サラリーマン管理職はこういう行動をする
2016年6月21日 日常この日記の中で、派遣先に来たもう一人の派遣社員についてこれまでに何度か触れてきた。
もう一人の派遣社員について(2016年4月21日)
http://30771.diarynote.jp/201605202217289103/
「派遣切り」は思ってるほど簡単ではない(2016年5月24日)
http://30771.diarynote.jp/201605242303213347/
比較的単純な作業を十分にこなせないうえ正体不明の体臭を撒き散らす派遣社員に対して、職場のボスはもう我慢の限界に達していた。しかし、派遣会社の担当者がなかなか言うことを聞かずに「なんとかなりませんかねえ」と食い下がる姿勢を見せていたというのがこれまでの話だった。
それでもボスとしては1日でもはやく当の派遣社員を契約解除するように行動していた。だが、派遣会社担当者の他にもう一人、派遣切りに難色を示している人物がいた。ボスの上司で、派遣社員の処遇について決定権を持っている管理職の人である。その人はどうもボスの申し出に対して懐疑的というか、素直に受け止めてくれないようなのだ。
その証拠に、職場の男性社員(ボスの部下ね)を呼び出して「聞き取り調査」をおこなったのである。職場でなにか問題が起きたときに聞き取り調査がおこなわれるのは珍しい事ではない。ボスの意見だけでは中立性とか客観性が不十分だから他の人の話を聞くというのが大きな理由だ。
私は職場の男性社員から話を聞いたが、管理職の人はまず派遣社員の様子を尋ねてきたという。
そして、
「なんとか教育して、どうにか続けれるようにならないだろうか・・・?」
となどと訊いてきたのだ。これはもう派遣会社の担当者と同じ態度である。
そして「例の問題」についても質問だが、
「職場で異臭騒ぎがあるらしいが・・・」
などと、なんとも白々しく遠回しな言い方をしてきたのだ。
そもそもこの管理職は派遣会社の内部調査によって、派遣社員がニンニクを日常的に摂取していることを承知しているのである。それなのに「異臭騒ぎ」とかなんとか言ってくるのは、この問題について関わりたくないという姿勢がありありと伝わってくる。もしも私が聞き手だったら「該当社員の匂いをかいでみたらいかがですか?体臭というか刺激臭のようなものがしますよ」と答えていただろう。
これほど煮え切らない態度をとるのは、本人の資質はもちろんだが、この管理職も所詮サラリーマンの立場だということが大きい。自分が身銭を切って経営をしているなら、仕事のしない派遣社員を無駄な人件費をかけてまで残すような真似はしないはずだ。
そして、これはもう一般論になるが、自分の責任で派遣切りをすることに抵抗を感じているのだ。誰も好きこのんで他人の仕事を奪うような真似などしたいわけがない。どんな人であれ生活を抱えているのだから、その人が仕事が失った後のことを想像してしまえば躊躇するのも自然なことだ。
それから、「派遣社員を切る」いう事例がこの会社にほとんどないのかもしれない。私が見る限り、たいていの派遣社員は仕事がキツくて自ら契約解除を申し出て去っていく職場なのだから、長期雇用を前提とした派遣社員をわざわざ切ることもしていないに違いない。
そもそもの話、この会社の上層部は現場の状況など真剣に把握していない(もしくは、見て見ぬふりをする)。それゆえ大きな問題さえなければ当該部署を黙らせてその場をしのごうとする(だからこそ、この3月まで電波を出してブチ切れるような人間が職場の長に居座っていたわけだ)。しかしそうした姿勢は現場の側から見れば非常に無責任で残酷な話である。別にここは職業訓練をする場ではないし、派遣社員の存在によって現場の士気は確実に低下している。先日、派遣先の社員が集まる立ち飲み屋に初めて行った時はある営業社員から、
「俺会ったことないけど、○○さんて臭いんだって?」
といきなり尋ねられるほどに「異臭騒ぎ」は社内に伝わっているのだ。いったいこの状況で派遣社員を引き止めておく理由があるというのか。
そうこうしているうちに、当の派遣社員が「まともに数字が書けない」というような事実も判明してしまった。ボスはもう管理職の判断を待たず、派遣会社担当者に直接連絡したらしい。そしてついに向こうも折れて、派遣社員は契約期間を待たず6月をもって終わることに決まったそうだ。
