同僚ネットワーク

2010年6月29日
「会社の友人とつながろう。」

こんなキャッチフレーズとともにmixiが「同僚ネットワーク」というサービスを始めた。機能をザッと見るところでは、会社名や入社年、所属部署などを入れることにより、同じ会社にいる人を見つけたり見つけられやすくなる仕組みのようだ。会社の仲間同士で情報交換がしやすかったり、昼食や飲み会の調整をするのに便利になったりと、そんなことが売りらしい。

しかしmixiさんに悪いが、このサービスを使う人はそれほど多くならないと思われる。昼食に行くとか、会社帰りに飲みに行くとか、一緒に遊びに行くとかを誘うなら、会社で直接相手と話すか携帯メールでやり取りすれば良いだけの話だからだ。わざわざこんなサービスを使って調整するのは手間が増えるだけである。いや、そもそもこんなシステムを使わないとコミュニケーションがとれないというなら、その人は社会人としてまずいのでは?と周囲に判断されるような気もする。

それから、これはネットを使っている人全体に関わる根本的な話になるが、自分の所属先などの個人情報を積極的にネットで公開したがる人はほとんどいないだろう。私のように実名を公開している人すら少数派だ。そういう点から見ても、このサービスを使う人は多くはならないだろう。

SNSを使う目的といえば、日常ではなかなか出会えない共通の趣味のある人、また中学高校の同級生など遠く離れた相手とコミュニケーションをとることなどではないか。毎日のように顔を合わせる会社の同僚とわざわざSNSでやり取りをする必然性はほとんど無いと思うのだが。

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