中島美嘉のベスト・アルバムがすさまじく売れているという。しかし自分にはとても買う気が起こらない。いや買うとしても、ファンだし売り上げに貢献しよう、とかいうような理由しか出てこない。

この12日の時点では買っていなかったけれど、買う前も買った後も印象は変わっていないので、ここに感想を書きたい。

まず、収録曲目をみてほしい。それでこの作品の価値を判断する材料は十分ではないだろうか。


1.AMAZING GRACE (05)
2.STARS (new vocal ’05)
3.CRESCENT MOON
4.WILL
5.RESISTANCE
6.愛してる
7.Love Addict
8.FIND THE WAY
9.雪の華
10.SEVEN
11.朧月夜 ̄祈り
12.LEGEND(Main)
13.桜色舞うころ
14.GLAMOROUS SKY


中島美嘉はこれまで「TRUE」(02年)、「LOVE」(03年)、「MUSIC」(05年)と3枚のアルバムを発表している。そこから時代順に収録されている。さらに今年「NANA starring MIKA NAKASHIMA 」名義で大ヒットした”GLAMOROUS SKY”が最後に入っている。あと、”AMAZING GRACE ””STARS”が再録されているのが特徴だろうか。

はっきり言って、オリジナル・アルバム3枚と”GLAMOROUS SKY”のシングルを持っている人間には持つほとんど価値の無い作品である。収録もほとんどシングル・カットされた曲ばかりで、あまり考えて選曲されたようには思えない。曲順ももう少し工夫してほしかった。オリジナル・アルバムやライブやDVDで垣間みられたような周到な計算が感じられないのだ。

だいたい3枚しかアルバムを出していないのにベスト・アルバムを出すことじたい個人的には早すぎる気がする。まるで契約が切られたアーティストのような処遇ではないか。

とりあえず代表曲は聴けるので彼女を知らない人は買ってもいいかな、という程度のアルバムである。資金に余裕のある人はオリジナル・アルバムを揃えてほしい。たった3枚しか出していないのだから。

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