早朝のバスに乗ってふと考えたこと(2)
2011年10月1日いつもより早くに起きてバスや電車に乗っていると、この時間にもすでに動いている人は少なくないんだなあ、とまざまざと感じてしまう。
以前の職場にいた時は、基本的に午前9時半までに出社をすることになっていた。そしてその組織にいるうちはそれで十分であった。しかしながら、世間と照らし合わせてみればかなり遅くに働き始める部類ではないだろうか、といまさらながらに思う。
これまで人類の歴史において、いかなる権力者や億万長者も手に入れられなかったものがある。それは時間だ。例えば秦の始皇帝は晩年に不老不死を求めてあらゆるところに手を伸ばしたけれど、逆におかしな薬を飲まされて寿命を縮めたらしい。人間である限り、おそらく時間というのはどんな努力をしても買い戻したりすることはできないものである。
10代や20代の時だったらあまりピンとはこないかもしれないが、35歳にもなってくれば、
「ああ、俺はいまは人生の折り返し地点まで来てしまっているのかなあ」
などと考えたくなくても考えてしまう瞬間がときどき出てくる。もっと自分の時間を活用したいという思いは、年々強くなりこそすれ弱くなることはない。
かといって、限られた時間をやりくりするというのはなかなかできるものではないというのも事実だ。睡眠、食事、勤務など、既に習慣になってしまっているものを変えるというのは恐ろしいほど苦痛なことである。
そんなことで頭をグルグル回していると、早寝早起きをするのが一番なのではないかという結論が出てきた。これは別に睡眠時間を削るというような話ではない。人間の脳機能は夜より朝の方が活発だ、という考え方に則ったものだ。同じ1時間を使うのであれば、夜より朝のほうが有効にできるのではないか。現在このことに反論する人はおそらくいないはずだ。
じっさい早く起きてみると、妙に時間があるように感じてしまう。そういうわけでネットや本を見たり音楽を聴いたり、いろいろと自分の時間を作ることはできる。こないだは午前5時から開店している京都駅前のラーメン店「第一旭本店」(下京区)に5時半くらい行ってみたら、お客でいっぱいだった(笑)。そんな経験も早く起きてみれば可能である(別にしたくないかな?)。
繰り返すが、どんな人間でも1日を25時間にすることはできない。渡辺美里の1枚目のアルバム「eyes」(85年)のタイトル曲”eyes”で、
つらく無口にならないで
理由(わけ)もなく泣けてきても
朝は誰にも新しい
一日を用意してる
という歌詞が出てくる。この歌詞を引用した意味はたいしてないけれど(笑)、1日が24時間与えられているというのは人類に平等なものだ。ならばその限られた時間の中で私たちは自分の人生をやりくりするしかない。そういうわけで、しばらく早寝早起きに励んでみようと思う。
以前の職場にいた時は、基本的に午前9時半までに出社をすることになっていた。そしてその組織にいるうちはそれで十分であった。しかしながら、世間と照らし合わせてみればかなり遅くに働き始める部類ではないだろうか、といまさらながらに思う。
これまで人類の歴史において、いかなる権力者や億万長者も手に入れられなかったものがある。それは時間だ。例えば秦の始皇帝は晩年に不老不死を求めてあらゆるところに手を伸ばしたけれど、逆におかしな薬を飲まされて寿命を縮めたらしい。人間である限り、おそらく時間というのはどんな努力をしても買い戻したりすることはできないものである。
10代や20代の時だったらあまりピンとはこないかもしれないが、35歳にもなってくれば、
「ああ、俺はいまは人生の折り返し地点まで来てしまっているのかなあ」
などと考えたくなくても考えてしまう瞬間がときどき出てくる。もっと自分の時間を活用したいという思いは、年々強くなりこそすれ弱くなることはない。
かといって、限られた時間をやりくりするというのはなかなかできるものではないというのも事実だ。睡眠、食事、勤務など、既に習慣になってしまっているものを変えるというのは恐ろしいほど苦痛なことである。
そんなことで頭をグルグル回していると、早寝早起きをするのが一番なのではないかという結論が出てきた。これは別に睡眠時間を削るというような話ではない。人間の脳機能は夜より朝の方が活発だ、という考え方に則ったものだ。同じ1時間を使うのであれば、夜より朝のほうが有効にできるのではないか。現在このことに反論する人はおそらくいないはずだ。
じっさい早く起きてみると、妙に時間があるように感じてしまう。そういうわけでネットや本を見たり音楽を聴いたり、いろいろと自分の時間を作ることはできる。こないだは午前5時から開店している京都駅前のラーメン店「第一旭本店」(下京区)に5時半くらい行ってみたら、お客でいっぱいだった(笑)。そんな経験も早く起きてみれば可能である(別にしたくないかな?)。
繰り返すが、どんな人間でも1日を25時間にすることはできない。渡辺美里の1枚目のアルバム「eyes」(85年)のタイトル曲”eyes”で、
つらく無口にならないで
理由(わけ)もなく泣けてきても
朝は誰にも新しい
一日を用意してる
という歌詞が出てくる。この歌詞を引用した意味はたいしてないけれど(笑)、1日が24時間与えられているというのは人類に平等なものだ。ならばその限られた時間の中で私たちは自分の人生をやりくりするしかない。そういうわけで、しばらく早寝早起きに励んでみようと思う。
コメント