スッキリと目覚める日は貴重だ
2013年12月3日 日常
「こんな気持ちになったのは何年ぶりだろう?」
そんなことを思ってしまうくらい、今朝の目覚めはスッキリとしていた。生まれてから25歳あたりまで、ずっと低血圧の体質に苦しめられてきた。初めて入った会社で働く直前、健康診断を受けた時は上の血圧が100を切っていて、測っていた女性が「えっ?」と驚いて測定をやり直したことを今でも覚えている。
血圧の低い人間にとって、眠りから覚めて起き上がるというのは非常に苦痛が伴う行為だ。大学時代は寝過ごしたため試験を受けられず、単位を落としたこともある。
あまりに低い血圧そのものについては、社会を出て働き始めてから改善はされていった。朝が弱かろうがなんだろうが、決まった時間に起きて仕事に行くという生活を続けてきたためだと思われる。いつの間にか私の血圧は「やや低め」から「普通」と診断されるようになった。
しかしながら、血圧が通常の数字になったものの、朝に起きるのが苦手なのは現在も変わりはない。目を覚ますのは問題ないのだが、布団から出て立ち上がるまでにものすごく時間がかかる。特に今のような寒い季節は最悪だ。にもかかわらず、今日は不思議なくらい壮快な目覚めだった。
昨日なにか目覚めに良さそうなことをしたかといえば、思い当たることは一つもない。むしろ、すっきり起きるということに逆行するようなことをしていた。長い時間にわたって酒を飲んでいたのである。いつもはビールばかり飲んでいる人間なのだが、なぜかこの日は生中を2杯飲んだ時点で日本酒の熱燗に切り替えてしまう。そして、その熱燗がまたやたらと美味かったのだ。食事も美味しいのだが、それよりもお酒ばかり飲むのに夢中な自分がいる。二合の熱燗が入ったトックリを空けてはおかわりを繰り返す。
最近は毎日毎日飲んでいるというわけでもないので、明らかに酒は弱くなっている。飲むのがビールだけであっても、飲み過ぎると翌朝は頭痛がする日もある。にもかかわらず、ビールよりもさらに悪酔いする日本酒である。
「明日はヤバいかもなあ」
と頭の片隅では思いながらも、おちょこを持つ手の動きは止まらない。そのまま4時間ちかく店に居座った。一人で4合から5合は飲んだと思う。だが店を出てからも、気持ちが悪いとか酔いが回っているというような感覚は全くなかったのである。
そういえば、良い日本酒は悪酔いしない、と「美味しんぼ」か何かに書かれていたような気がする。おそらくお店も質の高いお酒を用意してくれたのだろう。
おかげで「美味しかった」、「楽しかった」といったポジティブな思いだけが残った。こういう経験は自分にとっては実に珍しい。
長く生きていたら、こうした日がたまにあっても良いだろう。
そんなことを思ってしまうくらい、今朝の目覚めはスッキリとしていた。生まれてから25歳あたりまで、ずっと低血圧の体質に苦しめられてきた。初めて入った会社で働く直前、健康診断を受けた時は上の血圧が100を切っていて、測っていた女性が「えっ?」と驚いて測定をやり直したことを今でも覚えている。
血圧の低い人間にとって、眠りから覚めて起き上がるというのは非常に苦痛が伴う行為だ。大学時代は寝過ごしたため試験を受けられず、単位を落としたこともある。
あまりに低い血圧そのものについては、社会を出て働き始めてから改善はされていった。朝が弱かろうがなんだろうが、決まった時間に起きて仕事に行くという生活を続けてきたためだと思われる。いつの間にか私の血圧は「やや低め」から「普通」と診断されるようになった。
しかしながら、血圧が通常の数字になったものの、朝に起きるのが苦手なのは現在も変わりはない。目を覚ますのは問題ないのだが、布団から出て立ち上がるまでにものすごく時間がかかる。特に今のような寒い季節は最悪だ。にもかかわらず、今日は不思議なくらい壮快な目覚めだった。
昨日なにか目覚めに良さそうなことをしたかといえば、思い当たることは一つもない。むしろ、すっきり起きるということに逆行するようなことをしていた。長い時間にわたって酒を飲んでいたのである。いつもはビールばかり飲んでいる人間なのだが、なぜかこの日は生中を2杯飲んだ時点で日本酒の熱燗に切り替えてしまう。そして、その熱燗がまたやたらと美味かったのだ。食事も美味しいのだが、それよりもお酒ばかり飲むのに夢中な自分がいる。二合の熱燗が入ったトックリを空けてはおかわりを繰り返す。
最近は毎日毎日飲んでいるというわけでもないので、明らかに酒は弱くなっている。飲むのがビールだけであっても、飲み過ぎると翌朝は頭痛がする日もある。にもかかわらず、ビールよりもさらに悪酔いする日本酒である。
「明日はヤバいかもなあ」
と頭の片隅では思いながらも、おちょこを持つ手の動きは止まらない。そのまま4時間ちかく店に居座った。一人で4合から5合は飲んだと思う。だが店を出てからも、気持ちが悪いとか酔いが回っているというような感覚は全くなかったのである。
そういえば、良い日本酒は悪酔いしない、と「美味しんぼ」か何かに書かれていたような気がする。おそらくお店も質の高いお酒を用意してくれたのだろう。
おかげで「美味しかった」、「楽しかった」といったポジティブな思いだけが残った。こういう経験は自分にとっては実に珍しい。
長く生きていたら、こうした日がたまにあっても良いだろう。
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