嘘も方便だよ、と言い張れる結果を出したい
2012年2月22日昨日の午後からなんだか体が重たい。そして扁桃腺が腫れているのを感じる。私は扁桃腺が大きいため、風邪をひいたときは高熱が出る。これはまずい。明日に病院へ行って薬をもらってこよう。
しかし今の仕事はシフト制で配置が1ヶ月ガチガチに固まっている。急に休みが入るためには、他の誰かが代わりに入る(「補勤」という)必要が出てくる。
「体調管理はきっちりしろや」
と上司は苦々しい顔で無茶を言う。こんな酷い仕事を押しつけているくせに・・・。そして休みだった(病み上がりの)一人を出勤させ、もう一人にはシフト変更(勤務時間の延長をしてもらう)をしてもらった。そんな面倒な手続きを終えて私は今日、休みをもらって病院へ行くことになった。
しかし、この話にはいくつかの嘘がまぎれこんでいる。今日の私はなぜか病院へ行くことも薬をもらうこともなく、夕方は長岡京市へ向かっていた。
就職活動で面接を受けるためである。面接の時間は午後5時を指定されていたけれど、この日は午前10時から午後10時まで勤務となっていたのだ。それで仮病を使って休んだわけである。
当初、面接する企業には「ちょっとその日は無理なんですが」と返事をし、ではまた連絡します、と言われはした。しかし、こちらの都合だからもう連絡がないかもしれないと思い直し「調整しますので、行かせてください!」と相手に伝えてしまったのだ。この会社、というか職種で私のようなキャリアの人間が面接を受けられるチャンスはたぶんもう無いだろうと判断したことにもよる。そういう事情である。
上の文でも書いたけれど、こんなことをしたら多くの人に迷惑をかけることになる。しかし今回はそれを承知で仮病をつかったのだ。
今日の件の他に私が仕事上でこのような嘘をついたことは、過去に1回だけある。
それは今から11年前、2001年6月までさかのぼる。当時の私は大学を卒業するも仕事が見つからずフラフラしていた。そのころに深夜のコンビニで働くもその店がつぶれてしまうという悲惨な事態になった。だが道を歩いていると別のコンビニがバイトの募集の張り紙を出している。連絡をとってみると、経験者だしいいか、とすぐ採用になった。
しかし面接の際に店長から、就職活動はどうするの?と訊かれてはいた。その時は1社だけ応募していたけれど見込みがないと勝手に思っていたので、専門学校など通いながらしばらく就活をするつもりです、と適当に答えたのである。これが嘘となった。
しかし世の中は不思議なくらい思い通りにいかないもので、バイトを始めてからすぐその1社から内定が出てしまったのである。何もアテがなかった自分としては嬉しいと喜ぶ一方、バイトをどうしよう?という迷いも起きていた。会社は来月から来てもらうと言われたので、バイトはすぐ辞めなければならない。まだ入って間もないというのに。
少し躊躇したけれど、翌日くらいにはコンビニに行き店長のお母さんに辞める旨を伝えた。お母さんはあまり事情を知らなかったので、じゃあまたバイト募集を出さないといけませんねえ、で終わる。が、当の店長はさすがに黙ってはいなかった。
「話を聞かせてくれるか」
と店の裏で苦々しい顔をされながら事情を聞かれる。そりゃあ入ったとたんに、辞めます、では向こうの気分が悪いに決まっている。その店長はそんなに怖い人ではなかったので二言三言のイヤミを言われるくらいで終わったけれど。そういえば去って行く日も、頑張れよ、と言ってくれたような。
どう考えてもこちらに分がある話ではない。しかしアルバイトを辞めるのを怖がってサラリーマンの道を蹴ったとしたら、それはただのバカだろう。人生の節目節目では嘘でもついて事態を収拾しなければ前に進めない場面もあるのだ、と言いたい。
今日の件についても、そんな私のターニング・ポイントとなるのだろうか。この件については結果をまたお伝えしたいと思う。
しかし今の仕事はシフト制で配置が1ヶ月ガチガチに固まっている。急に休みが入るためには、他の誰かが代わりに入る(「補勤」という)必要が出てくる。
「体調管理はきっちりしろや」
と上司は苦々しい顔で無茶を言う。こんな酷い仕事を押しつけているくせに・・・。そして休みだった(病み上がりの)一人を出勤させ、もう一人にはシフト変更(勤務時間の延長をしてもらう)をしてもらった。そんな面倒な手続きを終えて私は今日、休みをもらって病院へ行くことになった。
しかし、この話にはいくつかの嘘がまぎれこんでいる。今日の私はなぜか病院へ行くことも薬をもらうこともなく、夕方は長岡京市へ向かっていた。
就職活動で面接を受けるためである。面接の時間は午後5時を指定されていたけれど、この日は午前10時から午後10時まで勤務となっていたのだ。それで仮病を使って休んだわけである。
当初、面接する企業には「ちょっとその日は無理なんですが」と返事をし、ではまた連絡します、と言われはした。しかし、こちらの都合だからもう連絡がないかもしれないと思い直し「調整しますので、行かせてください!」と相手に伝えてしまったのだ。この会社、というか職種で私のようなキャリアの人間が面接を受けられるチャンスはたぶんもう無いだろうと判断したことにもよる。そういう事情である。
上の文でも書いたけれど、こんなことをしたら多くの人に迷惑をかけることになる。しかし今回はそれを承知で仮病をつかったのだ。
今日の件の他に私が仕事上でこのような嘘をついたことは、過去に1回だけある。
それは今から11年前、2001年6月までさかのぼる。当時の私は大学を卒業するも仕事が見つからずフラフラしていた。そのころに深夜のコンビニで働くもその店がつぶれてしまうという悲惨な事態になった。だが道を歩いていると別のコンビニがバイトの募集の張り紙を出している。連絡をとってみると、経験者だしいいか、とすぐ採用になった。
しかし面接の際に店長から、就職活動はどうするの?と訊かれてはいた。その時は1社だけ応募していたけれど見込みがないと勝手に思っていたので、専門学校など通いながらしばらく就活をするつもりです、と適当に答えたのである。これが嘘となった。
しかし世の中は不思議なくらい思い通りにいかないもので、バイトを始めてからすぐその1社から内定が出てしまったのである。何もアテがなかった自分としては嬉しいと喜ぶ一方、バイトをどうしよう?という迷いも起きていた。会社は来月から来てもらうと言われたので、バイトはすぐ辞めなければならない。まだ入って間もないというのに。
少し躊躇したけれど、翌日くらいにはコンビニに行き店長のお母さんに辞める旨を伝えた。お母さんはあまり事情を知らなかったので、じゃあまたバイト募集を出さないといけませんねえ、で終わる。が、当の店長はさすがに黙ってはいなかった。
「話を聞かせてくれるか」
と店の裏で苦々しい顔をされながら事情を聞かれる。そりゃあ入ったとたんに、辞めます、では向こうの気分が悪いに決まっている。その店長はそんなに怖い人ではなかったので二言三言のイヤミを言われるくらいで終わったけれど。そういえば去って行く日も、頑張れよ、と言ってくれたような。
どう考えてもこちらに分がある話ではない。しかしアルバイトを辞めるのを怖がってサラリーマンの道を蹴ったとしたら、それはただのバカだろう。人生の節目節目では嘘でもついて事態を収拾しなければ前に進めない場面もあるのだ、と言いたい。
今日の件についても、そんな私のターニング・ポイントとなるのだろうか。この件については結果をまたお伝えしたいと思う。
コメント