別に謝らなくていい。ただ、懲りてくれ
2013年5月29日 お仕事今月はずっと日記を書かずにここまできてしまった。どうしてそうなったかといえば、日々の業務で体の疲れがとれない状態が今も続いており、どうにも文章を作る気力が起きなかったのである。そもそも、文章を書いたからといって収入が発生するわけでもないし、大量の読者が待ち望んでいるブログでもない。具体的に反響があるわけでもない。かつての職場の上司たちがこれを読んでいるという話も耳にするけれど、
「ちゃんと中身を理解してるのか?本当にわかっていれば身につまされて読めなくなるはずだけど・・・」
と思ってしまうのだ。少なくとも自分はそういう意図を持ってこれを書いてきた部分もあるんだけどね。その辺りが、私の文章力が低いせいか、どうも伝わらないらしいが。
しかし昨日からちょっと書いてみたい出来事が続いたので、久しぶりに更新をしてみたい。
といっても、実際に文章にしてみればたいした話ではない。いつも午前中は一緒に作業をしているパートの男性が先日、無断欠勤をしたというだけのことである。彼はこれまでもすでに2回遅刻をしている。それでもその時はやって来たのだが、今回はついに職場へ訪れることはなかった。
小心な自分が同じ立場だったら、そんな失敗をすればもうそのまま消え去ってしまったと思う。しかし彼は今日、何食わぬ顔で出勤してきたのだ。これにはけっこう驚いた。たくましいというか厚顔無恥というか、ともかく呆気にとられてしまった。だがもちろんそのままで済むはずもなく、上司に呼ばれていったん現場から消えてしまった。クビにされたのかなと一瞬思ったが、業務の変更を言い渡されたらしい。結局、これまでの仕事を私ひとりですることになった。しかし、今日はなぜか二人でおこなうペースとたいして違いはなかった。彼のこれまでの仕事ぶりについては、その辺から推測していただければと願う。
そして、仕事場で彼とすれ違う場面は何度かあったものの、こちらに声をかけてくることが一度としてなかった。それについては、
「まあ、上司に絞られて今日は気分も悪かったんだろうな」
と個人的にはそう解釈していたし、それ以上は特に何も思わなかった。
が、周囲はどうもそう感じていなかったようである。
仕事が一段落ついて休憩に入っていた時、同じ職場の方から、
「渡部くん。T(問題のパート)さんから何か言われた?」
と訊ねられたのである。
この質問にやや面食らった私は、
「いや、別に言われてないですけど・・・」
と正直に答えてしまう。
すると先方は、
「えー。普通は”昨日は休んですいませんでした”とか言うのが常識でしょう?信じられないわー」
という反応が返ってきたのであった。
個人的にはそれほど大きな迷惑がかかったわけでもないし(そもそも彼の仕事ぶりをアテにしたことがない)、職場に出てこなかった時も「またか」と思っただけである。しかし、先方のような捉え方もあるのだろう。いや、こう考えるほうが普通なのかもしれない。
別に強がりでもなんでもなく、謝罪みたいなものはしてほしいとは全く思っていない。これは読んでる方にうかがいたいのだが、謝ってもらったら気分というのは良くなるのだろうか。改まってそんなことをしてもらっても別に・・・と個人的には思うのだが。
もっといえば、これは経験則であって何の根拠も無いけれど、人間というのは本質的に(老若男女を問わず)「謝る」という行為が嫌いな気がするのである。私自身も頭を下げるというのは大嫌いだから、他人にそれを求める気にもならない。それだけの話だ。
ただ彼に対して、同じ過ちをまた繰り返してほしくない、とだけは願っている。懲りてくれたらそれでいい、と。自分に迷惑をかけてくる相手に対しては、そう接しているつもりだ。
しかしながら、こうした私の思いも残念ながら水泡に帰すことが常である。
以前にこんなことがあった。職場の同僚と飲んでいる時に相手と口論のような状態になり、テンションが上がった彼が私の胸ぐらを掴んだ末にシャツを破ってしまったという出来事があった。日常の業務では優柔不断でろくに責任感もない割にこうした席ではこんな行動で出るんだなと呆れたが、これが話の本題ではない。
その後も何かあるたび、彼にこのときの出来事を持ち出してみた(こういう仕打ちをされたら、私は二度と忘れないので)。しかし、向こうは反省しているどころか、
「まだそんなこと言うのか?」
という反応を返してくるばかりだった。さきほど書いた通り、私は別に謝罪とかして欲しいのではない。ただ、彼の言動を通じてこれだけは確信できた。彼は自分のやったことを「間違った」とか「失敗した」とかは全く思っていないということを。
少しでも懲りていれば、今度から気をつけようとか思うはずである。しかし、彼の言動にはそうしたフシが欠片も見られなかった。謝罪するとかしないとかよりも、そうしたことに私は深い絶望感を抱いたのである。人間ってそうそう変われないだな、という私の頑迷な思い込みはこうした経験が裏打ちされている。
