中古CDめぐりをしている方なら同意してくれるだろうが、ブックオフは安いところではない。ただ、知る人は知っているようなCDに割安な値段がつけられている場合もままある。そういうことの起きる理由はおそらく、CDの価値を知らない店員が多いからだろう。

今日の夜に烏丸鞍馬口のブックオフでCDを物色していたら、洋楽コーナーに、フリクションの95年のアルバム「ゾーン・トリッパー」が置いているのが目に止まった。

フリクションは、日本のパンク・ロックやニュー・ウェーヴといった音楽に詳しい方ならまず知っているが、78年のニューヨークのアンダーグラウンドな部分で渦巻いていた「No Wave」という音楽ムーヴメントを体験したレックとヒゲが中心となり、79年に東京へ戻って結成したのがフリクションである。れっきとした日本人のバンドなんだけどなあと、呆れながら棚に乗っているアルバムを見ていた。

しかしこれを機会に思い出したが、フリクションも「ゾーン・トリッパー」以来、アルバムをもう9年も出していないことになる。実は密かに彼らがまた活動を再会することを密かに願っているのだが、もう活動は無いのだろうか。レックはぽつぽつと活動をしているけれど、もうフリクションとしての活動は意味がないのだろうか。彼らの代表作「軋轢」(80年)での凄まじいバンドの音に衝撃を受けた者としては、生で一度は体験してみたいのだが。

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