ミドリ/eastern youth大阪公演(10月31日、梅田Shangri−La)
具合が悪い。

同じことを愚痴ってばかりいるような気もするけれど、体調が戻らないから仕方ない。仕事もバタバタしているし、こういう時は部屋で静養するのが一番だろう。だが今日はどうしても大阪にいかなければならない。eastern youthが久しぶりにライブをするのだから。

会場は梅田の空中庭園の下にあるShangri−La(シャングリラ)という最大300人収容のライブハウスだ。去年バズコックスをここで観たから1年ぶりくらいである。今回はミドリというバンドと共演するようだが、店の前にある看板がちょっと気になった。eastern youthの方が字が小さい。今日のメインはミドリの方だということか?

そんなことを思いながら6時過ぎに開場する。整理番号51番という若い番号だったので前方の右端を確保した。前売り券は完売であり、「まだ人が入りますので、前に詰めてください」とスタッフの人が誘導するほど人があふれている。そして午後7時過ぎに開演であるが、最初に出てきたのはやはりeasternの3人だった。

前置きを何も言わず立て続けに2曲演奏する。2曲目は知らない曲だなあと思って聴いていたら、しばらくして新曲の“沸点36℃”だと気づく。もちろんすでにCDは買っているものの、パッと聴いた限りではそんなに親しみはもてなかった曲だった。しかし生で聴いてからはこの曲がずいぶんと印象が良くなる。それは6曲目の新曲(バッファロー・ドーターと共演した東京公演で演奏された“白昼夢の行方不明者”だと思われる)についても同様で、まもなく出るアルバム「地球の裏から風が吹く」も期待できる予感だ。

今日の曲目については、個人的に“静寂が燃える”を初めて聴いたのが収穫だった。あとは最近の定番といえるものばかりであろう。ただ、彼らが決まって演奏する曲も一時期とは異なってきた感はある。それは好意的に受け止めている。“夜明けの唄”や“スローモーション”や“黒い太陽”などはしばらく封印しても良いのではないだろうか。そんなバカなと思うファンがいても当然だが、これは頻繁にライブ会場へ足を運ぶ人間の偽らざる心境である。

時間は50分ほどで、次にミドリが控えているということもあって遠慮もあったのか、終わってから拍手が続いてもアンコールは残念ながら無かった。せめてあと1曲加えて10曲はしてほしかったが。ともかく、ライブは相変わらずの充実した内容だったので来年の大阪と京都のライブも足を運ぶことに決定である。

体はいっこうに回復しないし翌日は健康診断も控えていたので、途中で会場を出た。後で調べてみて、ミドリはセーラー服の女の子がギタ−をかき鳴らすとかいうのを知り、ちょっと観とけばよかったかなあとも思った。しかし、もう観る機会はないだろうな。最後にeastern youthの演奏曲目を記す。

【演奏曲目】
(1)荒野に針路をとれ
(2)沸点36℃
(3)青すぎる空
(4)静寂が燃える
(5)?(“白昼の行方不明者”か)
(6)矯正視力〇・六
(7)ズッコケ問答
(8)雨曝しなら濡れるがいいさ
(9)街はふるさと

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