昨年度のことを色々と振り返りながら過去を清算しようと当初は息巻いていたものの、いざ書くとなるとキーボードを打つ手が動かなくなってしまった。人間というのは、本当に辛いことに向き合うとこういう状態になるのだなと感じる。自分の身を切るような思いに駆られてしまうのだ。
何をいま書こうとしているのかといえば、この1年における就職活動の経過についてである。
去年の5月から先月(12年3月)に至るまで、おそらく応募した会社・団体は100に迫ったと思う。そして書類選考が通って面接まで進んだ(またはいきなり面接まで行った件)のが10件ほど、そして実際に採用されたのがたったの1件である。
この結果をそのまま数値化すれば、面接まで進む確率が10パーセント、内定するのは1パーセントだ。
なかなか現実は厳しいものだと感じたが、友人と飲みながらこのことを話すと、
「今はそんなもんでしょう」
としたり顔で言われてやや面食らった。世間でも内定率はそのようなものとどこかで聞いた気もするが、頭で理解するのと実際に体験するのではかなりの乖離があるだろう。本当に100社受けて99社からダメだしをくらうというのが相当に辛い経験である。
「社会における自分の価値ってこんなものなんだな」
そういうことが実際に客観的な数字で出てしまうのも就職活動であろう。ああ嫌だ。
話の流れのついでに、自分の存在が否定された経験をもう一つ紹介しよう。
この1年、各社が提供している求人サイトもかなり利用した。履歴書や職務経歴書はサイトに掲載し、受けたい企業にはサイトを通じてそれを送るから便利だ(気軽に送れる分、競争率も高くなるだろうが)。リクナビNEXT、DODA、en、@type、マイナビ(ここはリクルートを抜いていま一番勢いがあるらしい)など複数の求人サイトに登録し、自分が申し込めそうなものは片っ端から応募してみた。それが積み重なって「99件の企業からダメだしをくらった」ということになるのだが。
それから「転職支援サービス」というものも2回体験したことがある。これはサービスを提供している会社に出向いて担当者と面談し、そこから自分にあった求人を紹介してもらうというものだった。
ここでも本当に嫌な経験をしている。ある外資系のJ社という転職支援の会社に行った時のことである。私は別にここを登録するつもりはなかったが、どこかのサイトに載っている会社を応募したところ窓口がJ社だったのでそこに出向いた。
そこで出会った担当者が最悪だった。私は応募した会社のことを訊きたかったのに、関係ないことを根掘り葉掘り訊いてきた上で、
「前の会社に残った方が良かったんちゃいます?」
と、とんでもない暴言を吐いてきたのである。いくらなんでも、辞めた人間に対してこのセリフは禁句だろうが。
「会社が泥舟だったから、沈む前に辞めてやったんじゃ!」
と言いたかったけど、あまりに頭がカッとなって何も口から出てこなかった。
話を聞けばこのHという男、なんでも36歳にしてJ社が5社目というから、まともに積んだ実績など何も無いのだろう。J社も彼が何度も会社を変えてるから「何社も就職に内定した実績がある」とでも評価して採用したのだろうか。そんなバカな。
この後も、字が汚いだの、面接は場数を踏まないといけないから何度も受けるしかない、だのと、
「その程度の話だったら中学生でも言えるぞ!」
というようなレベルのアドバイス(?)を受けて、気分が悪いまま部屋を出たのを今でも覚えている。
冷静に話を戻せば、転職サービスの連中に過度の期待をするのは止めた方が賢明だ。このサービスによって採用された場合、採用した会社は新入社員の年収の2割くらいだったな、転職支援会社への手数料として支払うシステムになっている。連中はあくまで金をもらう側に目が向いているわけで、応募してくる人間は「商品」の候補に過ぎないのだ。そういう関係だけは頭に入れておいた方がよい。
非公開の求人を紹介してもらえるというメリットはあるにはあるものの、おかしな会社を紹介される可能性も否定できない。私だって、そこは嫌だというのに光通信の関連会社を何度も紹介された。この担当者は人の話を聞いてないなと感じた。さきほどのHのこともあるけれど、転職支援のアドバイザーもたいした能力があるわけでもないということも付け加えておこう。
しかしながら、こんなに文句ばかり言ってから書くのもどうかと思うが、光通信でもなんでも紹介してもらえるだけまだマシだったかもしれない。他の転職サイトでも転職支援サービスを申し込んでみたものの、紹介できるところがありません、というメールが届いて終わりだったから。ああ、辛い。
そういえば面談をした時、転職をする年齢が「32歳」が限度と教えられたことがある。35歳ではちょっと遅かったですねえ、と言われたのも結構ショックを受けたことも今も生々しく記憶に残っている。
となれば今年で36歳になる私は、また再び転職活動をするとしたらさらに厳しい道を歩まねばならないだろう。採用率は0.5パーセントくらいまで落ちるだろうか。それをカバーするためには何かスキルアップをしないといけないと思うが、さてどうしようかと思案している今日このごろである。
