーカルが入るというスタイルで、40分ほどの演奏に付き合うのは正直いって辛かった。途中から参加したのはつくづく正解だったといえる。
nemoが終わってから続々と人が入ってくる。無戒秀徳アコースティックエレクトリックの登場である。eastern youthよりもこちらを目当てにした人が多かったのかもしれない。私は01年のスーパーチャンクの前座で観たナンバーガール以来である。現在のバンドであるZAZEN BOYSと何が違うかといえば、無戒ひとりだけですべて演奏している。基本はアコースティック・ギターやエレキ・ギターによいるトーキング・ブルースという感じだったが、女性をステージに上げて「無戒ちゃんステキ」などとマイクでしゃべらせた声を編集して使ったりと即興的な部分も取り入れていた。こちらも40分くらいの演奏だった。
それから20分ほどのセット・チャンジがあり、ついにeastern youth の出番である。いつのまにか人も200人くらいにふくれあがっている。
「長〜い長い、暑〜い暑い1日。ようやく日が暮れました。あと1バンドお付き合いください。」という吉野のMCで1曲目”砂塵の彼方へ”が始まった。最初は、さきほどの無戒秀徳よりも音が悪く感じる部分もあったが、2曲目の”黒い太陽”あたりからだんだん調子があがってくる。会場が暑くて、去年の同じ頃に神戸のような出来の悪いライブになりそうな不安はすぐに払拭された。
アンコールの時に吉野が、このイベントは女の子2人で実質仕切っていることに触れて、回数を重ねて西部講堂まで行ったのは凄いと彼女らを讃えて”夏の日の午後”を演奏した。その時にダイブをした人が出てきたので、ダイブなどが嫌いな吉野にはどう映ったのだろうかと不安になった。
曲目については以下を記すが、”今日”を除いてはすでに聴いたことのある曲ばかりだった。”黒い太陽”は私の行ったすべてのライブで聴いたような気がする。最近のeastern youthのライブで気になるのは演奏する曲目が限定されている点である。私のように飽きもせず彼らのライブに喜べるような人以外は、ライブ会場から遠ざかっていっているような気がしてならない。ともかく8月の大阪でのライブもチケットをすでに取っている。
(演奏曲目)
(1)砂塵の彼方へ
(2)黒い太陽
(3)今日
(4)雨曝しなら濡れるがいいさ
(5)いずこへ
(6)敗者復活の歌
(7)矯正視力〇・六
(8)スローモーション
(9)Don Quijote
(10)夜明けの歌
<アンコール>
(11)夏の日の午後
6組もミュージシャンが出て、eastern youthは最後である。現地に行くとタイム・テーブルが置いてあったので見ると、なんと7時45分となっている。2時から待っていたとしたら6時間近くかかる。この炎天下でそこまでしていられないと判断し、いったん部屋に戻って午後5時半ごろ再び会場に来た。すでに客がいっぱいかもしれないと思いながら中に入ったら、それほど人はいなかった。せいぜい100〜150人くらいだろう。ちょうど入った時に、東京のnemoというバンドが演奏を始めるころだった。「eastern youthじゃありません」といったバンドのメンバーの一人は、確かに丸坊主だった。ひたすらノイズを出し、そこにほとんど絶叫という感じのボーカルが入るというスタイルで、40分ほどの演奏に付き合うのは正直いって辛かった。途中から参加したのはつくづく正解だったといえる。
nemoが終わってから続々と人が入ってくる。無戒秀徳アコースティックエレクトリックの登場である。eastern youthよりもこちらを目当てにした人が多かったのかもしれない。私は01年のスーパーチャンクの前座で観たナンバーガール以来である。現在のバンドであるZAZEN BOYSと何が違うかといえば、無戒ひとりだけですべて演奏している。基本はアコースティック・ギターやエレキ・ギターによいるトーキング・ブルースという感じだったが、女性をステージに上げて「無戒ちゃんステキ」などとマイクでしゃべらせた声を編集して使ったりと即興的な部分も取り入れていた。こちらも40分くらいの演奏だった。
