いまの勤務先での業務が今月いっぱいと言われてしばらく経つが、特に来月以降の展望は見えていない。いちおう派遣会社から1件だけ話があったものの、年末までしか働けないなど条件があまり良くなかったので保留にした。

そんな不安定な状況の中でも現在の仕事は継続中であり、変わらず淡々と作業をしていた時の話である。手がすいた時に現場責任者の方が寄ってきて、

「派遣会社から契約を断ることってあるのか?」

というようなことを私に訊ねてきたのである。

「え?それは・・・」

質問の意図がわからずしばらく言葉に詰まってしまったけれど、話を聞くとこういうことだった。私が今月いっぱいで契約が切れるということで、現場では人が足りてないのにどうしてだ?と職場のボスに問いただした人がいたというのである。

ボスの返答はこんな感じだった。いままで4ヶ月とか2ヶ月とか1ヶ月とかバラバラの契約期間で更新していたけれど、そういう形は困る、と派遣会社が言ってきて終わりになったと。そんな説明だったらしい。

全てにおいて釈然としない話である。まず第一に私は契約期間について意義を唱えたことは全くない。となれば、派遣会社独自の判断で契約解除を切り出したことになる。そんなことはありえるのだろうか。派遣会社の立場としては1ヶ月だろうが1日だろうが契約期間を延ばしてもらって利益をあげたいと考えるのが自然だろう。

そのそもの話、契約期間がバラバラといった点を派遣会社が問題視するというのも矛盾している。不安定雇用の代名詞である派遣業が安定した雇用など口に出すものか。ただ今月から労働者派遣法が改正(ザッと内容を見た限り「改悪」な気もする)されて色々と派遣業にも縛りが出てきているのも確かだが、それは今回の件とはおそらく関係ない。

勤務先の状況に目を向ければ、この1ヶ月で派遣が1人契約解除されパートが1人辞めてしまい頭数は十分ではない。しかし、それに対する手当てはいまだにされていない。そんな中でまた派遣を一人切ることは現場としては筋が通らない。そして「なぜ?」と訊かれ、ボスが苦し紛れに発した詭弁が上の説明だったのでないだろうか。

ちなみにここのボスについて良く言う人が一人もいない。どうも自分の考えたことは杓子定規に進めていく傾向にあり柔軟な対応ができないらしい。私の契約解除も以前から決めていた計画を覆したくなかったからだろう。

ただ、そんなやり方のおかげで内勤の部署も外勤の部署も至るところでひずみが生じてきている。しかし、もはや私にはどうすることもできないのが辛いところだ。私が抜けた後に誰が穴埋めをするかも決まっていない。ボスが頑張るのかねえ。

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