ここ数年、買うCDの数はグッと減ってしまった。再発CDを含めても、今年はたぶん30枚も買っていないだろう。その代わりライブにはよく行くようになったので、音楽に投資している額の大きさはずっと変わっていないはずである。

少なくなったといっても、それなりに印象に残ったCDもあるわけで、05年も終わるわけだしこの1年を少しは振り返ってみたい。まずは、再発CDから1枚を紹介する。

「紙ジャケ」「リマスタ−」「初CD化」などという触れ込みとともに最近は新作よりも再発CDの方に目を奪われることが多い。ここで挙げているフリクション(Friction)のライブ音源も、四半世紀の時を超えてCDで蘇ったものだ。

79年12月、京都磔磔にてカセットで録音された音源で、ただでさえ作品が少ないフリクションのその生々しい姿を伝える貴重な記録である。出荷日にすぐ買って聴いたけれど、期待した通りのとんでもないテンションの高い演奏が全編に詰まっている。

パンク、ニュー・ウェーブ、ノー・ウェーブ、東京ロッカーズ・・・彼らを語る時にいろいろな言葉が出てくるけれど、とりあえず聴いてみなければ始まらない。少しでも彼らに興味が持っているならば、すぐに手に入るこの作品を、市場に流通しているうちに買ってほしい。

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