評価しがたい新作「Blue Butterfly」
2004年7月13日 CD評など昼休みを利用してJEIGIAに行き、渡辺美里の新作アルバム「Blue Butterfly」を買う。通算21枚の新作だとCDの帯には書かれている。
昼休みの間に3曲聴いて、仕事を終えて部屋に戻ってからざっと残りの曲を聴いてみた。率直な感想を言えば傑作とは言いがたい出来である。いろいろと新たな試みをしている部分も感じられる一方で、肝心の彼女の歌がいまいち発揮されていない点も否定できないのだ。かつての彼女は多少の楽曲の出来の悪さも補うほどの歌唱力を持っていたけれど、いまはそうした力が確実に落ちている。新作を聴くたびにそれを再認識してしまうので辛い。
ただ、非常に気にいっている曲もいくつかある。一つは3曲目の「茉莉花〜ジャスミン〜」で、西武ドームなどのライブで共演していたチェン・ミンの二胡、歌詞の節々に出てくる中国語などがアジア的な雰囲気をうまく演出している。渡辺美里がどうということを抜きにしても素晴らしい曲だと思う。また9曲目の「Heart Of Gold」は静かなイントロで始まりだんだんと盛り上がっていくいかにも彼女らしい曲で、西武ドームや秋のツアーで聴けるのが楽しみだ。
この2曲を聴きたいがために、前作「ORANGE」や前々作「ソレイユ」よりはアルバムをよくかけそうな気はする。
昼休みの間に3曲聴いて、仕事を終えて部屋に戻ってからざっと残りの曲を聴いてみた。率直な感想を言えば傑作とは言いがたい出来である。いろいろと新たな試みをしている部分も感じられる一方で、肝心の彼女の歌がいまいち発揮されていない点も否定できないのだ。かつての彼女は多少の楽曲の出来の悪さも補うほどの歌唱力を持っていたけれど、いまはそうした力が確実に落ちている。新作を聴くたびにそれを再認識してしまうので辛い。
ただ、非常に気にいっている曲もいくつかある。一つは3曲目の「茉莉花〜ジャスミン〜」で、西武ドームなどのライブで共演していたチェン・ミンの二胡、歌詞の節々に出てくる中国語などがアジア的な雰囲気をうまく演出している。渡辺美里がどうということを抜きにしても素晴らしい曲だと思う。また9曲目の「Heart Of Gold」は静かなイントロで始まりだんだんと盛り上がっていくいかにも彼女らしい曲で、西武ドームや秋のツアーで聴けるのが楽しみだ。
この2曲を聴きたいがために、前作「ORANGE」や前々作「ソレイユ」よりはアルバムをよくかけそうな気はする。
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