上には上がいるものだ
晴れた日は午前6時15分には、雨の日は午前5時48分(始発バスの10分前)には部屋へ出るようになって2ヶ月近くが経過した。少し前は真っ暗だった外も最近は少しずつ明るくなってきている。

午前6時台で開いている店といえば、コンビニかファーストフードばかりだ。開店が早いところといえばパンだろうけど、せいぜい早くて7時である。しかし通勤の途中、6時半ごろの時点で既に開いているお店を見つけていた。けっこう昔からやっていそうな感じのところで、ガラスケースの中にサンドイッチなどが並んでいる。

「ずいぶん早くから開けてるなあ。6時開店かな?」

と気になって、今朝はここで買ってみることにした。店の前に自転車を停めてガラスケースの前に立つと、初老の女性が、

「はい、いらっしゃいませ。今日は寒いですねえ」

と言いながら出て来た。何がおすすめかもわからないので、とりあえず目についたサラミサンドとウインナーロールを注文しながら、

「あのー、ここは何時から開いてるんですか?

と訊ねたら、

「5時からです。朝から並んでる人もいるんですよ」

という返事がかえってきた。まさか5時から開いているとは思わなかった。しかも、それを待っている人もいるとはさらに驚きである。

自分も最近は4時半に起きて7時から仕事をしてるのだが、

「3時に起きて、揚げ物とか作ってるんですよお」

と言っていたこちらの女性はさらに上を言っているわけだ。いったいこの生活を何年続けているのだろうか。並んで待って買っているお客もどんな暮らしをしているのか。そんなことを考えると頭がクラクラしてくる早朝であった。

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