新しい職場で働いて2ヶ月が経過した。はっきりいって、辞められるものならすぐにでも辞めたい(涙)。しかし現在の私には他に選択肢が無いし生活費も確保しなければならないしで、とりあえず続けるしかない。本当に「とりあえず」だ。

そんな心境なので、日々ろくなことが起きていない。しょうもないことも多い。先日の日記では勤務中に修学旅行生からマクドナルドの場所を訊ねられたことを書いたが、今回はこんなことがあった。昼間あたりの話である。

いつものようにヒーヒーいいながら働いていると、目の前にサングラスをかけた初老の男性が、

「おい」

と声をかけてきた。ポケットに両手を突っ込んでいて、なんだか感じの悪いジイさんである。ただでさえ嫌な毎日を過ごしているのに、こんなの関わりたくねえよと内心で思いながらも、道でも尋ねてくるのだろうと構えていた。すると、そのジジイは予想外のことを口にしてくる。

「おなか・・・ペコペコ!助けてくんない?」

・・・・・はあ?

別にホームレスのような身なりでもなかったので、こんなことを言ってくるとは夢にも思わなかった。しかし、物乞いをするのに「おい」はないだろう。なんだ、こいつは。あまりに面を食らったため2、3秒くらい呆気にとられていた気がする。

しかしすぐ我に返り、ちょうど財布をロッカーに入れていたので、ポケットに何もないことをジジイに示しながら、

「お役にたてず申し訳有りません」

となぜかバカ丁寧に答えてしまった。いくら勤務中とはいえ、こんなに卑屈な応対をしてしまっている自分はかなり心が病んでいる気がする。ジジイは何も言わずスッと立ち去っていったが。

ああ、ばかばかしい。ただでさえ疲れているのに、このジジイのおかげで疲労が倍増してしまった。

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