クアトロに行くのは久しぶりだ。それもそのはずで去年は全く行っていない。前に来たのは06年12月、少年ナイフとイースタン・ユースの共演だった。

心斎橋に行くとライブ前に近所の「がんこ」で回転寿司を食べるパターンが多い。今日も5時半ごろに店へ入り食事を済ませ、6時にはクアトロの入口へ行く。この時点で開場30分前だから入場列ができているかと思ったら、まだ10人ほどしかいない。京都の状況を考えると心配になってきた。しかし始まるころには300人以上は集まる。少なくとも前回のツアー(06年5月29日)ぐらいは入っただろう。

ライブの内容を結論から言うと京都公演と全く変わらなかった。おそらく「巡業」(ツアー)の曲目はどこも同じにしていると思われる。ただバンドの音は京都よりもずっと力強く聴こえた。これは多分に会場の音響によるものと思われる。

また、これは当然かもしれないが、会場の盛り上がりも大阪の方がずっと良い。イントロが鳴っただけで歓声があがる場面も多かった。これには熱心なファンがいると感心する一方、最新作のアルバムの曲でも騒ぐのはちょっと過剰に見える。吉野も、あまりキャーキャー言われるとやりづらい、というようなことをMCで話していた。

そうは言っても、たくさんお客が入ったところで気分が悪いはずはなく、バンドは調子よく演奏していたとは思う。それはMCにも出ていて、アンコールの最後で二宮のしゃべりが聞けたり、さらに田森の笑顔(これは本当に貴重!)を見ることもできたのはこの日の収穫だった。ツアーも後半入って疲れも出ていますが、と二宮が話していたけれど、自身のバンド(ひょうたん)の活動も含めて大過なく終えてほしいと願う。

来月に「サルカルチャー」という大阪のイベントに出演するので、それも機会があったら観たい。最後に曲目を記す。

【演奏曲目】
(1)地球の裏から風が吹く
(2)滑走路と人力飛行機
(3)五月の空の下で
(4)野良犬、走る
(5)ギラリズム夜明け前
(6)青すぎる空
(7)いずこへ
(8)雨曝しなら濡れるがいいさ
(9)旅行者達の憂鬱
(10)踵鳴る
(11)白昼の行方不明者
(12)サンセットマン
(13)沸点36℃

〈アンコール〉
(14)夜がまた来る
(15)赤い胃の頭ブルース
(16)荒野に針路を取れ

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