壊されるなんて当たり前、だと思っていたあの頃
2010年2月6日北海道では2月5日の「さっぽろ雪まつり」に続き、6日は「旭川雪まつり」も始まった。この時期の一大イベントなのでたくさんの観光客が訪れるにちがいない。
しかし始まってまもないこの時期に嫌なニュースが飛び込んできた。祭りを盛り上げようと地元の商店街組合員および高校生が作った雪だるま約50個が壊されたというのだ。
このニュースを観て遠い昔の記憶がよみがえってきた。今日はそれについて書きたい。
私が生まれ育った北海道登別市は、旭川のような内陸ほど寒くはないものの、冬はそれなりに雪がつもる。子どもの頃は雪だるまやかまくらも作ってみたりした。しかし、一日かけて作ってみても、翌朝になればただの雪の残骸と化してしまう。誰かに壊されてしまうのだ。現場を確認したこともないけれど、近所にはガラの悪い中高生は何人かいた。彼らが夜中に、面白半分でおこなっていたのだろう。
しかしながら、そんな壊れた雪だるまやかまくらを見て悲しいとかいう気持ちは湧かなかった気がする。なぜなら、それらがすぐに壊されてしまうのは日常の光景だったからだ。昼間に作っても、その夜には壊される。そういうものだという認識はずっと思っていた。自分が作った以外にも、壊れた雪だるまの姿を見てきたからかもしれない。
ましてやこの現在に、しかもはるか遠くの旭川のニュースを見て何か感傷的になることもなかった。ただ犯人に対しては、他にすることがなかったのかねえ、とは言いたくなる。
しかし始まってまもないこの時期に嫌なニュースが飛び込んできた。祭りを盛り上げようと地元の商店街組合員および高校生が作った雪だるま約50個が壊されたというのだ。
このニュースを観て遠い昔の記憶がよみがえってきた。今日はそれについて書きたい。
私が生まれ育った北海道登別市は、旭川のような内陸ほど寒くはないものの、冬はそれなりに雪がつもる。子どもの頃は雪だるまやかまくらも作ってみたりした。しかし、一日かけて作ってみても、翌朝になればただの雪の残骸と化してしまう。誰かに壊されてしまうのだ。現場を確認したこともないけれど、近所にはガラの悪い中高生は何人かいた。彼らが夜中に、面白半分でおこなっていたのだろう。
しかしながら、そんな壊れた雪だるまやかまくらを見て悲しいとかいう気持ちは湧かなかった気がする。なぜなら、それらがすぐに壊されてしまうのは日常の光景だったからだ。昼間に作っても、その夜には壊される。そういうものだという認識はずっと思っていた。自分が作った以外にも、壊れた雪だるまの姿を見てきたからかもしれない。
ましてやこの現在に、しかもはるか遠くの旭川のニュースを見て何か感傷的になることもなかった。ただ犯人に対しては、他にすることがなかったのかねえ、とは言いたくなる。
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