どんなに朝が早くても遅刻はまずしない。だからといって朝が強いというわけでもない。むしろ、パッと起きるのはものすごく苦手だ。
社会に出るまでは今以上に朝が苦痛で仕方なかった。生まれつきものすごい低血圧の体質で、上が100を切るほどであった。毎朝目を覚ますのがものすごく気分が悪い。しかし、会社勤めをしてしばらく経つうちに血圧も125くらいの数値になっていき、かつてほどには起きるのが辛くなくなった。
だが、現在でも起きるのは苦しいし、スッキリと目が覚めるという体験も自分の中ではあまり記憶がない。
「起きるのダルい。それだったら、ずっと寝ていたい」
こうして、休みの日は正午近くまで布団から起き上がらないこともしばしばだ。寒い冬の季節はこの傾向がさらに強くなる。そういうわけで、自分にとって冬の朝は最悪である。
しかし、である。新しい仕事は朝からけっこう体を動かしたり、細かいことも必要になってくる業務だ。頭がボーッとしている状態ではつまらないミスをする可能性も高くなってくる.元来ボヤッとしている人間であるから、このあたりはどうしても対策を立てないといけない。ここしばらくそんなことを思っていた。
だからといって何か対策をたてたかといえば、特に何もしてなかった。36年生きてきてずっと朝が弱かったのだから、これからも清々しい朝を迎えられるとも思えなかったのである。
だが先日、思いがけないことからこの問題の解決の糸口が見えてきた。仕事の帰りで買った牛乳とインスタント・コーヒーでなんとなくカフェオレを作って、翌朝にそれを飲んだ時のことである。しばらくすると、不思議と頭がスッキリしてきたのを自分でも感じとったのだ。別にカフェオレを飲もうとしたのは何の意図もなかったのだけど、この効果には驚いた。
そんなのコーヒーだって同じだろう、と思う方も多いだろう。しかし、コーヒーを飲んでスッキリした記憶も私には無いのである。よくよく考えてみれば、朝起きて空腹の状態でカフェインを胃袋に流し込むというのはなかなか刺激の強い行為な気がする。少なくとも、体に良いことはないだろう。朝にコーヒーを飲んでもちっとも目覚めない自分は間違っていないと思う。
そんなコーヒーと比べると、牛乳の入ったカフェオレの方がいくぶん刺激は弱いし味も優しくなっている。それでもカフェインが入ってるから目覚めの効果はある。ちなみに砂糖などの類は全く入れていない。市販のカフェオレがたいてい不必要なくらいベタベタに甘く味付けがされているけれど、それも目覚めには良くないような気がする。
なんだか講釈が多くなった気もするが、ともかく最近は毎朝カフェオレを作って飲んでいて目覚めも良くなっている。また仕事でミスらしきものもなく順調だ。別に仕事とカフェオレとの因果関係があるというつもりもないけれど、しばらく朝のお供に飲み続けるような気がする。
写真は私がそのカフェオレを入れているマグカップだ。07年にヴァン・モリソンを観るため渡英した際、ロンドン三越で買ったものである。ご存知の方も多いだろうが、セックス・ピストルズの唯一のアルバムのジャケットがプリントされている。
社会に出るまでは今以上に朝が苦痛で仕方なかった。生まれつきものすごい低血圧の体質で、上が100を切るほどであった。毎朝目を覚ますのがものすごく気分が悪い。しかし、会社勤めをしてしばらく経つうちに血圧も125くらいの数値になっていき、かつてほどには起きるのが辛くなくなった。
だが、現在でも起きるのは苦しいし、スッキリと目が覚めるという体験も自分の中ではあまり記憶がない。
「起きるのダルい。それだったら、ずっと寝ていたい」
こうして、休みの日は正午近くまで布団から起き上がらないこともしばしばだ。寒い冬の季節はこの傾向がさらに強くなる。そういうわけで、自分にとって冬の朝は最悪である。
しかし、である。新しい仕事は朝からけっこう体を動かしたり、細かいことも必要になってくる業務だ。頭がボーッとしている状態ではつまらないミスをする可能性も高くなってくる.元来ボヤッとしている人間であるから、このあたりはどうしても対策を立てないといけない。ここしばらくそんなことを思っていた。
だからといって何か対策をたてたかといえば、特に何もしてなかった。36年生きてきてずっと朝が弱かったのだから、これからも清々しい朝を迎えられるとも思えなかったのである。
だが先日、思いがけないことからこの問題の解決の糸口が見えてきた。仕事の帰りで買った牛乳とインスタント・コーヒーでなんとなくカフェオレを作って、翌朝にそれを飲んだ時のことである。しばらくすると、不思議と頭がスッキリしてきたのを自分でも感じとったのだ。別にカフェオレを飲もうとしたのは何の意図もなかったのだけど、この効果には驚いた。
そんなのコーヒーだって同じだろう、と思う方も多いだろう。しかし、コーヒーを飲んでスッキリした記憶も私には無いのである。よくよく考えてみれば、朝起きて空腹の状態でカフェインを胃袋に流し込むというのはなかなか刺激の強い行為な気がする。少なくとも、体に良いことはないだろう。朝にコーヒーを飲んでもちっとも目覚めない自分は間違っていないと思う。
そんなコーヒーと比べると、牛乳の入ったカフェオレの方がいくぶん刺激は弱いし味も優しくなっている。それでもカフェインが入ってるから目覚めの効果はある。ちなみに砂糖などの類は全く入れていない。市販のカフェオレがたいてい不必要なくらいベタベタに甘く味付けがされているけれど、それも目覚めには良くないような気がする。
なんだか講釈が多くなった気もするが、ともかく最近は毎朝カフェオレを作って飲んでいて目覚めも良くなっている。また仕事でミスらしきものもなく順調だ。別に仕事とカフェオレとの因果関係があるというつもりもないけれど、しばらく朝のお供に飲み続けるような気がする。
写真は私がそのカフェオレを入れているマグカップだ。07年にヴァン・モリソンを観るため渡英した際、ロンドン三越で買ったものである。ご存知の方も多いだろうが、セックス・ピストルズの唯一のアルバムのジャケットがプリントされている。
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