職場での服装について
2013年8月20日 お仕事今の職場に来てからずっと普段着で仕事をしてくる。外勤の方はスーツで統一しているが、内勤は特に指定がない。パートの人たちはなぜかみんなエプロンをしているけれど、私は特に何も言われぬまましばらく仕事をしていた。
しかしある日、いつものように作業をしていたらボスが近くに来て立ち止まり、
「ヒラヒラするから・・・シャツのボタンを止めるように」
と切り出してきたのである。
「シャツが出る程度で支障のある作業でもないはずだが・・・」
と訝しく思ったものの、私の生殺与奪の権限を握っている上司である。彼からの指示は重く受け止めなければならないだろう。また、そんな些細な話で争っても何も始まらない。その時からシャツのボタンは止めて作業をすることにした。
しかし、ボスの要求はこれで終わらなかった。それから数日経って、また作業中に私のそばに来て立ち止まり、
「だらしないから・・・シャツは中に入れるように」
と再び服装に指示を出してきたのである。
これに対しては、
「うーん・・・いまどきシャツをスボンの中に入れる人ってそんなにいないんだけどねえ・・・」
とさすがに違和感を抱いてしまった。ましてや私は内勤であり、外部の人と接触するわけでもない。しかし、これまた業務命令と解釈してすぐシャツを入れた。こうしたことに対して特に若い人はこだわりを持つかもしれないが、私にとってはこの程度のことに抵抗するのは時間の無駄と思っている。そんなことを貫いて何が生まれるというのか。そう考えてしまうのだ。
そんなわけで、以後はボタンを止めるシャツは入れるで作業をするようになった。それに慣れてしまったある時、そのまま仕事を終えた帰りに大宮通を歩いていたことがある。ちょうどその姿を見た友人から、
「なにシャツを中に入れてるんや?どこのオタクが歩いてると思ったわ(笑)」
と言われてしまった。それ以来、職場を出るとすぐシャツを出してボタンを外すことにしている。
どうでもいい話をするけれど、私は自分のことを「オタク」とか「マニア」といった人種と思ったことはない。そんな域に達する知識とか勤勉さとか熱心さを持ち合わせていないからだ。ただ、そういう雰囲気の人間であるとは自覚している。これでリュックサックを背負ってウエストポーチを付けたら外見は完璧なそれである・・・絶対にしないけどね。
しかしこうした上司の指示があまりにくだらないので、ある日の昼休みに職場の方へその話を伝えたら、
「あのオッサン、アホちゃう?」
という反応が異口同音で返ってきた。内心、私もそう思っている。ただ、繰り返すが、そうした低次元のことに関しては私はさっさと妥協するようにしているから気にはならないし、すぐ相手の指示に従う。
だが、そんな素直な私もどうしても納得いかない部分が一つだけある。それは私のことではなく、朝にパートへ来るT氏の格好についてである。
実は、彼の服装について私はずーっと気になってしかたないところがあった。それは、彼がいつも短パンを履いていることである。足首が出ている程度の短パンであるが、それがいつも目に入ってくる。
例えば倉庫内作業をする場合、短パンというのはまず認められない。うるさい場所だとチノパンとか安全靴とか具体的な指定が入るだろう。台車とかフォークリフトとかが通る場所は足元が危ないからだ。今の職場は別に倉庫でもないしそんな大きい場所でもないし、小さい台車を少し使う程度の規模でしかない。ただ、それでも短パンはふさわしくないのでは・・・と思ってしまう。なんだかT氏のたたずまいが海や川へ遊びに来てるように見えてならないのだ。
そもそも、T氏から発する雰囲気がどうも「働く」ということとかけ離れているような気がする。もはや誰も彼を弁護することもないだろうから言わせてもらうけれど、最初に見た時は、
「ボス。この人はどこのドヤから拾ってきたんですか?」
という印象だった(「ドヤ」が何かご存知ない方はネットで適宜調べていただきたい)。そして実際の彼の働きぶりはどうだったかといえば、以前の日記を参照していただければと思う。ともかく、これからは「ドヤ氏」または「ドヤさん」と彼のことを呼びたい。
だが、ボスは彼の短パンに対して何か言っているような気配はない。まあ、あんな面倒くさい人間に対してあれこれ指示をする気もないのだろうけれど。
そういえば職場の人がかつて、
「渡部君、Mさん(ボスのこと)の言うことをハイハイ聞いてたらどんどん言ってくるから注意しなよ」
と忠告を受けていたことを思い出した。
