太陽

2004年12月30日
午後3時ごろ、京阪電車に乗って大阪へ向かった。今年最後のライブ、佐野元春を観るためである。

ライブの予習のため、車中で最新作アルバム「The Sun」を歌詞カードを観ながら聴いていた。自分の中で「The Sun」という作品は、魅力的な部分もある一方で、なんだか物足りなく感じるのも否定できない、そういう作品である。

しかし、最後に入っている「太陽」という曲には非常に心を動かされた。「太陽」は、愛する人に夢を見る力を与えるようにと「God」に祈るという内容だと自分では解釈している。

あのスマトラの津波のような出来事を目の当たりにすると、人間の力ではどうすることもできないという思いばかりが浮かんでくる。そして、できることといったら祈ることくらいなのだろうか、などと「太陽」を聴きながら考えていた。京阪電車の窓から映る西日を眺めながら、何度も「太陽」を聴いていた。

「太陽」は今年のベスト・ソングである。

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