今度の日曜日に休みをとるつもりでいたが、財政的な事情などがあり(それ以外に理由はないか)しばらく働き続けることに決めた。6月20日はライブのために必ず休むため、それまで26連勤をする予定である。

自分で決めたことなのだからどうこう言うつもりもないけれど、正直いえば何もしないで休める日は欲しかった。特に最近は日々の仕事をするのが面倒に感じていて、それゆえ仕事も用事もない日が一日でも欲しかったのだ。また、先日梅雨入りしたこともあって余計に気が滅入ってくる。ただ「休んでお前に何のメリットがある?金が入らなくなるし、休むと余計な出費をするに決まっているだろうが」と、もう一人の自分が話しかけてくるのだ。

そんなスッキリしない心境のまま派遣先に向かった今日だが、行ってみると心なしか職場がザワザワしている。それでもいつものように作業していると、かの「電波」のボスが寄ってきて、

「B君が倒れて、1ヶ月入院するからな」

と言ってきたのである。派遣先の社員で私の部署にいるBさんは、昨日の夜に帰宅してから倒れて救急車で病院に運ばれたという。悪かったのは心臓だったそうで、命に別状はないがしばらく療養する必要があるとのことだ。あまり詳しいことをボスは教えてくれなかったし、私は私でそれ以上訊ねることもなかった。所詮、こちらは社外の人間だし。

Bさんの主な役目は、会社から近いところにある取引先に車で商品を配送することである。その作業はいつも2人でおこなっており、Bさんの代わりに同じ部署で内勤専門のDさんが車に乗った。それゆえ、私のいる職場はマイナス1人の人員でこの1ヶ月ほどを切り抜けなければならない。

正直いってこの職場は私を含めてたいした作業量があるわけではないし、複雑な内容の仕事もないはずだ。しかしそれでも個々人はそれなりに役割があるわけで、1人の抜けた穴は他の人間が埋めなければならない。仕事そのものの負担よりも、いつもは他人がやっている慣れてない作業を引き受けるのは心理的に辛いものがあるだろう。

ところで今回倒れたBさんは、先日の日記で書いたが、電波ボスに「悪魔」と陰で呼ばれている方である。

職場のボスは「電波」の人(2015年5月31日)
http://30771.diarynote.jp/201505310130145606/

当のボスといえばBさんの不在について気にしているようには、端から見る限りあまり感じられない。

「僕も5年前に盲腸、3年前は脱腸で入院したからなあ。この部署もお祓いが必要かもしれんなあ・・・」

などと口走っているボスは、心無しかいつもよりスッキリした様子に見えたのは私だけだろうか。彼の論理(?)に沿って考えてみると、もしかしたらBさんはボスの呪いというか電波によって倒れてしまったのかもしれない。そしてボスは「悪魔」を職場から追放できた!と清々しい気持ちになっている可能性もある。

考えているうちに、頭もどうかしてくるような仮説を立ててしまった。こちらとしては仕事の負担が増えてくるし、この状態で忙しくなってきたらまたボスの「電波」が出てくるかもしれないという不安がわいてくる。

とりあえず、明後日は休むべきだったかなあ、などとまた後ろ向きな心境になってくる今日この頃である。


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