洋楽倶楽部80’s
2010年8月11日今朝の新聞のテレビ欄にこんな名前の番組を見つける。NHKの公式サイトで番組の紹介が以下のように載っていた。
<洋楽倶楽部80’s・・・
それは、「アラフォー」世代やその前後の世代~80年代に青春時代をすごした皆さん・・・にお送りする洋楽番組です。
80年代は「洋楽」が幅広く認知された時代です・・・
「キング・オブ・ポップス」マイケル・ジャクソンに代表される、1981年MTV開局で巻き起こったミュージック・ビデオ黄金時代でした。
当時、a-ha、マドンナ、ヴァンヘイレン、ヨーロッパ、シカゴ、デュランデュラン、ワム、カルチャークラブなどなど、印象に残る洋楽ミュージック・ビデオが一世を風靡、それまであまり見れなかった、海外のロック・ポップス系アーチストの動く姿をテレビで楽しむことができるようになりました。
また、音楽を聴くメディアがレコードからCDに変わっていったのも80年代です。
そんな時代の今や懐かしい洋楽ミュージック・ビデオとともに、甘酸っぱい青春時代を振り返る。
寛ぎながら80’sを中心とした洋楽ミュージックビデオを楽しむ、洋楽がかかるロックバーのような番組です。
多感であった青春時代の初々しい感情を呼び戻し、今の自分を元気づけて、明日への活力としてください。
【ミュージック・ビデオ】・・・何が流れるかはお楽しみに!!>
80年代の音楽はラジオなどでなんとなく耳にしてはいたものの、その映像作品はほとんど観ていない気がする。これはいい機会と思い、部屋でこれを観ることにした。
この日紹介された映像は、
バグルス”Video Killed The Radio Star”(79年)
シンディー・ローパー”Girls Just Want To Have Fun”(83年)
プリンス&ザ・レヴォリューション”Purple Rain”(84年)
デュラン・デュラン”The Reflex”(84年)
エイジア”Heat Of The Moment”(82年)
ロバート・パーマー”Addicted To Love”(85年)
の6曲だった。いずれも名前はよく知っているけれど、まともに観たことも聴いたこともない人たちだ。
80年代の音楽は商業的にかなり成功をしたものの音楽的には不毛の時代、という見方が強い。そして私もだいたい同じような印象を抱いていた。ただ、ミュージック・ビデオというメディアが異様に発達していったのもこの10年間だ。この点は見過ごせない。
今回の番組で紹介された6曲の映像はいずれもかなり凝った作りになっている。ポピュラー音楽の映像を24時間流し続けるケーブル・テレビ局「MTV(Music Television)」が登場したのが81年のことだ。それ以前はライブの模様を収めたものをただ流すという感じのものが大半だったが、音楽映像それ自体が一つの芸術作品として認知されるようになった時代ともいえる。こういう機会にミュージック・ビデオを観て感じたが、やはり映像から受けるインパクトというものは強烈だ。だからこそこの時代にレコードやCDの売り上げも急激に増大していったのだろう。
しかしながら映像作品があまりに重要視されたおかげで、鳴らされている音楽自体の中身はなおざりにされて空洞化していったのかもしれない。善くも悪くも、80年代というのは70年代とも90年代とも違う特殊な時代である。この番組の案内役で「80’s洋楽とプログレッシブ・ロックをこよなく愛する44歳」(番組の公式サイトより)の高嶋政弘はリアルタイムでこの時代を観ていたわけで、実に嬉しそうにこれらの音楽について話していた。しかし、同時代を共有していない私のような人間にはこれらの音楽に対して強い興味とか愛着は湧くのはなかなか困難な気がする。
ところで今回観た映像作品はいずれも、現在の目からすれば「ゆったりした」印象を個人的には持った。「ゆったりした」というのは、スピード感というかせわしない印象を与えるものは一つもなかったということである。おそらくこの時代はまだCGなどの編集技術もそれほど進んでいないのが原因な気がするが、いかがだろうか。機会があれば同時代の他の映像作品をyou tubeなどで確認してみたい。
