ブログに執着しなくなって久しいけれど、そこに仕事も絡んできて今月は一つも更新してなかった。ただ、この日の日記はどうしても記しておきたい。

忙しい忙しいと言いながらも、今日は仕事を昼で切り上げて神戸に向かった。「雲外蒼天」というイベントにイースタン・ユースが出演するのを観るためだ。

会場は初めて行く「VARIT」というところである。すぐ見つかるか不安だったけれど東急ハンズからずっと西へ向かうとアッサリ店にたどり着いた。

今夜はワンマンではなく3バンドが出演した。最後のイースタンは“そして神戸”をバックという意表をつく登場だ。今日も素晴らしいライブになる。誰もがその時は思っていただろう。しかし、この夜はとんでもない邪魔が入ってしまったのだ。

私は会場全体を見下ろせる高い場所に立っていた。2曲演奏が終わった後、後ろにいた一人の男がお客をかきわけて最前列へ進み、そして吉野寿の真ん前に陣取っていくのが見える。

ずいぶん図々しい客だな、という程度でその時は観ていた。だが、こいつは「図々しい」という言葉で片付けられるような輩ではなかったのである。前に来ただけでは飽き足らず、吉野に何やら言葉をかけてきた。それに対して吉野が、

「上がってこい」

と反応するなど、一触即発になりそうな場面があった。会場の様子やミクシィの書き込みから察するに、会場に紛れ込んだ酔っぱらいが吉野に罵声を浴びせたのが実態らしい。結局そのクズはほどなくして周囲の人に追っ払われて会場を出た。

いままでたくさんライブを観てきたけれど、これほど後味の悪い内容は初めてである。あのクズはなんのためにあそこに来たのだろうか。

クズが出て行った後で、

「神戸を嫌いにならないでください!」

と言ったお客の男性の声が忘れられない。イースタンの3人に限ってそんなことはないと私は信じているけれど、実に痛々しい叫びだった。演奏曲目を最後に記す。

【演奏曲目】
(1)荒野に針路を取れ
(2)沸点36℃
(3)未ダ未ダヨ
(4)ギラリズム夜明け前
(5)夜がまた来る
(6)街はふるさと

〈アンコール〉
(7)夏の日の午後

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索