Fugazi CD Dischord 2001/10/16 ¥1,367
Cashout
Full Disclosure
Epic Problem
Life and Limb
Kill
Strangelight
Oh
Ex-Spectator
Nightshop
Argument

理由はよくわからないがフガジ(fugazi)が聴きたくなり、現在のところ最新作のこのアルバムを引っ張り出してみた。アメリカのインディーズの代表として、音楽のみならずその思想と行動までも高い評価を受けてきたバンドである。私は彼らの過去をよく知らないし、作品はこの「The Argument」を含めて2枚しか持っていない。よって彼らの言動については多くを語ることはできないけれど、この作品の完成度には本当に感心する。

ギター2本にベースとドラムスという編成が基本になっているが、スピードやノイズで押していくようなありがちな方法はとっていない。楽器は最小限の音しか出していないし演奏もテンポも抑制されている。しかし、それが逆にこのバンドの凄みとなっているのだ。無駄な演奏をとことん削っていくことによって、このようなシンプルでも深みのある音を作り上げているのではないだろうか。ただポップな部分は希薄であり、それがこのバンドの弱点といえなくもない。

そんなことを思いながらアルバムを繰り返しかけているうちに、イギリスのポスト・パンクを代表するバンドの1つであるギャング・オブ・フォー(Gang Of Four)もこんな感じだったかなと連想してしまった。あのバンドもあまりポップではないがシンプルで鋭い演奏をしていた。

そういえば、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストであるフリーはギャング・オブ・フォーもフガジも大好きである。両者に通底している部分は案外あるのかもしれない。

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