今回の無断欠勤をした彼についても、このシャツを破った人間と重なって仕方がない。果たしてまた同じ行為を彼は繰り返してしまうのか。個人的には、再犯の可能性強し、としか思えてならないのだが。
「ちゃんと中身を理解してるのか?本当にわかっていれば身につまされて読めなくなるはずだけど・・・」
と思ってしまうのだ。少なくとも自分はそういう意図を持ってこれを書いてきた部分もあるんだけどね。その辺りが、私の文章力が低いせいか、どうも伝わらないらしいが。
しかし昨日からちょっと書いてみたい出来事が続いたので、久しぶりに更新をしてみたい。
といっても、実際に文章にしてみればたいした話ではない。いつも午前中は一緒に作業をしているパートの男性が先日、無断欠勤をしたというだけのことである。彼はこれまでもすでに2回遅刻をしている。それでもその時はやって来たのだが、今回はついに職場へ訪れることはなかった。
小心な自分が同じ立場だったら、そんな失敗をすればもうそのまま消え去ってしまったと思う。しかし彼は今日、何食わぬ顔で出勤してきたのだ。これにはけっこう驚いた。たくましいというか厚顔無恥というか、ともかく呆気にとられてしまった。だがもちろんそのままで済むはずもなく、上司に呼ばれていったん現場から消えてしまった。クビにされたのかなと一瞬思ったが、業務の変更を言い渡されたらしい。結局、これまでの仕事を私ひとりですることになった。しかし、今日はなぜか二人でおこなうペースとたいして違いはなかった。彼のこれまでの仕事ぶりについては、その辺から推測していただければと願う。
そして、仕事場で彼とすれ違う場面は何度かあったものの、こちらに声をかけてくることが一度としてなかった。それについては、
「まあ、上司に絞られて今日は気分も悪かったんだろうな」
と個人的にはそう解釈していたし、それ以上は特に何も思わなかった。
が、周囲はどうもそう感じていなかったようである。
仕事が一段落ついて休憩に入っていた時、同じ職場の方から、
「渡部くん。T(問題のパート)さんから何か言われた?」
と訊ねられたのである。
この質問にやや面食らった私は、
「いや、別に言われてないですけど・・・」
と正直に答えてしまう。
すると先方は、
「えー。普通は”昨日は休んですいませんでした”とか言うのが常識でしょう?信じられないわー」
という反応が返ってきたのであった。
個人的にはそれほど大きな迷惑がかかったわけでもないし(そもそも彼の仕事ぶりをアテにしたことがない)、職場に出てこなかった時も「またか」と思っただけである。しかし、先方のような捉え方もあるのだろう。いや、こう考えるほうが普通なのかもしれない。
別に強がりでもなんでもなく、謝罪みたいなものはしてほしいとは全く思っていない。これは読んでる方にうかがいたいのだが、謝ってもらったら気分というのは良くなるのだろうか。改まってそんなことをしてもらっても別に・・・と個人的には思うのだが。
もっといえば、これは経験則であって何の根拠も無いけれど、人間というのは本質的に(老若男女を問わず)「謝る」という行為が嫌いな気がするのである。私自身も頭を下げるというのは大嫌いだから、他人にそれを求める気にもならない。それだけの話だ。
ただ彼に対して、同じ過ちをまた繰り返してほしくない、とだけは願っている。懲りてくれたらそれでいい、と。自分に迷惑をかけてくる相手に対しては、そう接しているつもりだ。
しかしながら、こうした私の思いも残念ながら水泡に帰すことが常である。
以前にこんなことがあった。職場の同僚と飲んでいる時に相手と口論のような状態になり、テンションが上がった彼が私の胸ぐらを掴んだ末にシャツを破ってしまったという出来事があった。日常の業務では優柔不断でろくに責任感もない割にこうした席ではこんな行動で出るんだなと呆れたが、これが話の本題ではない。
その後も何かあるたび、彼にこのときの出来事を持ち出してみた(こういう仕打ちをされたら、私は二度と忘れないので)。しかし、向こうは反省しているどころか、
「まだそんなこと言うのか?」
という反応を返してくるばかりだった。さきほど書いた通り、私は別に謝罪とかして欲しいのではない。ただ、彼の言動を通じてこれだけは確信できた。彼は自分のやったことを「間違った」とか「失敗した」とかは全く思っていないということを。
少しでも懲りていれば、今度から気をつけようとか思うはずである。しかし、彼の言動にはそうしたフシが欠片も見られなかった。謝罪するとかしないとかよりも、そうしたことに私は深い絶望感を抱いたのである。人間ってそうそう変われないだな、という私の頑迷な思い込みはこうした経験が裏打ちされている。
今回の無断欠勤をした彼についても、このシャツを破った人間と重なって仕方がない。果たしてまた同じ行為を彼は繰り返してしまうのか。個人的には、再犯の可能性強し、としか思えてならないのだが。
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