それから20分ほどのセット・チャンジがあり、ついにeastern youth の出番である。いつのまにか人も200人くらいにふくれあがっている。
「長〜い長い、暑〜い暑い1日。ようやく日が暮れました。あと1バンドお付き合いください。」という吉野のMCで1曲目”砂塵の彼方へ”が始まった。最初は、さきほどの無戒秀徳よりも音が悪く感じる部分もあったが、2曲目の”黒い太陽”あたりからだんだん調子があがってくる。会場が暑くて、去年の同じ頃に神戸のような出来の悪いライブになりそうな不安はすぐに払拭された。
アンコールの時に吉野が、このイベントは女の子2人で実質仕切っていることに触れて、回数を重ねて西部講堂まで行ったのは凄いと彼女らを讃えて”夏の日の午後”を演奏した。その時にダイブをした人が出てきたので、ダイブなどが嫌いな吉野にはどう映ったのだろうかと不安になった。
曲目については以下を記すが、”今日”を除いてはすでに聴いたことのある曲ばかりだった。”黒い太陽”は私の行ったすべてのライブで聴いたような気がする。最近のeastern youthのライブで気になるのは演奏する曲目が限定されている点である。私のように飽きもせず彼らのライブに喜べるような人以外は、ライブ会場から遠ざかっていっているような気がしてならない。ともかく8月の大阪でのライブもチケットをすでに取っている。
(演奏曲目)
(1)砂塵の彼方へ
(2)黒い太陽
(3)今日
(4)雨曝しなら濡れるがいいさ
(5)いずこへ
(6)敗者復活の歌
(7)矯正視力〇・六
(8)スローモーション
(9)Don Quijote
(10)夜明けの歌
<アンコール>
(11)夏の日の午後
カエターノ・ウ゛ェローゾ大阪公演
2005年5月15日 ライブ・レポート先日のノラ・ジョーンズのライブからすでに1ヶ月が過ぎてしまった。今日はフェスティバルホールでブラジルの巨匠ミュージシャンであるカエターノ・ヴェローゾを観に大阪に出かけた。私の聴く音楽の範囲はかなり限定されているので、ラテンやボサノヴァなどにはまるっきり素養がない。最近出た彼のベスト・アルバムをざっと聴いただけであり、ついに1曲も覚えぬまま会場に来てしまった。しかも、何の間違いか最前列の席である。嬉しいけれど居心地の悪い感じはぬぐえない。
ステージには幕が下がっている。開演時間を5分ほど過ぎてそれが上がると、バンドはすでに陣取っており、カエターノも中央で椅子にこしかけていた。1曲目は”我が歌 我が人生”という私が買ったベスト・アルバムの最初の曲である。これで自分の知っている曲がなくなってしまった。続く2曲目は、曲が始まった時点ではわからなかった。しばらく聴いていて、気づいた。それはなんとポール・アンカの”ダイアナ”のカバーである。その時に、さらに大事なことに気づいた。カエターノはつい最近、アメリカのミュージシャンの曲のカバー集を発表しているのである。”ダイアナ”もそのレパートリーの一つなのだろう。ベストよりもこのカバー集を聴いた方が良かったかもしれない。そして、4曲目はギターが鳴ると客席から拍手が起きる。ニルヴァーナの”カム・アズ・ユー・アー ”である。ポール・アンカからニルヴァーナまで時代の開きが40年くらいあるだろう。
オリジナル曲はどんなものがあったのか記せないけれど、曲が起こるたびに客席から拍手が起こった。それも、ほとんど全ての曲においてある。そこから察するに、代表曲ばかり演奏したのだろうか。カエターノの曲についてほとんど知らないので何とも言えないのは情けない。しかし、そんなお客の態度を観るにつれ、日本にもずいぶん熱心な彼のファンがいるのだなと感じた。アンコールではエルヴィス・プレスリーの”ラヴ・ミー・テンダー”などを演奏し、あわせて2時間ほどのステージだった。
ライブ全編を通して一番印象的だったのは、柔らかいけれど激しい演奏にも負けない彼の歌声だった。60年代からブラジル音楽の第一線で活躍してきたのはダテではない。ほとんど予備知識がなかったので眠るのではないかと心配だったが、予想以上に楽しめるステージだった。
