モグワイ「ミスター・ビースト」(06年)
2006年2月27日 CD評など
モグワイ(Mogwai)が最初のアルバム「モグワイ・ヤング・チーム」を発表したのは97年、いまから10年ちかく前のことである。私が彼らのライブを初めて観たのが01年で、それからでも5年の月日が流れている。ノイズ・ギター主体のインストゥルメンタルという珍しいスタイルのバンドとして注目され「ポスト・ロック」などという訳のわからない言葉でジャンル分けされたのも遠い昔の話だろうか。ちなみに「モグワイ・ヤング・チーム」のジャケットには、今はもう合併で消えてしまった「富士銀行」の名前がなぜか刻まれていた。
いまさらモグワイなんて、という方も多いような気がする。なぜかといえば、自分がまさにそう思っていた聴き手だからである。前作「ハッピー・ソングス・フォー・ハッピー・ピープル」(03年)を聴いた時は、いままでのモグワイの焼き直しというか手の内が出尽くした感がして、もう聴くこともないだろうと思った。
だが「今回は最高傑作!」という触れ込み、さらにこのジャケットの不気味な面白さに惹かれて再び買ってみる気が起きたのである。そして、実際のアルバムの中身も充実したものだった。ライブで聴けるようなダイナミックさが伝わってくるし、楽曲も実に充実している。メロディの美しさがいままでの作品より顕著である。
モグワイの魅力がより伝わりやすい形になっている作品ではないだろうか。
いまさらモグワイなんて、という方も多いような気がする。なぜかといえば、自分がまさにそう思っていた聴き手だからである。前作「ハッピー・ソングス・フォー・ハッピー・ピープル」(03年)を聴いた時は、いままでのモグワイの焼き直しというか手の内が出尽くした感がして、もう聴くこともないだろうと思った。
だが「今回は最高傑作!」という触れ込み、さらにこのジャケットの不気味な面白さに惹かれて再び買ってみる気が起きたのである。そして、実際のアルバムの中身も充実したものだった。ライブで聴けるようなダイナミックさが伝わってくるし、楽曲も実に充実している。メロディの美しさがいままでの作品より顕著である。
モグワイの魅力がより伝わりやすい形になっている作品ではないだろうか。
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