とりあえず晴れてよかった。
午前10時、目を覚ましてすぐ思ったのはそれだった。ゆっくりと身支度をして、阪急電車で神戸は三ノ宮へと向かう。
今日から6日までが私のゴールデンウイークとなる。しかし、予定はまったく入っていない。今日の「GOING KOBE’08」へ行くのみである。
「GOING KOBE’08」は神戸のポートアイランドでおこなわれる無料のライブイベントだ。公式サイトによれば、
http://starclub.jp/goingkobe08/
「阪神淡路大震災を風化させず語り継いで行き、イベントを通じて神戸を活性化させることを最大のテーマとします。」
という趣旨らしい。震災から10年たった05年から続けていて、今回は70組以上のミュージシャンが参加する。その中にジッタリン・ジンの名前を見つけた。私がわざわざ神戸まで足を運んだ理由はそれである。
三ノ宮からポートライナーに乗り継いで約10分、「市民広場駅」を下りる。このイベントは「ワールド記念ホール」と「神戸夙川学院大学」の2ヶ所を会場としているが、ひとまずワールド記念ホールへ向かってみた。入場するためには、事前に携帯で申し込み、返信されてきた画面を入口で提示しなければならない。画面はしっかりと保存はしているものの、携帯の電池が切れかかっている。前日にしっかりと充電しておくべきだった。果たして最後まで持つかどうか。不安である。
記念ホールは大きな体育館という趣きで、両サイドにステージが設けられていた。片方のライブが終わるとすぐ次のライブが始まる、という感じである。私はスタンド席に座って待っていた。下を見ると、すでに何百人もステージ前に観客が集まっている。まもなく出てくる「ムラマサ☆」が目当てなのだろう。
主催者あいさつが終わった後、そのムラマサ☆が登場する。8人編成のバンドで、その半分がホーン隊、またボーカルが女性というけっこう変わった特徴ではある。しかし、聴いた限りでは音は基本的にパンクであり、ホーンはそれほど活躍していないような印象を受けた。ただお客は、モッシュやダイブが禁止と注意されたにもかかわらず、異様な盛り上がりをしていた。ステージの近くに立ってライブを観るには注意が必要だと感じる。
25分という短い持ち時間が終わったとたん、反対側のステージでRAZORS EDGEのステージが始まる。それまでムラマサ☆を観ていたお客も大急ぎでそっちに走り回っているのが、2階のスタンドからも確認できた。RAZORS EDGEはいかにもハードコアパンクという趣きのバンドで、ある意味ムラマサ☆以上に盛り上がっている連中もいた。なぜか円になってグルグルと走り回っている輩も見かける。あんなことしているとバターになるぞ、と心配になってくる。
RAZORS EDGEが終わったら、再び反対側のステージに怒髪天が始まる。MCなどが面白いので最後まで立ち会いたかったが、2曲だけ観て神戸夙川学院大学のステージへ向かう。
ワールド記念ホールから歩いて10分のところが大学である。そこのステージに入り、ジッタリン・ジンを待つ。ライブを観た人ならばご存知だろうが、ライブ前に、
「カモン!カモン!カモン!イエイ!イエイ!」
やたらと声を出すファン(?)が存在する。はっきり言わせてもらうが、ああした行為は単なる自己満足でしかない。だいたい、ステージでサウンド・チェックをしているバンドのメンバーは全く相手にしてなかったし。私がよく観る渡辺美里のライブでもそうした輩がいるけれど、死ぬまでああしているのかな。
そんな人には目もくれず、午後3時5分、いよいよジッタリン・ジンのライブが始まる。1曲目の“やけっぱちのドンチャラミー”で春川玲子がハーモニカを吹いたとたん、周囲にいた連中がドッと前にいき、暴れだした。ステージの前方で観ていた私は、
「ここにいては危険だ!」
そう感じて後ろの方に下がった。観れば私の前にいる連中は、「おしくらまんじゅう」のごとく体をぶつかりあっていた。彼らは何をしにここに来ているのだろうか。果たして音楽を聴いているのだろうか。単純にそれが疑問である。
そのまま、新曲“恋のルアー”、歌詞に「神戸」が出てくるデビュー曲“エブリデイ”、“夏祭り”と演奏するごとに、周囲のテンションも異様になってくる。明らかに会場も揺れ動いていた。最後の“黄金の夜明け”になったら、これが最後とばかりに前方の輩の動きもとんでもないことになっていた。20日はモンゴル800とのジョイント・ライブにも行くのだが、後ろで観るのが賢明かなあと思ってしまう。
演奏曲目は以下の通り。
(1)やけっぱちのドンチャラミー
(2)恋のルアー
(3)こいのぼり
(4)エヴリデイ
(5)夏祭り
(6)黄金の夜明け
ジッタリン・ジンのライブが終わった時点で3時半すぎごろだった。以降も、トライセラトップスとか175RとかガガガSPとかも出るのだが、個人的には何も興味もなかったので、会場を出てそのまま京都へ帰った。