ステージには幕が下がっている。開演時間を5分ほど過ぎてそれが上がると、バンドはすでに陣取っており、カエターノも中央で椅子にこしかけていた。1曲目は”我が歌 我が人生”という私が買ったベスト・アルバムの最初の曲である。これで自分の知っている曲がなくなってしまった。続く2曲目は、曲が始まった時点ではわからなかった。しばらく聴いていて、気づいた。それはなんとポール・アンカの”ダイアナ”のカバーである。その時に、さらに大事なことに気づいた。カエターノはつい最近、アメリカのミュージシャンの曲のカバー集を発表しているのである。”ダイアナ”もそのレパートリーの一つなのだろう。ベストよりもこのカバー集を聴いた方が良かったかもしれない。そして、4曲目はギターが鳴ると客席から拍手が起きる。ニルヴァーナの”カム・アズ・ユー・アー ”である。ポール・アンカからニルヴァーナまで時代の開きが40年くらいあるだろう。
オリジナル曲はどんなものがあったのか記せないけれど、曲が起こるたびに客席から拍手が起こった。それも、ほとんど全ての曲においてある。そこから察するに、代表曲ばかり演奏したのだろうか。カエターノの曲についてほとんど知らないので何とも言えないのは情けない。しかし、そんなお客の態度を観るにつれ、日本にもずいぶん熱心な彼のファンがいるのだなと感じた。アンコールではエルヴィス・プレスリーの”ラヴ・ミー・テンダー”などを演奏し、あわせて2時間ほどのステージだった。
ライブ全編を通して一番印象的だったのは、柔らかいけれど激しい演奏にも負けない彼の歌声だった。60年代からブラジル音楽の第一線で活躍してきたのはダテではない。ほとんど予備知識がなかったので眠るのではないかと心配だったが、予想以上に楽しめるステージだった。
ロン・セクスミス大阪公演
2004年9月29日 ライブ・レポートとりあえず、演奏曲目だけを記す。
〔演奏曲目〕
(1)Up The Road
(2)Hard Bargain
(3)Imaginary Friends
(4)One Grey Morning
(5)Words We Never Use
(6)Not About To Lose
(7)Strawberry Blonde
(8)From Now On
(9)I Know It Well
(10)Gold In Them Hills
(11)Tomorrow In Her Eyes
(12)?(レイ・チャールズのカバー)
(13)Thinking Out Loud
(14)This Song
(15)In A Flash
(16)Dandelion Wine
(17)Average Joe
(18)These Days
(19)Tears Behind The Shade
(20)Tell Me Again
(21)Whatever It Takes
(22)Former Glory
<アンコール1>
(23)How On Earth
(24)Cheap Hotel
(25)There’s A Rhythm
(26)Happiness
<アンコール2>
(27)Riverbed
〔演奏曲目〕
(1)Up The Road
(2)Hard Bargain
(3)Imaginary Friends
(4)One Grey Morning
(5)Words We Never Use
(6)Not About To Lose
(7)Strawberry Blonde
(8)From Now On
(9)I Know It Well
(10)Gold In Them Hills
(11)Tomorrow In Her Eyes
(12)?(レイ・チャールズのカバー)
(13)Thinking Out Loud
(14)This Song
(15)In A Flash
(16)Dandelion Wine
(17)Average Joe
