京都のあちらこちらでライトアップがされているこの桜の季節である。先日の祇園に続いて、今晩は二条城のライトアップを観に行った。城壁をスクリーンにして、障壁画などの映像を映していてなかなか凝った演出をしているなと感心した。

しかし実際に中に入ってみると城内はことのほか暗いのだ。考えてみれば二条城は広いので隅々まで明るくするのは困難である。人の歩くところは行灯のようなライトが道の両端に点々と並べられていた。ライトアップされた桜は確かにきれいだったけれど、夜のお城は無気味である。

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