うーん、それなら私も少しは面倒くさい人間になってみようか。そうしたら、今より働きやすい環境になるのかもしれない。別にそこまでストレスを感じてないけれど。
しかしある日、いつものように作業をしていたらボスが近くに来て立ち止まり、
「ヒラヒラするから・・・シャツのボタンを止めるように」
と切り出してきたのである。
「シャツが出る程度で支障のある作業でもないはずだが・・・」
と訝しく思ったものの、私の生殺与奪の権限を握っている上司である。彼からの指示は重く受け止めなければならないだろう。また、そんな些細な話で争っても何も始まらない。その時からシャツのボタンは止めて作業をすることにした。
しかし、ボスの要求はこれで終わらなかった。それから数日経って、また作業中に私のそばに来て立ち止まり、
「だらしないから・・・シャツは中に入れるように」
と再び服装に指示を出してきたのである。
これに対しては、
「うーん・・・いまどきシャツをスボンの中に入れる人ってそんなにいないんだけどねえ・・・」
とさすがに違和感を抱いてしまった。ましてや私は内勤であり、外部の人と接触するわけでもない。しかし、これまた業務命令と解釈してすぐシャツを入れた。こうしたことに対して特に若い人はこだわりを持つかもしれないが、私にとってはこの程度のことに抵抗するのは時間の無駄と思っている。そんなことを貫いて何が生まれるというのか。そう考えてしまうのだ。
そんなわけで、以後はボタンを止めるシャツは入れるで作業をするようになった。それに慣れてしまったある時、そのまま仕事を終えた帰りに大宮通を歩いていたことがある。ちょうどその姿を見た友人から、
「なにシャツを中に入れてるんや?どこのオタクが歩いてると思ったわ(笑)」
と言われてしまった。それ以来、職場を出るとすぐシャツを出してボタンを外すことにしている。
どうでもいい話をするけれど、私は自分のことを「オタク」とか「マニア」といった人種と思ったことはない。そんな域に達する知識とか勤勉さとか熱心さを持ち合わせていないからだ。ただ、そういう雰囲気の人間であるとは自覚している。これでリュックサックを背負ってウエストポーチを付けたら外見は完璧なそれである・・・絶対にしないけどね。
しかしこうした上司の指示があまりにくだらないので、ある日の昼休みに職場の方へその話を伝えたら、
「あのオッサン、アホちゃう?」
という反応が異口同音で返ってきた。内心、私もそう思っている。ただ、繰り返すが、そうした低次元のことに関しては私はさっさと妥協するようにしているから気にはならないし、すぐ相手の指示に従う。
だが、そんな素直な私もどうしても納得いかない部分が一つだけある。それは私のことではなく、朝にパートへ来るT氏の格好についてである。
実は、彼の服装について私はずーっと気になってしかたないところがあった。それは、彼がいつも短パンを履いていることである。足首が出ている程度の短パンであるが、それがいつも目に入ってくる。
例えば倉庫内作業をする場合、短パンというのはまず認められない。うるさい場所だとチノパンとか安全靴とか具体的な指定が入るだろう。台車とかフォークリフトとかが通る場所は足元が危ないからだ。今の職場は別に倉庫でもないしそんな大きい場所でもないし、小さい台車を少し使う程度の規模でしかない。ただ、それでも短パンはふさわしくないのでは・・・と思ってしまう。なんだかT氏のたたずまいが海や川へ遊びに来てるように見えてならないのだ。
そもそも、T氏から発する雰囲気がどうも「働く」ということとかけ離れているような気がする。もはや誰も彼を弁護することもないだろうから言わせてもらうけれど、最初に見た時は、
「ボス。この人はどこのドヤから拾ってきたんですか?」
という印象だった(「ドヤ」が何かご存知ない方はネットで適宜調べていただきたい)。そして実際の彼の働きぶりはどうだったかといえば、以前の日記を参照していただければと思う。ともかく、これからは「ドヤ氏」または「ドヤさん」と彼のことを呼びたい。
だが、ボスは彼の短パンに対して何か言っているような気配はない。まあ、あんな面倒くさい人間に対してあれこれ指示をする気もないのだろうけれど。
そういえば職場の人がかつて、
「渡部君、Mさん(ボスのこと)の言うことをハイハイ聞いてたらどんどん言ってくるから注意しなよ」
と忠告を受けていたことを思い出した。
うーん、それなら私も少しは面倒くさい人間になってみようか。そうしたら、今より働きやすい環境になるのかもしれない。別にそこまでストレスを感じてないけれど。
コメント