(18)These Days
(19)Tears Behind The Shade
(20)Tell Me Again
(21)Whatever It Takes
(22)Former Glory
<アンコール1>
(23)How On Earth
(24)Cheap Hotel
(25)There’s A Rhythm
(26)Happiness
<アンコール2>
(27)Riverbed
イースタン・ユース京都公演
2004年9月13日 ライブ・レポートとりあえず、演奏曲目だけ。
〔演奏曲目〕
(1)DON QUIJOTE
(2)無用之助
(3)スローモーション
(4)JET MAN
(5)暁のサンタマリア
(6)矯正視力〇・六
(7)敗者復活の歌
(8)夜更けと蝋燭の灯
(9)雨曝しなら濡れるがいいさ
(10)何処へ
(11)街はふるさと
<アンコール>
(12)踵鳴る
(13)夜明けの歌
〔演奏曲目〕
(1)DON QUIJOTE
(2)無用之助
(3)スローモーション
(4)JET MAN
(5)暁のサンタマリア
(6)矯正視力〇・六
(7)敗者復活の歌
(8)夜更けと蝋燭の灯
(9)雨曝しなら濡れるがいいさ
(10)何処へ
(11)街はふるさと
<アンコール>
(12)踵鳴る
(13)夜明けの歌
「晴れ女」の面目躍如
2004年8月19日 ライブ・レポート近畿は台風が心配されていた今日、「LIFE SIZE ROCK」というFM802のイベントにBONNIE PINK(他には、air drive、セカイイチ、堂島孝平、GO!GO!7188が出演)が出るので観に行った。会場のなんがHatchでライブを観ている間は雨が降っていたようだが、行きと帰りは結果として雨にたたられることはなかった。
BONNIEがMCで先日の「ライジング・サン・ロックフェスティバル」に出演したときのことを少し触れていた。フェスティバル当日は雨模様だったのに自分が出たときは晴れだったという。そういえば、彼女のライブの時に雨だったという記憶はない。今日もそうだった。
バンドは、アイゴン、奥野真哉に、ウッド・ベースとパーカッションというアコースティックな編成だった。ウッド・ベースはグレイト3のメンバーと紹介されていたベースの男性は髪を三つ編みにしていて不気味だった。パーカッションの男性も妙な雰囲気の人で、されにアイゴンなども加わっていたので、なんだか濃いバンドの印象を持つ。
アコースティックなのでさぞかし歌が際立つかと期待していたけれど、実際はなんだか奇妙なアレンジの方が前面に出ていてそれほどでもない。歌もバンドもツアーの時の方が良かった。それでも”Wildfower”に続く後半の3曲は歌がそれなりに主張されていたように感じる。セットリストは以下の通りである。
・Evil And Flowers
・Fish
・Heaven’s Kitchen
・Passive-Progressivism
・Wildflower
・Tonight,The Night
・Private Laughter
約40分、ライジング・サンと1曲違いのセット・リストである。ちなみに、公式サイトでこれを載せたら削除されたことも付け加えておきたい。翌日の名古屋公演との兼ね合いもあり消されたのだろうか。ちょっと気まずい。
BONNIEがMCで先日の「ライジング・サン・ロックフェスティバル」に出演したときのことを少し触れていた。フェスティバル当日は雨模様だったのに自分が出たときは晴れだったという。そういえば、彼女のライブの時に雨だったという記憶はない。今日もそうだった。
バンドは、アイゴン、奥野真哉に、ウッド・ベースとパーカッションというアコースティックな編成だった。ウッド・ベースはグレイト3のメンバーと紹介されていたベースの男性は髪を三つ編みにしていて不気味だった。パーカッションの男性も妙な雰囲気の人で、されにアイゴンなども加わっていたので、なんだか濃いバンドの印象を持つ。
