職場で実際に起きたらしいが、いまだに信じられない話
2013年8月2日 お仕事月末や月初が忙しい会社も多いだろう。私の勤務先も同じ事情で、8月1日は珍しく残業を1時間ほどしてから帰る。だが、その2時間後に職場でとんでもないことが起きるとは全く予測ができなかった。
これは今日の昼前くらいに、現場責任者の一人から直接聞いた話である。しかし、いまだに、
「あり得ない話でもないが・・・信じがたいなあ」
というのが正直な感想だ。
その現場責任者の方は私(午前7時出勤)より遅出の出勤になっていて、午前10時15分に職場にやってくる。そして午後7時とか8時くらいまで仕事をするという。その時点で職場のフロアにいる人は彼女と、これまた遅出のパートさん(基本は午後2時から6時まで)の女性1人だけである。
その日は月初ということもあり作業はたまっていて、パートのIさんも定時で終わらず残業していた。現場責任者の人とIさんは離れて別々の作業をしていた。時計の針は午後7時を回っていた頃である。
その時、遠くにいたIさんが突然、
「なんかエプロンを着た知らない男性が立っている!」
と言って駆け寄ってきたのだ。
こんな時間に誰が?と責任者の方が行ってみると、そこにはいたのは・・・朝の時間パートに来ているT氏だったのである。あの無断欠勤男のことだ。
T氏の正確な勤務時間は午前7時から11時の4時間である。よって午後2時から来るIさんは彼の顔を全く知らなかったので驚くのも無理はなかった。
いや、たとえ顔を知っている責任者にしても、目の前の出来事が把握できないでかなり困惑していた。
それでも、
「て、Tさん・・・何やってんの?」
となんとか訊ねてみる。
しかし、
「え?なんですか?今日は会社、休みなんですか?今日は何曜日ですか?」
と、いまだに現状が認識できないでいる。
「店はどうしたのよ?もう開けてるんじゃないの?」
そう。T氏の本業は居酒屋の経営なのである。正確な営業時間は知らないが、午後7時の時点でたいていの店は開けているだろう。しかし、当のT氏はそこからはるか離れた場所で、エプソン姿をしたまま立っているのだ。ちなみにエプロンはパートの人はなぜかみんな着用して仕事をしてる(私はしてません)。
「大丈夫?大丈夫?」と肩を揺さぶられ、店のことを言われて、
「あ、ああ・・・」
とようやく事情に気づいたのか、そのまま彼は職場を後にしたという。
ここからは現場責任者の話である。
「Tさんって、仕事が終わってから店の仕込みをするのよね。おそらくその後に仮眠をとってるんだろうけど、そこから寝ぼけて午前7時と午後7時を間違えたんとちゃうかなあ?いま午後7時はまだ明るいし」
「でもねえ、私らも寝ぼけて『あ、いま朝?夕方?』と訳がわからなくなることってあるけど、普通はどこかの時点で気づくでしょう?そのままこうやって行動に移すって・・・ありえへんわ(笑)」
「しかも、あの人、ここ(職場)までバスで来てるのよ(笑)。寝ぼけてバスにまで乗ってくるなんて・・・」
いろいろと話を聞いたものの、私が返した答えといえば、
「いや・・・可能性はゼロとはいえませんが、いまだに信じられないんですけど・・・」
と煮え切らないものだった。
話はさらに続く。
「今日Tさんに会ったわけだけど、昨日のことはちっとも口に出さないのよ。普通だったら『昨日はお騒がせしました』とか一言くらいあるでしょ?あの人、本当に寝ぼけてたんじゃないなあ。私も昨日のことが本当のことかどうかわからなくなってきたわ・・・」
これをご覧になった方は、すんなりと信じられるだろうか。事実は小説よりも奇なり、という言葉があるが、これはそういう類の話のような気がする。
これは今日の昼前くらいに、現場責任者の一人から直接聞いた話である。しかし、いまだに、
「あり得ない話でもないが・・・信じがたいなあ」
というのが正直な感想だ。
その現場責任者の方は私(午前7時出勤)より遅出の出勤になっていて、午前10時15分に職場にやってくる。そして午後7時とか8時くらいまで仕事をするという。その時点で職場のフロアにいる人は彼女と、これまた遅出のパートさん(基本は午後2時から6時まで)の女性1人だけである。
その日は月初ということもあり作業はたまっていて、パートのIさんも定時で終わらず残業していた。現場責任者の人とIさんは離れて別々の作業をしていた。時計の針は午後7時を回っていた頃である。
その時、遠くにいたIさんが突然、
「なんかエプロンを着た知らない男性が立っている!」
と言って駆け寄ってきたのだ。
こんな時間に誰が?と責任者の方が行ってみると、そこにはいたのは・・・朝の時間パートに来ているT氏だったのである。あの無断欠勤男のことだ。
T氏の正確な勤務時間は午前7時から11時の4時間である。よって午後2時から来るIさんは彼の顔を全く知らなかったので驚くのも無理はなかった。
いや、たとえ顔を知っている責任者にしても、目の前の出来事が把握できないでかなり困惑していた。
それでも、
「て、Tさん・・・何やってんの?」
となんとか訊ねてみる。
しかし、
「え?なんですか?今日は会社、休みなんですか?今日は何曜日ですか?」
と、いまだに現状が認識できないでいる。
「店はどうしたのよ?もう開けてるんじゃないの?」
そう。T氏の本業は居酒屋の経営なのである。正確な営業時間は知らないが、午後7時の時点でたいていの店は開けているだろう。しかし、当のT氏はそこからはるか離れた場所で、エプソン姿をしたまま立っているのだ。ちなみにエプロンはパートの人はなぜかみんな着用して仕事をしてる(私はしてません)。
「大丈夫?大丈夫?」と肩を揺さぶられ、店のことを言われて、
「あ、ああ・・・」
とようやく事情に気づいたのか、そのまま彼は職場を後にしたという。
ここからは現場責任者の話である。
「Tさんって、仕事が終わってから店の仕込みをするのよね。おそらくその後に仮眠をとってるんだろうけど、そこから寝ぼけて午前7時と午後7時を間違えたんとちゃうかなあ?いま午後7時はまだ明るいし」
「でもねえ、私らも寝ぼけて『あ、いま朝?夕方?』と訳がわからなくなることってあるけど、普通はどこかの時点で気づくでしょう?そのままこうやって行動に移すって・・・ありえへんわ(笑)」
「しかも、あの人、ここ(職場)までバスで来てるのよ(笑)。寝ぼけてバスにまで乗ってくるなんて・・・」
いろいろと話を聞いたものの、私が返した答えといえば、
「いや・・・可能性はゼロとはいえませんが、いまだに信じられないんですけど・・・」
と煮え切らないものだった。
話はさらに続く。
「今日Tさんに会ったわけだけど、昨日のことはちっとも口に出さないのよ。普通だったら『昨日はお騒がせしました』とか一言くらいあるでしょ?あの人、本当に寝ぼけてたんじゃないなあ。私も昨日のことが本当のことかどうかわからなくなってきたわ・・・」
これをご覧になった方は、すんなりと信じられるだろうか。事実は小説よりも奇なり、という言葉があるが、これはそういう類の話のような気がする。
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