「これまでの人生で、一番悩んでいる」と言っていたボスの闘いも今月末をもって一つの区切りとなるようである。
もう一人の派遣社員について(2016年4月21日)
http://30771.diarynote.jp/201605202217289103/
「派遣切り」は思ってるほど簡単ではない(2016年5月24日)
http://30771.diarynote.jp/201605242303213347/
比較的単純な作業を十分にこなせないうえ正体不明の体臭を撒き散らす派遣社員に対して、職場のボスはもう我慢の限界に達していた。しかし、派遣会社の担当者がなかなか言うことを聞かずに「なんとかなりませんかねえ」と食い下がる姿勢を見せていたというのがこれまでの話だった。
それでもボスとしては1日でもはやく当の派遣社員を契約解除するように行動していた。だが、派遣会社担当者の他にもう一人、派遣切りに難色を示している人物がいた。ボスの上司で、派遣社員の処遇について決定権を持っている管理職の人である。その人はどうもボスの申し出に対して懐疑的というか、素直に受け止めてくれないようなのだ。
その証拠に、職場の男性社員(ボスの部下ね)を呼び出して「聞き取り調査」をおこなったのである。職場でなにか問題が起きたときに聞き取り調査がおこなわれるのは珍しい事ではない。ボスの意見だけでは中立性とか客観性が不十分だから他の人の話を聞くというのが大きな理由だ。
私は職場の男性社員から話を聞いたが、管理職の人はまず派遣社員の様子を尋ねてきたという。
そして、
「なんとか教育して、どうにか続けれるようにならないだろうか・・・?」
となどと訊いてきたのだ。これはもう派遣会社の担当者と同じ態度である。
そして「例の問題」についても質問だが、
「職場で異臭騒ぎがあるらしいが・・・」
などと、なんとも白々しく遠回しな言い方をしてきたのだ。
そもそもこの管理職は派遣会社の内部調査によって、派遣社員がニンニクを日常的に摂取していることを承知しているのである。それなのに「異臭騒ぎ」とかなんとか言ってくるのは、この問題について関わりたくないという姿勢がありありと伝わってくる。もしも私が聞き手だったら「該当社員の匂いをかいでみたらいかがですか?体臭というか刺激臭のようなものがしますよ」と答えていただろう。
これほど煮え切らない態度をとるのは、本人の資質はもちろんだが、この管理職も所詮サラリーマンの立場だということが大きい。自分が身銭を切って経営をしているなら、仕事のしない派遣社員を無駄な人件費をかけてまで残すような真似はしないはずだ。
そして、これはもう一般論になるが、自分の責任で派遣切りをすることに抵抗を感じているのだ。誰も好きこのんで他人の仕事を奪うような真似などしたいわけがない。どんな人であれ生活を抱えているのだから、その人が仕事が失った後のことを想像してしまえば躊躇するのも自然なことだ。
それから、「派遣社員を切る」いう事例がこの会社にほとんどないのかもしれない。私が見る限り、たいていの派遣社員は仕事がキツくて自ら契約解除を申し出て去っていく職場なのだから、長期雇用を前提とした派遣社員をわざわざ切ることもしていないに違いない。
そもそもの話、この会社の上層部は現場の状況など真剣に把握していない(もしくは、見て見ぬふりをする)。それゆえ大きな問題さえなければ当該部署を黙らせてその場をしのごうとする(だからこそ、この3月まで電波を出してブチ切れるような人間が職場の長に居座っていたわけだ)。しかしそうした姿勢は現場の側から見れば非常に無責任で残酷な話である。別にここは職業訓練をする場ではないし、派遣社員の存在によって現場の士気は確実に低下している。先日、派遣先の社員が集まる立ち飲み屋に初めて行った時はある営業社員から、
「俺会ったことないけど、○○さんて臭いんだって?」
といきなり尋ねられるほどに「異臭騒ぎ」は社内に伝わっているのだ。いったいこの状況で派遣社員を引き止めておく理由があるというのか。
そうこうしているうちに、当の派遣社員が「まともに数字が書けない」というような事実も判明してしまった。ボスはもう管理職の判断を待たず、派遣会社担当者に直接連絡したらしい。そしてついに向こうも折れて、派遣社員は契約期間を待たず6月をもって終わることに決まったそうだ。
「これまでの人生で、一番悩んでいる」と言っていたボスの闘いも今月末をもって一つの区切りとなるようである。
コメント