午前10時、目を覚ましてすぐ思ったのはそれだった。ゆっくりと身支度をして、阪急電車で神戸は三ノ宮へと向かう。
今日から6日までが私のゴールデンウイークとなる。しかし、予定はまったく入っていない。今日の「GOING KOBE’08」へ行くのみである。
「GOING KOBE’08」は神戸のポートアイランドでおこなわれる無料のライブイベントだ。公式サイトによれば、
http://starclub.jp/goingkobe08/
「阪神淡路大震災を風化させず語り継いで行き、イベントを通じて神戸を活性化させることを最大のテーマとします。」
という趣旨らしい。震災から10年たった05年から続けていて、今回は70組以上のミュージシャンが参加する。その中にジッタリン・ジンの名前を見つけた。私がわざわざ神戸まで足を運んだ理由はそれである。
三ノ宮からポートライナーに乗り継いで約10分、「市民広場駅」を下りる。このイベントは「ワールド記念ホール」と「神戸夙川学院大学」の2ヶ所を会場としているが、ひとまずワールド記念ホールへ向かってみた。入場するためには、事前に携帯で申し込み、返信されてきた画面を入口で提示しなければならない。画面はしっかりと保存はしているものの、携帯の電池が切れかかっている。前日にしっかりと充電しておくべきだった。果たして最後まで持つかどうか。不安である。
記念ホールは大きな体育館という趣きで、両サイドにステージが設けられていた。片方のライブが終わるとすぐ次のライブが始まる、という感じである。私はスタンド席に座って待っていた。下を見ると、すでに何百人もステージ前に観客が集まっている。まもなく出てくる「ムラマサ☆」が目当てなのだろう。
主催者あいさつが終わった後、そのムラマサ☆が登場する。8人編成のバンドで、その半分がホーン隊、またボーカルが女性というけっこう変わった特徴ではある。しかし、聴いた限りでは音は基本的にパンクであり、ホーンはそれほど活躍していないような印象を受けた。ただお客は、モッシュやダイブが禁止と注意されたにもかかわらず、異様な盛り上がりをしていた。ステージの近くに立ってライブを観るには注意が必要だと感じる。
25分という短い持ち時間が終わったとたん、反対側のステージでRAZORS EDGEのステージが始まる。それまでムラマサ☆を観ていたお客も大急ぎでそっちに走り回っているのが、2階のスタンドからも確認できた。RAZORS EDGEはいかにもハードコアパンクという趣きのバンドで、ある意味ムラマサ☆以上に盛り上がっている連中もいた。なぜか円になってグルグルと走り回っている輩も見かける。あんなことしているとバターになるぞ、と心配になってくる。
RAZORS EDGEが終わったら、再び反対側のステージに怒髪天が始まる。MCなどが面白いので最後まで立ち会いたかったが、2曲だけ観て神戸夙川学院大学のステージへ向かう。
ワールド記念ホールから歩いて10分のところが大学である。そこのステージに入り、ジッタリン・ジンを待つ。ライブを観た人ならばご存知だろうが、ライブ前に、
「カモン!カモン!カモン!イエイ!イエイ!」
やたらと声を出すファン(?)が存在する。はっきり言わせてもらうが、ああした行為は単なる自己満足でしかない。だいたい、ステージでサウンド・チェックをしているバンドのメンバーは全く相手にしてなかったし。私がよく観る渡辺美里のライブでもそうした輩がいるけれど、死ぬまでああしているのかな。
そんな人には目もくれず、午後3時5分、いよいよジッタリン・ジンのライブが始まる。1曲目の“やけっぱちのドンチャラミー”で春川玲子がハーモニカを吹いたとたん、周囲にいた連中がドッと前にいき、暴れだした。ステージの前方で観ていた私は、
「ここにいては危険だ!」
そう感じて後ろの方に下がった。観れば私の前にいる連中は、「おしくらまんじゅう」のごとく体をぶつかりあっていた。彼らは何をしにここに来ているのだろうか。果たして音楽を聴いているのだろうか。単純にそれが疑問である。
そのまま、新曲“恋のルアー”、歌詞に「神戸」が出てくるデビュー曲“エブリデイ”、“夏祭り”と演奏するごとに、周囲のテンションも異様になってくる。明らかに会場も揺れ動いていた。最後の“黄金の夜明け”になったら、これが最後とばかりに前方の輩の動きもとんでもないことになっていた。20日はモンゴル800とのジョイント・ライブにも行くのだが、後ろで観るのが賢明かなあと思ってしまう。
演奏曲目は以下の通り。
(1)やけっぱちのドンチャラミー
(2)恋のルアー
(3)こいのぼり
(4)エヴリデイ
(5)夏祭り
(6)黄金の夜明け
ジッタリン・ジンのライブが終わった時点で3時半すぎごろだった。以降も、トライセラトップスとか175RとかガガガSPとかも出るのだが、個人的には何も興味もなかったので、会場を出てそのまま京都へ帰った。
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