「炭火焼肉たむら」に行ってきた
まだまだ忙しい6月中旬、この日は丸一日仕事を休んだ。行きつけのラーメン店長から、大阪南港のインテックス大阪で「関西ラーメン産業展」というイベントがあるから一緒に来てくれ、と頼まれたからだ。

公式サイトはここ。

http://www.k-ramenexpo.com/

この展示会はあくまでラーメン店の関係者を対象としている。だから会社員の私は本当は入ることができない、というのが建前である。また入口ではアンケートと名刺2枚を差し出す必要がある。私はもちろん会社の名刺しかない。そこで「これからラーメン店を立ち上げようとしている」という旨をアンケート用紙に記し、展示会の招待状(店長からもらった)と名刺2枚を差し出した。私の不安とは裏腹に受付では特に質問されることなく、アッサリとIDカードが渡された。私のIDには、

「開業予定者」

と書かれている。ちなみ今日は店長ともう一人の3人で来たわけだが、その一人もイタリアンのお店を経営している。

ラーメン関係者だけでどれほどの人が来るのだろう。店長も私もその辺は懐疑的ではあった。しかし実際に中に入れば人が一杯である。会場も広くて様々な展示がしている。店長の手の中は資料の山になっていた。また試食できるところも多い。別に食べるつもりはなかったものの、何軒か回っているうちにすっかりお腹がふくれてしまった。商品だけあって、食べたラーメンはいわゆるインスタントである。スープは出来合いの調味料を組み合わせて作ったものだ。しかし味はなかなか侮れないものが多くて正直いって驚いた。下手な店よりも美味しい、というのが3人の一致した意見である。

午後4時を過ぎたころ、地下鉄を乗り継いで京橋へ向かう。今日の第二の目的地「炭火焼肉たむら」、あの「たむらけんじ」の経営する焼肉屋へ行くためだ。せっかく大阪に行くから寄りましょうという店長の配慮である。ラーメン店に通うたびに私が行きたい行きたいとうるさかったからだろう。しかし大阪南港から本町、心斎橋、そして鶴見緑地線から京橋へ行くのは予想以上に時間がかかってしまった。京橋に着いた時には午後4時54分、予約した時間は5時である。

京橋から歩いて10分ほどかかるためタクシーをつかまえる。たむけんの焼肉屋、と言ったらすぐ通じたものの、

「最近はあまり並んでないねえ」

などと運転手が言うのが気になる。こないだは名古屋店も出したけれどもはや
ピークが過ぎてしまったのだろうか。ちょっと寂しい気持ちになりながらも店に到着する。しかし実際のところ開店まもないにもかかわらずどんどん人が入ってくる。5時30分頃にはカウンター以外は満員になっていた。

90分で入れ替えという制約はあるものの、店員はパッと料理を出してくるからストレスは感じない。味は普通程度だが何しろ値段が安い。3人でビールを2杯ずつ飲んで一通り食べても1万円を切っているのだから。ゆっくり食べることはできないものの、総合的にみれば非常に良い店だと思う。

帰りに、

「たむけんが店にいなくて残念でしたね」

と一緒に行った人に言われた。そんなに私は彼の熱心なファンに思われているのだろうか。確かに、本人がいた時のことを考えて彼の著書「たむらけんじの東京で売れてる芸人 犬に噛まれろ!!」(竹書房)をカバンに忍ばせてはいたが・・・。

それにしてもラーメンや焼肉ざんまいで充実した休日を過ごしたものである。

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