アコースティックなのでさぞかし歌が際立つかと期待していたけれど、実際はなんだか奇妙なアレンジの方が前面に出ていてそれほどでもない。歌もバンドもツアーの時の方が良かった。それでも”Wildfower”に続く後半の3曲は歌がそれなりに主張されていたように感じる。セットリストは以下の通りである。
・Evil And Flowers
・Fish
・Heaven’s Kitchen
・Passive-Progressivism
・Wildflower
・Tonight,The Night
・Private Laughter
約40分、ライジング・サンと1曲違いのセット・リストである。ちなみに、公式サイトでこれを載せたら削除されたことも付け加えておきたい。翌日の名古屋公演との兼ね合いもあり消されたのだろうか。ちょっと気まずい。
ONE NITE SUMMERTIME BLUES 2004
2004年8月12日 ライブ・レポートeプラスからのメールでタイトルのイベントの招待に当選したので、会場のなんばHatchに行く。出演するミュージシャンがなかなか豪華なので招待ならば行きたいと思い申し込んだ。自分と同じ考えの人が多かったようで、招待者の受付をするところは150人から200人は並んでいた。今夜出演した4組のミュージシャンを観た感想を以下に記す。
・THEイナズマ戦隊
メンバー4人の3人が大阪出身のバンドで、観た感じではウルフルズのように客を煽って楽しませることを心情をしているようだ。しかしトータス松本やウルフルケイスケのようなキャラクターの濃さがいまひとつメンバーからは感じられない。演奏している姿もMCも垢抜けていなく、大昔に深夜テレビで放送されていた「イカ天」に出ていた人たちをなんだか思い出してしまった。
・押尾コータロー
アコースティック・ギタリスト。この出演者の中に自分がなぜいるのか、と本人は言っていた。“戦場のメリークリスマス”をギター一本で演奏していたのも良かったけれど、圧巻だったのは押尾一人による「メンバー紹介」で、ベース、ベンチャーズ、エレキ・ギター、ドラムスと、エレアコ一本で実にさまざまな音を出していたのには驚かされる。また、チューニングなどの途中で“禁じられた遊び”や、水戸黄門やゲゲゲの鬼太郎のテーマ曲、さらには「スーパーマリオブラザーズ」のスタート時の音楽なども出して観客を喜ばせていた。
・エレファント・カシマシ
なんと結成が81年だからもうキャリアは20年以上になるのか。宮本浩次は38歳である。ヘヴィな演奏をバックにガナりたてる彼らのスタイルはいまいち魅力を感じない。彼らの最初のヒット曲である“悲しみの果て”を聴けたのは良かった。この曲のような歌う形の方が自分には好みである。
・麗蘭
仲井戸麗市と土屋公平を生で観るのは、こういう機会がなければなかったと思う。スライド・ギターやオープン・チューニングなど渋い演奏ばかりで、最初はいまいちピンと来なかった。しかし中盤のブルース・ギターの演奏、またソウルやブルースの巨人の名前を何十人も口にする“今夜はR&Bを・・・”などには引き込まれた。
ものすごく好きな人がいたわけではないけれど、ドリンク代500円だけで観られたのはお得である。ただ、3時間半以上立っていたので、最後は足が痛かった。
・THEイナズマ戦隊
メンバー4人の3人が大阪出身のバンドで、観た感じではウルフルズのように客を煽って楽しませることを心情をしているようだ。しかしトータス松本やウルフルケイスケのようなキャラクターの濃さがいまひとつメンバーからは感じられない。演奏している姿もMCも垢抜けていなく、大昔に深夜テレビで放送されていた「イカ天」に出ていた人たちをなんだか思い出してしまった。
・押尾コータロー
アコースティック・ギタリスト。この出演者の中に自分がなぜいるのか、と本人は言っていた。“戦場のメリークリスマス”をギター一本で演奏していたのも良かったけれど、圧巻だったのは押尾一人による「メンバー紹介」で、ベース、ベンチャーズ、エレキ・ギター、ドラムスと、エレアコ一本で実にさまざまな音を出していたのには驚かされる。また、チューニングなどの途中で“禁じられた遊び”や、水戸黄門やゲゲゲの鬼太郎のテーマ曲、さらには「スーパーマリオブラザーズ」のスタート時の音楽なども出して観客を喜ばせていた。
