石原慎太郎東京都知事は18日、地域ごとに電気の供給を止める計画停電の影響が大きすぎることを指摘する文書を海江田万里経済産業相に提出した。

石原氏は計画停電の問題点をこうまとめている。

(1)鉄道、病院など社会的に不可欠な機能の維持に影響を及ぼす
(2)経済活動に過大な負荷を与える
(3)地域的な不公平が生じている

そして、大規模施設での計画的な使用制限やネオンサインの禁止、コンビニエンスストアの深夜営業中止などを実施するよう要望している。

計画停電については、当の東京電力が実施に二の足を踏んでいるし、事故などが起きるのを不安に感じている人は多いに違いない。石原氏によるこれらの指摘は計画停電がどれだけ問題が多いかを実に的確に衝いているといえよう。生活に比較的影響の小さな時間帯や施設で使用制限をするようなやり方がやはり安全ではないだろうか。

ただ、いまさら石原氏がどれほど良いことを言ったとしても、あの「天罰」発言の後では誰も相手にしてくれないだろう。上の指摘自体は優れたものだから、誰か他の政治家や首長が賛同の意を表してくれないだろうか。

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