関西初の「二郎系」ラーメン
この日記でラーメンについて書くのはいつ以来だろうか。もちろん、これまでずっとラーメン屋に通い続けている。ただ、書き込みをするたびに、「あいつ、またラーメン屋に行っている」という反響が多すぎるので日記に反映させなかっただけに過ぎない。

しかし、今日紹介する話は「関西初」ということなのでそれなりにニュース性があるだろう。そこで取り上げたいと思う。

10月20日午後6時、京都のラーメン激戦区である一乗寺に一軒のラーメン屋が開店した。あろうことか、その店はこの地域で1、2を争う人気店「天天有」の隣に出店したのである。その店の名前は「ラーメン荘 夢を語れ」という。

この店は、関西では類を見ない「二郎系」のラーメンである。「二郎」とは「ラーメン二郎」のことであり、ネットで検索すればごまんと出てくるだろう。ともかく量が多く、またファンも多いのが特徴のラーメンだ。

私は21日(土)の午後6時前に訪れたが、すでに何人か行列ができていて驚く。開店時間(午後6時)ちょうどに店が開いた。カウンター10席ほどしかないので、すぐに席が埋まる。「二郎系」だけあり、やはり自動販売機の食券をまず買わなければならない。慶応大学近くの「ラーメン二郎」本店で半分も食べ切ることも出来ずに店を出た身としては、迷わず「小」ラーメンを選択した。「小」は麺の量が200グラム、「並」ラーメンは300グラムとなっている(通常のラーメン屋は120〜140グラムらしい)

「二郎」に行ったことのない人はわからないだろうが、あそこではお客が店の人に、

「野菜マシマシ」
「アブラブラブラ」

とか呪文のようなことを言う。要するに、

「乗せる野菜を増やして」
「乗せる脂を増やして」

という注文なのだが、こうした独特のスタイルが「二郎系」の特徴なのだ。

もちろん、京都のお客はそうしたやり取りを知るよしもない。と思っていたら、店の人が、

「ニンニクをお入れしましょうか?」

とお客に尋ねると、

「ニンニク、野菜」
「ニンニク、野菜、アブラ」

と、的確な返事をしてくる。なるほど、並んでいたのは私と同じくラ−メン・マニアだったんだな。

かくいう私は、

「ニンニク」

だけお願いした。別に脂を増やしてほしくもないし、野菜も食べきれるか自信はなかった。そうして出てきたのが画像の「小ブタラーメン」(750円)である。一目見たときに、

「あ、楽勝だな」

と思った。麺も具も二郎ほどではない。そんなわけで野菜、チャーシュー、具は食べきってしまった。スープはさすがに体に悪そうだし2・3口すするだけで終わる。

ザッと感想を述べると、まず麺は美味しくない。太いがまるっきり弾力が無いので食べづらい。チャーシューはおそらく関西一ボリュームがあるので満足である。スープはちょっと単調な味だし脂がゴテッと浮いているので、初めはすすっても脂の味しかしない。そんなところである。

ただ、大量の麺をすすったり大きなチャーシューをほおばったりする時の快感は他店では味わえないのは間違いないものだ。とりあえず1度は試してほしいラーメン屋である。話のタネにはなるだろう。

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