関西から遥か遠い山口県の友人から、ヤッサ!に行けなくなったので代わりにどうですか、というメールをもらった時は正直なところ迷った。特にウルフルズのファンというわけではないけれど、タダで行けるという話が悪いはずがない。しかし、これは通常のライブではなく大阪万博公園における野外イベントなのだ。しかも、集合時間(12時30分)から開演時間(午後4時)、そしてライブ自体が3時間近くわたるのだから、それなりの覚悟と準備をしなければならない。ヤッサ!は天気との闘いなのだ。しかし、今月の後半は楽しいことな何一つなかったので、彼の好意に甘えてヤッサ!に参戦することにした。

昨年もその友人とヤッサ!には行っているので、だいたいの事情はわかっているつもりだった。前回は12時ごろにはすでに公園に入っていたけれど、今回は後ろでも構わないと思い午後2時すこし前に万博へ到着する。事前に、凍らせたペットボトル2本とレジャーシートを持ってきた。公園の入場券(250円)を買って入園し集合場所に到着するもまだ入場は始まっていなかった。

ヤッサ!は大きくわけて二つのエリアに分かれている。立ち見をする前方の「スタンディングエリア」と、レジャーシートなどを敷いて観る後方の「ピクニックエリア」となっている。私はピクニックエリアの方だった。そしてピクニックエリアはいちばん最後の入場となるので、さらに1時間ほど待たされる。集合場所はアスファルトの広場で地面から生じる熱線はかなりきつい。不覚にもサンダル履きで会場にきたのは失敗だった。それに耐えてやっと3時少し前に会場へ移動する。去年はこの移動の途中でも待たされたが、今年はそんなこともなくスムーズに会場へ入ることができた。ピクニックエリアに入ったのは開演1時間前である。適当な場所を確保して開演を待つ。

そして午後4時10分ごろ、スピーカーから三波春夫の”世界の国からこんにちは”が流れだす。スクリーンには太陽の塔が出てこないし、メンバーも派手に登場するわけでもなく、ゾロゾロと出てきてMCもなく”バンザイ”が始まる。なんだか昨年と違うなと最初から感じる。ウルフルズの熱心なファンでもないのでわかったような解説は避けるけれど、昨年の「ロック・オデッセイ」やヤッサッサ!で観たクドさというか彼らの持ち味は全体的にやや薄めな気がした。私はそうした彼らの体質がいまいち馴染めないのでそれが良かったけれど、ファンはどう感じたのかはわからない。公式サイトの掲示板には、いつもより短く感じた、という書き込みをちらほら見かけたけれど、そうしたことが原因ではないだろうか。

アンコールの最後は”いい女”から”ガッツだぜ”という、いつものライブとは違った終わり方だった。最後の最後でトータス松本は殿様の格好(”ガッツだぜ”のPVの姿)で出てくる最後に花火が何発も打ち上がって3時間近くにわたる今年のヤッサ!が終わった。ライブの途中でトータスが語っていたけれど、今年は”ガッツだぜ”が出てから10年目になるという。つまり、ウルフルズがブレイクしてから10年というわけだ。年々、完売するスピードが上がっているというヤッサ!である。5回、10回とするぞとトータスは力強くMCで言っていた。私は日射病にかかったためか、帰りは頭が痛くてしかたなかった。最後に公式サイトの掲示板で拾った演奏曲目を記す。

<演奏曲目>
(1)バンザイ〜好きでよかった〜
(2)小・中・高・大〜トロフィーをかかげよう〜
(3)ワンダフルワールド
(4)愛してる
(5)あの娘に会いたい
(6)愛がなくちゃ
(7)笑えれば
(8)SUN SUN SUN 95’
(9)大阪ストラット(六甲おろし 風船飛ばし)
(10)僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
(11)暴れだす
(12)新曲
(13)事件だッ!
(14)ええねん
(15)彼女はブルー
(16)サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
(17)バカサバイバー
 
(アンコール1 )
(18)新曲
(19)ウルフルズA・A・Pのテーマ

(アンコール 2)
(20)いい女
(21)ガッツだぜ 

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