前の職場を去ってもう2ヶ月になろうとしている。会社を辞めて収入が断ってしまう一方、仕事に関わる諸々のストレスがなくなったおかげで体重を減らせるかなと密かに期待していたところもあった。ちなみに去年の10月から半年ほどで8キロほど増加している。

もちろん、世の中はそう自分の都合よくは回ってくれない。確かにストレスが無くなって割と快適に生活しているものの、体重は全く変わらなかった。今月に35歳になったけれど、なんとなく近頃は基礎代謝も悪くなってきたようにも感じる。

昨日「みんなの家庭の医学」(テレビ朝日系列)を見ていたら、「脂肪肝・メタボを解消!小分けダイエットのススメ」というものが紹介されていた。東京医科大学の小田原雅人・主任教授が監修をしていたこのダイエット法の要点を挙げると、

・食事は普通に3食とって良い。
・間食はしても良いが、その時は野菜を食べる。
・食事をした後は10分間歩く。

以上のことを実践して、被験者だった50歳の男性(元力士の漫画家)は1週間で内蔵脂肪を12.5%を減らすというめざましい結果を上げた。

具体的な方法については番組の公式サイトを参照いただきたい。
http://kenko.asahi.co.jp/doctor/broad_110628.php

このページで、

<このように意志が弱くて、食事のコントロールができない方や運動が続かない方でも、ちょっとした努力を続けることで、健康に一歩近づくことを分かっていただきたいと思います。
 持続性のない極端なダイエット法は、長期的な効果が得られないだけでなく、かえって悪い結果を招くことが多いのです。ダイエットの失敗からリバウンドすることにより、筋肉が減り、脂肪が増えるといった体にとって望ましくない結果になり、むしろ「インスリンの効き」が悪くなってしまいます。>

と紹介している通り、実践する人になるべく負担がかからないよう配慮している点はなかなか優れている。ただ、自分の場合はこれを続けるのは難しいかなと、正直そう感じた。理由は一つある。

一つは、テレビに出ていた被験者に飲酒習慣があるか、それが明らかになっていなかったからだ。私はそれほど間食をしないけれど、お酒はけっこう飲むので、その辺のコントロールに自身がないのだ。

もう一つは、この被験者がダイエットに成功したのは奥さんの献身的な支援があったからできたと思ったからだ。食事の合間に食べる野菜について、被験者が飽きないようにと色々な料理を毎日作ってくれていたのである。被験者はこれまで食事と同じくらいのカロリーを間食でとっていた人なので(1日のカロリー摂取量は約5000キロカロリー!)、もし彼が一人暮らしだった場合、果たしてパッと間食を断ってダイエットを1週間もできていたか。それは疑問なしとしない。

自分の欲望を自分自身で抑えるというのは非常に困難な作業だ。ダイエットは食欲という欲望と直結するから、一人でやってもまず失敗する。よって周囲の人の協力を得るなどして、自分を制御するような仕組みを作っていくことが大事だろう。

そういう考えに至ると、なんの支えもない自分にとってはダイエットは無謀な行為だなと痛感してしまう次第だ。今日は誰とも喋らなかったしね。

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