こんなところに「ラーメン缶」が
夕方、北野白梅町から京福電車に乗って太秦映画村へ向かう。今日ここで「第12回世界妖怪会議」というイベントに参加するためだ。出演者は、水木しげる、京極夏彦、荒俣宏、多田克行、といういかにもなメンツである。会議自体は50分くらいしかなく、これで4000円(立ち見席は3500円)は高いような気もするけれど、もうすぐ川を渡りそうな水木さんを観れたのは貴重だった。

しかし水木さんは85歳だから、年齢からすればかなり元気と考えるべきか。ステージ上で筆をとり、2〜3分でサッと鬼太郎の絵を描いたりもする。会議では、電気(電灯)が発達したために妖怪の出る雰囲気がなくなったと、しきりに話していた。

それにしても、満員御礼の会場の大半は私と同じくらいか、それより若い人たちだった。オカリナを吹く鬼太郎のアニメ(荒俣宏は「第3期」と称していた)を観た世代ということか。

会議が始まる前は映画村を散策した。すると売店で「ラーメン缶」が売っているのを見つける。ラーメン缶は「おでん缶」とともに、秋葉原の名物となっている、文字どおり缶に入ったラーメンだ。麺はコンニャクを作っているため伸びない。また、折りたたみ式のフォークが付いているのですぐ食べることがもできるような工夫もされている。

試しに1缶(350円)買って、近くのベンチに座って食べてみた。コンニャク麺は小麦のものより味や食感は劣るものの、スープはけっこう美味しい。また、ラーメン缶の隣にカレーうどん缶やスパゲッティナポリタン缶といった類似商品も並んでいた。

開発した会社「フジタカ」のサイトにはラーメン缶の自動販売機を設置している場所が載ってある。

http://www.fujitaka.com/index.html

京都はまだごくわずかであるが、こうした商品が市内にも広がっていく日は近いかもしれない。

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