食べなきゃ死ぬでしょ、普通は
2010年5月12日本日の「京都新聞」朝刊紙面にうさん臭いニュースが載っていた。バンコクの共同通信の配信で「70年断食?ヨガ聖人」という見出しである。インドで70年以上も飲み食いをせず生き続けていると自称する老人が発見されたというのだ。インド国防省も調査に乗り出し15日間にわたり24時間態勢で調査をした。老人はその間、一滴の水も飲まずトイレにも行かなかったという。
新聞記事によれば、調査されたプララド・ジャニさん(85歳)は、「8歳の時、目の前に現れたヒンズー教の女神に舌を触られて以来、食欲を失い、食物をとらないでも生きていられるようになった」と言っているらしい。
「ロイター」の動画ニュースでも、「生存に必要な栄養はヒンズー教の神様からもらっている」と字幕スーパーの解説が出ているから、私のような凡俗の徒にはもはや理解の域を超えている。
先に触れたインド国防省はけっこう真面目に調査をしたようで、動画ニュースで会見していた国防省生理学研究所のギラバザガン医師は、「食料や水なしで生き延びる戦略を構築するのに役立つ可能性も」などと軍事利用への期待などを話していた。
このニュースを見てパッと思い浮かんだのは、98歳にして現役医師をしている日野原重明さん(聖路加国際病院理事長)だった。どこかのテレビで日野原さんの食事が紹介されていて、1日の基礎代謝ギリギリのカロリーを摂取をするのが健康の秘訣の一つと言っていた。長生きしている坊さんも粗食を薦めることが多いのもこうした理由からかもしれない。
ただ、このジャニさんの事例は極端にもほどがある。本当に飲まず食わずで70年以上も生きていけるとしたらはそれはもはや人間ではないし、もしかしたら生物かどうかも疑わしい。機械だって動くには電気とか石油とかが必要ではないか。
インド国防省がどれほど画期的な成果を出したとしても、われわれ人間には役に立たないような気がする。
新聞記事によれば、調査されたプララド・ジャニさん(85歳)は、「8歳の時、目の前に現れたヒンズー教の女神に舌を触られて以来、食欲を失い、食物をとらないでも生きていられるようになった」と言っているらしい。
「ロイター」の動画ニュースでも、「生存に必要な栄養はヒンズー教の神様からもらっている」と字幕スーパーの解説が出ているから、私のような凡俗の徒にはもはや理解の域を超えている。
先に触れたインド国防省はけっこう真面目に調査をしたようで、動画ニュースで会見していた国防省生理学研究所のギラバザガン医師は、「食料や水なしで生き延びる戦略を構築するのに役立つ可能性も」などと軍事利用への期待などを話していた。
このニュースを見てパッと思い浮かんだのは、98歳にして現役医師をしている日野原重明さん(聖路加国際病院理事長)だった。どこかのテレビで日野原さんの食事が紹介されていて、1日の基礎代謝ギリギリのカロリーを摂取をするのが健康の秘訣の一つと言っていた。長生きしている坊さんも粗食を薦めることが多いのもこうした理由からかもしれない。
ただ、このジャニさんの事例は極端にもほどがある。本当に飲まず食わずで70年以上も生きていけるとしたらはそれはもはや人間ではないし、もしかしたら生物かどうかも疑わしい。機械だって動くには電気とか石油とかが必要ではないか。
インド国防省がどれほど画期的な成果を出したとしても、われわれ人間には役に立たないような気がする。
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