浜田省吾「My First Love」
2005年10月8日 CD評など
浜田省吾 星勝 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2005/07/06 ¥3,059光と影の季節
この夜に乾杯!
旅立ちの朝
Thank You
デスク越しの恋
誰かどこかで
I Am A Father
花火
初恋
君と歩いた道(Album Ver.)
ある晴れた夏の日の午後
昔から好きだったという類のミュージシャンではない。あの独特な歌詞の世界や歌声はいまでもそれほど好きなわけではない。しかし01年に出た前作「SAVE OUR SHIP」をふと試聴したのが彼を見直すきっかけだった。いままで彼に対して感じた違和感が無く、その年のベスト・アルバムと思うほど気に入ったものである(長年のファンの評価は今ひとつだったような気もするが)。その時のツアーに行きたかったものの、大阪公演はBONNIE PINKと重なったので行くことはできなかった。あれから4年である。
今回出たアルバムを聴いて、まず気になったのが歌詞である。”I am a father””花火”は、もう家庭も子供も持っている世代への歌である。また”この夜に乾杯””Thank you”あたりはいかにも浜田省吾という世界で、個人的にはあまり共感できるようなものではない。
しかし、”デスク越しの恋””誰かどこかで””君と歩いた夏”など、シンガー・ソングライター然と表現すればよいだろうか、楽曲については実に素晴らしいものが並んでいる。無駄な力の無い自然体の雰囲気であり、それも自分には好みである。
そして特に気に入っているのはタイトル曲の”初恋”だ。これは浜田省吾自身の過去から現在を歌った自伝的な歌詞が綴られている。その中で、ビートルズからボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンやジャクソン・ブラウンなどの名前が出てくる。そして、俺は今でもロックンロールを夢中で追いかけている、というような歌である。こうしたロックンロールやミュージシャンへの敬愛をあっけらんかんと歌えることは非常に素晴らしいことだと思う。
前作に続き、浜田省吾は円熟というか、実に良い状態に到達しているのではないだろうか。
この夜に乾杯!
旅立ちの朝
Thank You
デスク越しの恋
誰かどこかで
I Am A Father
花火
初恋
君と歩いた道(Album Ver.)
ある晴れた夏の日の午後
昔から好きだったという類のミュージシャンではない。あの独特な歌詞の世界や歌声はいまでもそれほど好きなわけではない。しかし01年に出た前作「SAVE OUR SHIP」をふと試聴したのが彼を見直すきっかけだった。いままで彼に対して感じた違和感が無く、その年のベスト・アルバムと思うほど気に入ったものである(長年のファンの評価は今ひとつだったような気もするが)。その時のツアーに行きたかったものの、大阪公演はBONNIE PINKと重なったので行くことはできなかった。あれから4年である。
今回出たアルバムを聴いて、まず気になったのが歌詞である。”I am a father””花火”は、もう家庭も子供も持っている世代への歌である。また”この夜に乾杯””Thank you”あたりはいかにも浜田省吾という世界で、個人的にはあまり共感できるようなものではない。
しかし、”デスク越しの恋””誰かどこかで””君と歩いた夏”など、シンガー・ソングライター然と表現すればよいだろうか、楽曲については実に素晴らしいものが並んでいる。無駄な力の無い自然体の雰囲気であり、それも自分には好みである。
そして特に気に入っているのはタイトル曲の”初恋”だ。これは浜田省吾自身の過去から現在を歌った自伝的な歌詞が綴られている。その中で、ビートルズからボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンやジャクソン・ブラウンなどの名前が出てくる。そして、俺は今でもロックンロールを夢中で追いかけている、というような歌である。こうしたロックンロールやミュージシャンへの敬愛をあっけらんかんと歌えることは非常に素晴らしいことだと思う。
前作に続き、浜田省吾は円熟というか、実に良い状態に到達しているのではないだろうか。
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