何をいま書こうとしているのかといえば、この1年における就職活動の経過についてである。
去年の5月から先月(12年3月)に至るまで、おそらく応募した会社・団体は100に迫ったと思う。そして書類選考が通って面接まで進んだ(またはいきなり面接まで行った件)のが10件ほど、そして実際に採用されたのがたったの1件である。
この結果をそのまま数値化すれば、面接まで進む確率が10パーセント、内定するのは1パーセントだ。
なかなか現実は厳しいものだと感じたが、友人と飲みながらこのことを話すと、
「今はそんなもんでしょう」
としたり顔で言われてやや面食らった。世間でも内定率はそのようなものとどこかで聞いた気もするが、頭で理解するのと実際に体験するのではかなりの乖離があるだろう。本当に100社受けて99社からダメだしをくらうというのが相当に辛い経験である。
「社会における自分の価値ってこんなものなんだな」
そういうことが実際に客観的な数字で出てしまうのも就職活動であろう。ああ嫌だ。
話の流れのついでに、自分の存在が否定された経験をもう一つ紹介しよう。
この1年、各社が提供している求人サイトもかなり利用した。履歴書や職務経歴書はサイトに掲載し、受けたい企業にはサイトを通じてそれを送るから便利だ(気軽に送れる分、競争率も高くなるだろうが)。リクナビNEXT、DODA、en、@type、マイナビ(ここはリクルートを抜いていま一番勢いがあるらしい)など複数の求人サイトに登録し、自分が申し込めそうなものは片っ端から応募してみた。それが積み重なって「99件の企業からダメだしをくらった」ということになるのだが。
それから「転職支援サービス」というものも2回体験したことがある。これはサービスを提供している会社に出向いて担当者と面談し、そこから自分にあった求人を紹介してもらうというものだった。
ここでも本当に嫌な経験をしている。ある外資系のJ社という転職支援の会社に行った時のことである。私は別にここを登録するつもりはなかったが、どこかのサイトに載っている会社を応募したところ窓口がJ社だったのでそこに出向いた。
そこで出会った担当者が最悪だった。私は応募した会社のことを訊きたかったのに、関係ないことを根掘り葉掘り訊いてきた上で、
「前の会社に残った方が良かったんちゃいます?」
と、とんでもない暴言を吐いてきたのである。いくらなんでも、辞めた人間に対してこのセリフは禁句だろうが。
「会社が泥舟だったから、沈む前に辞めてやったんじゃ!」
と言いたかったけど、あまりに頭がカッとなって何も口から出てこなかった。
話を聞けばこのHという男、なんでも36歳にしてJ社が5社目というから、まともに積んだ実績など何も無いのだろう。J社も彼が何度も会社を変えてるから「何社も就職に内定した実績がある」とでも評価して採用したのだろうか。そんなバカな。
この後も、字が汚いだの、面接は場数を踏まないといけないから何度も受けるしかない、だのと、
「その程度の話だったら中学生でも言えるぞ!」
というようなレベルのアドバイス(?)を受けて、気分が悪いまま部屋を出たのを今でも覚えている。
冷静に話を戻せば、転職サービスの連中に過度の期待をするのは止めた方が賢明だ。このサービスによって採用された場合、採用した会社は新入社員の年収の2割くらいだったな、転職支援会社への手数料として支払うシステムになっている。連中はあくまで金をもらう側に目が向いているわけで、応募してくる人間は「商品」の候補に過ぎないのだ。そういう関係だけは頭に入れておいた方がよい。
非公開の求人を紹介してもらえるというメリットはあるにはあるものの、おかしな会社を紹介される可能性も否定できない。私だって、そこは嫌だというのに光通信の関連会社を何度も紹介された。この担当者は人の話を聞いてないなと感じた。さきほどのHのこともあるけれど、転職支援のアドバイザーもたいした能力があるわけでもないということも付け加えておこう。
しかしながら、こんなに文句ばかり言ってから書くのもどうかと思うが、光通信でもなんでも紹介してもらえるだけまだマシだったかもしれない。他の転職サイトでも転職支援サービスを申し込んでみたものの、紹介できるところがありません、というメールが届いて終わりだったから。ああ、辛い。
そういえば面談をした時、転職をする年齢が「32歳」が限度と教えられたことがある。35歳ではちょっと遅かったですねえ、と言われたのも結構ショックを受けたことも今も生々しく記憶に残っている。
となれば今年で36歳になる私は、また再び転職活動をするとしたらさらに厳しい道を歩まねばならないだろう。採用率は0.5パーセントくらいまで落ちるだろうか。それをカバーするためには何かスキルアップをしないといけないと思うが、さてどうしようかと思案している今日このごろである。
コメント