ブルース・スプリングスティーン
2005年7月8日 CD評など6月22日にブルース・スプリングスティーンの旧作6枚が紙ジャケットで再発された。初期のスプリングスティーン、特に3枚目の「明日なき暴走」(75年)が大好きで、これはよい機会と全てのアルバムを集めた。
自分の中でスプリングスティーンの最も好きなアルバムは「明日なき暴走」に変わりはないけれど、いま一番よく聴いているのはデビュー・アルバムの「アズベリー・パークからの挨拶」(72年)である。このアルバムの解説の中で、
「俺はいっぺんに信じられないほどの多くのものを放出した。ひとつひとつの歌に百万のものが詰めこまれた。どれも30分、ないし15分くらいでいっきに書きあげた。どこからあんなアイディアが出てきたのか自分でも分からない。一週間くらいかけてつくった歌もあるにはあるが、ほとんどエネルギーの噴出にまかせていっきに書いたんだ」
というスプリングスティーン自身の発言が載せられている。確かに1曲目の”光で目もくらみ(BLINDED BY THE LIGHT)”から始まる全9曲にはどれも凄まじいエネルギーにあふれている。メディアからは「新しいボブ・ディラン」と形容されたような言葉数の多い歌詞も特徴的だが、フォーク・ロックともロックン・ロールともいえない不思議な音楽性がこのアルバムにはある。
驚くことに、いまだに作品の力が失っていないのだ。発表されてから30年以上経つというのに、いまさっき完成されたような熱っぽさが感じられる。そして、パンクやヒップ・ホップとやテクノいったジャンルの音楽が現れた時にも劣らない衝撃がこの作品に入っていると思う。
自分の中でスプリングスティーンの最も好きなアルバムは「明日なき暴走」に変わりはないけれど、いま一番よく聴いているのはデビュー・アルバムの「アズベリー・パークからの挨拶」(72年)である。このアルバムの解説の中で、
「俺はいっぺんに信じられないほどの多くのものを放出した。ひとつひとつの歌に百万のものが詰めこまれた。どれも30分、ないし15分くらいでいっきに書きあげた。どこからあんなアイディアが出てきたのか自分でも分からない。一週間くらいかけてつくった歌もあるにはあるが、ほとんどエネルギーの噴出にまかせていっきに書いたんだ」
というスプリングスティーン自身の発言が載せられている。確かに1曲目の”光で目もくらみ(BLINDED BY THE LIGHT)”から始まる全9曲にはどれも凄まじいエネルギーにあふれている。メディアからは「新しいボブ・ディラン」と形容されたような言葉数の多い歌詞も特徴的だが、フォーク・ロックともロックン・ロールともいえない不思議な音楽性がこのアルバムにはある。
驚くことに、いまだに作品の力が失っていないのだ。発表されてから30年以上経つというのに、いまさっき完成されたような熱っぽさが感じられる。そして、パンクやヒップ・ホップとやテクノいったジャンルの音楽が現れた時にも劣らない衝撃がこの作品に入っていると思う。
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