・エレファント・カシマシ
なんと結成が81年だからもうキャリアは20年以上になるのか。宮本浩次は38歳である。ヘヴィな演奏をバックにガナりたてる彼らのスタイルはいまいち魅力を感じない。彼らの最初のヒット曲である“悲しみの果て”を聴けたのは良かった。この曲のような歌う形の方が自分には好みである。
・麗蘭
仲井戸麗市と土屋公平を生で観るのは、こういう機会がなければなかったと思う。スライド・ギターやオープン・チューニングなど渋い演奏ばかりで、最初はいまいちピンと来なかった。しかし中盤のブルース・ギターの演奏、またソウルやブルースの巨人の名前を何十人も口にする“今夜はR&Bを・・・”などには引き込まれた。
ものすごく好きな人がいたわけではないけれど、ドリンク代500円だけで観られたのはお得である。ただ、3時間半以上立っていたので、最後は足が痛かった。
大阪城野外音楽堂とクラムボンとシャボン玉
2004年7月17日 ライブ・レポート時々、eプラスや「ぴあ」で「ライブに御招待します」というメールが届くことがある。今回クラムボンのそれに応募したら、当選してしまったので、せっかくだから行くことにした。
クラムボンは女性一人と男性二人のバンドだ。メンバーが出会ったのは95年で、出したアルバムも7枚と、けっこうキャリアのある人たちである。音楽のスタイルについて云々いえないけれど、ボーカルをとる原田 郁子の声質は、歌い方はまったく異なるけれど、矢野顕子を連想させる。
午後3時半ごろ、会場である大阪城野外音楽堂に着く。当日券売場に行って招待ライブ当選メールのコピーを渡したら、チケットと交換してくれた。入り口ではビラの他にシャボン玉も渡される。どこかの場面で使うのだろうか。席はL列の右側で会場の真ん中くらいで悪い席ではない。しかし無料で招待してくれるだけあって、自分より後ろはほとんど人がいない。入りは半分かそれ以下というところだろう。
お客がそのくらいの入りのまま開演時間の4時半になり、クラムボンの3人が現れてライブが始まった。クラムボンについて1曲も知らないし、あまり起伏の無い進行だったので、最初はしっかり聴いていたけれど後半はシャボン玉ばかり吹いていた。しかし、会場からひっきりなしにシャボン玉が飛んでくる光景は、ステージにいた3人が言うように非常にきれいなものだった。2時間半のライブだったけれど、開演時間が早かったので19時には終わった。
(本日聴いたCD)
渡辺美里「Blue Buttefly」
クラムボンは女性一人と男性二人のバンドだ。メンバーが出会ったのは95年で、出したアルバムも7枚と、けっこうキャリアのある人たちである。音楽のスタイルについて云々いえないけれど、ボーカルをとる原田 郁子の声質は、歌い方はまったく異なるけれど、矢野顕子を連想させる。
午後3時半ごろ、会場である大阪城野外音楽堂に着く。当日券売場に行って招待ライブ当選メールのコピーを渡したら、チケットと交換してくれた。入り口ではビラの他にシャボン玉も渡される。どこかの場面で使うのだろうか。席はL列の右側で会場の真ん中くらいで悪い席ではない。しかし無料で招待してくれるだけあって、自分より後ろはほとんど人がいない。入りは半分かそれ以下というところだろう。
お客がそのくらいの入りのまま開演時間の4時半になり、クラムボンの3人が現れてライブが始まった。クラムボンについて1曲も知らないし、あまり起伏の無い進行だったので、最初はしっかり聴いていたけれど後半はシャボン玉ばかり吹いていた。しかし、会場からひっきりなしにシャボン玉が飛んでくる光景は、ステージにいた3人が言うように非常にきれいなものだった。2時間半のライブだったけれど、開演時間が早かったので19時には終わった。
(本日聴いたCD)
渡辺美里「Blue Buttefly」