最後に、おそらくファンには不満いっぱいであろう「LOVE WITH YOU」と題した3枚目についてである。

1 悲しいボーイフレンド
2 跳べ 模型ヒコーキ
3 素顔
4 彼女
5 小指
6 37.2℃ (夢みるように うたいたい)
7 One More Kiss
8 キャッチボール
9 I Wish
10 悲しいくちづけ
11 Amagumo
12 男の子のように
13 バースデイ
14 Breath
15 風になれたら


まず、アルバムの内訳も見てみよう。

「eyes」(85年)から1曲
「lovin’ you」(86年)から1曲
「Breath」(87年)から2曲
「Flower bed」(89年)から1曲
「Tokyo」(90年)から1曲
「Baby Faith」(94年)から1曲
「Spirits」(96年)から1曲
「ハダカノココロ」(98年)から3曲
「Orange」(03年)から2曲
「Blue Buttefly」(04年)から2曲

となっている。

ディスク3を持ってきた意図はなんとなくわかる。ディスク1のファン投票では80年代の曲ばかりが集まり最近の楽曲は入っていない。そのバランスを取るため、こうした選曲がなされたのではないだろうか。

せっかく3枚組のベストを出すのだから、90年代後半や21世紀に出た作品を入れたいというのは理解できる。しかし、他に入れる曲はあったのではないかという疑問は消えない。最近の作品にはかつてほどの精彩は無いとはいえ、”あなたのすきな歌”とか”egoism”とか”Heart of Gold”とか、それでも他に入れるべき曲があるではないか。

”悲しいボーイフレンド”や”バースデイ”などが入っていることから考えると、「隠れた名曲」という位置づけができるかもしれない。それならば”君の弱さ”や”Love is magic”や”Promise”のようなアルバム未収録曲を入れてほしかった。いまの3曲はファン投票でも上位に入りそうだった曲でもあったのだから。

いずれにしても、ディスク3によってずいぶんと中途半端なベスト・アルバムに見えてしまうことは残念でならない。ファンの不満が拭えるのはデビュー25周年記念ベスト・アルバムでも出るときだろうか。

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