<洋楽倶楽部80’s・・・
それは、「アラフォー」世代やその前後の世代~80年代に青春時代をすごした皆さん・・・にお送りする洋楽番組です。
80年代は「洋楽」が幅広く認知された時代です・・・
「キング・オブ・ポップス」マイケル・ジャクソンに代表される、1981年MTV開局で巻き起こったミュージック・ビデオ黄金時代でした。
当時、a-ha、マドンナ、ヴァンヘイレン、ヨーロッパ、シカゴ、デュランデュラン、ワム、カルチャークラブなどなど、印象に残る洋楽ミュージック・ビデオが一世を風靡、それまであまり見れなかった、海外のロック・ポップス系アーチストの動く姿をテレビで楽しむことができるようになりました。
また、音楽を聴くメディアがレコードからCDに変わっていったのも80年代です。
そんな時代の今や懐かしい洋楽ミュージック・ビデオとともに、甘酸っぱい青春時代を振り返る。
寛ぎながら80’sを中心とした洋楽ミュージックビデオを楽しむ、洋楽がかかるロックバーのような番組です。
多感であった青春時代の初々しい感情を呼び戻し、今の自分を元気づけて、明日への活力としてください。
【ミュージック・ビデオ】・・・何が流れるかはお楽しみに!!>
80年代の音楽はラジオなどでなんとなく耳にしてはいたものの、その映像作品はほとんど観ていない気がする。これはいい機会と思い、部屋でこれを観ることにした。
この日紹介された映像は、
バグルス”Video Killed The Radio Star”(79年)
シンディー・ローパー”Girls Just Want To Have Fun”(83年)
プリンス&ザ・レヴォリューション”Purple Rain”(84年)
デュラン・デュラン”The Reflex”(84年)
エイジア”Heat Of The Moment”(82年)
ロバート・パーマー”Addicted To Love”(85年)
の6曲だった。いずれも名前はよく知っているけれど、まともに観たことも聴いたこともない人たちだ。
80年代の音楽は商業的にかなり成功をしたものの音楽的には不毛の時代、という見方が強い。そして私もだいたい同じような印象を抱いていた。ただ、ミュージック・ビデオというメディアが異様に発達していったのもこの10年間だ。この点は見過ごせない。
今回の番組で紹介された6曲の映像はいずれもかなり凝った作りになっている。ポピュラー音楽の映像を24時間流し続けるケーブル・テレビ局「MTV(Music Television)」が登場したのが81年のことだ。それ以前はライブの模様を収めたものをただ流すという感じのものが大半だったが、音楽映像それ自体が一つの芸術作品として認知されるようになった時代ともいえる。こういう機会にミュージック・ビデオを観て感じたが、やはり映像から受けるインパクトというものは強烈だ。だからこそこの時代にレコードやCDの売り上げも急激に増大していったのだろう。
しかしながら映像作品があまりに重要視されたおかげで、鳴らされている音楽自体の中身はなおざりにされて空洞化していったのかもしれない。善くも悪くも、80年代というのは70年代とも90年代とも違う特殊な時代である。この番組の案内役で「80’s洋楽とプログレッシブ・ロックをこよなく愛する44歳」(番組の公式サイトより)の高嶋政弘はリアルタイムでこの時代を観ていたわけで、実に嬉しそうにこれらの音楽について話していた。しかし、同時代を共有していない私のような人間にはこれらの音楽に対して強い興味とか愛着は湧くのはなかなか困難な気がする。
ところで今回観た映像作品はいずれも、現在の目からすれば「ゆったりした」印象を個人的には持った。「ゆったりした」というのは、スピード感というかせわしない印象を与えるものは一つもなかったということである。おそらくこの時代はまだCGなどの編集技術もそれほど進んでいないのが原因な気がするが、いかがだろうか。機会があれば同時代の他の映像作品をyou tubeなどで確認してみたい。
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