たしか先々週あたりからの話だったと思う。ある朝、自転車に乗って出勤しようとした時になって後輪の空気がすっかり抜けていることに気づく。前日にパンクした覚えもなかったので、その日はポンプで空気を入れて出勤した。会社までは無事に着けたし問題はないとその時は思った。しかし仕事が終わってまた帰ろうとしたら、後輪の空気がまたけっこう抜けているのである。走れないほどでもなかったので、そのまま自転車をこいで部屋に戻る。帰ってからまた後輪に空気を入れておいた。

しかし翌朝になればまた後輪はスカスカの状態だ。これはおかしい。そこで休みの日に近所の自転車屋に持っていき調べてもらうことにした。するとやはりパンクしていたとのことだった。小さな穴が開いていたよ、とその店のご主人に言われる。その時の代金はパンク修理だけだったので1300円かかった。

その翌日は特に異常はなく1日は終わる。しかしその次の日の朝、またしても後輪の空気が抜けているではないか。わずか2日にしてパンクとは、もう本当に嫌になる。しかし自転車が無いと不便でならないので、その日の午後にまた同じ自転車屋に行ってみる。

今回の状態を訊ねると、

「こないだと10センチも変わらない場所でパンクしていたよ」

ということだった。しかし納得がいかない。こんなに頻繁にパンクなどするものなのだろうか。

「また同じような場所にパンクするなら、チューブごと換えないといけないかもね」

との忠告も受ける。私もそんな気がしてきたけれど、ひとまずこの日は修理した自転車で部屋に戻った。ちなみにこの時の代金は派生しなかった。

そして、その翌々日の朝だっただろうか。朝起きてすぐ後輪を触ってみると、やはりまた空気が抜けていたのである。もはやこれまでと観念した。

三たび同じ自転車屋に行き、

「また同じ症状でした。チューブを交換してください」

と伝える。そして1時間後、私の自転車の後輪はついに新しいものに替わられた。

「後輪はだいぶ擦り減っていたから、交換するのにちょうどいい時期だったかもね」

とご主人に言われたが、そう考えた方が良いかもしれない。

ちなみにチューブの交換は本来4700円の費用がかかるのだが、なぜか3400円で修理をしてくれた。何度も修理に来たので気の毒に思ってくれたのだろうか。ありがたい話だが、ここのご主人には恐縮するばかりである。

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