かつて私は、主にパンク系のライブで起きる「ダイブ」や「モッシュ」について批判的な文章を日記で書いたことがある。

「ダイブしたら即退場」に関わるお粗末な議論
http://30771.diarynote.jp/200909202059049189/

ネット検索で「Ken Yokoyama」とか「カウントダウン・ジャパン」などといったキーワードからこの文章に引っかかる人もちらほらいるようだ。そして先日、これを読んだだれかが気分が悪くなってツイッターで、

「 なんだこれ。イライラが止まらねー。」
「ライブの楽しみ方は人それぞれってのが本質的なものだと思うのだよ。俺は。それをクズ扱いしてるこいつを俺は許せん。まぁ体制に逆らうのがパンクとも言えるけどさ。」


というつぶやきも見つけた。別に許さなくても結構ですよ、と思わず突っ込みを入れたくなったが、この人の発言で思うところがあるので書いてみたい。

さきの私の文章を飛ばし読みなどしなければ、ダイブする人間を排除せよとか抹殺せよとか言っているのではないのが理解できると思う。私はあるイベントでダイブしている人間に少し被害を受けた経験がある。だからモッシュやダイブなどをしている連中に嫌悪感を感じている。それで彼らをクズと思っているのだ。それ以上でもそれ以下でもない。

私の文章に否定的な人はどうも「クズ」という表現が気に食わないようだ。モッシュやダイブをしている人間に対して失礼だ!ということなのだろう。しかしながら、

「モッシュやダイブをする自由を認めろ!」

という言い分は、

「暴力団にも人権がある!」

というような理屈と重なってしかたないのだ。カタギの人の立場からすれば、

「そりゃあ、人権はあるかもしれないけど・・・」

とその言い分を認めるのに躊躇してしまう人が大半ではないだろうか(きっぱりと「そんなもの無い!」という方が多いかもしれない)。「暴力団にも人権はある」という論理は確かに一面の真実を含んでいる。だが、反社会勢力と呼ばれる人たちを積極的に擁護できる人など世の中にはそんなにいるわけがない。

私の「クズ」表現に対して気分を害した人は、モッシュやダイブをしている連中が周囲から敬意の目で見られているとでも考えているのだろうか。そんなことはないだろう。むしろ彼らを白眼視している人の方が圧倒的だ。ライブ会場で暴れ回って周囲に迷惑をかけている輩(反社会勢力?)に対して、彼らの権利を認めよう!、などと肯定してくれる言う人なんて多いと思うか?

繰り返すが、私は別にモッシュやダイブをするなと言ってるわけではない(人の言う事を聞く連中ではないのだから無駄だと諦めてます)。ただ、今後もそういう光景に出くわしたら、

「全く救いようがねえなあ、このクズどもは・・・」

と遠くから涼しい目で見ているだけである。それだけのことだ。

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