5kgという閾値
2011年8月3日自分が必死で努力していても、周囲にはなかなか伝わらないことがある。さきほど行きつけの居酒屋に行ったら、痩せた?と訊かれて、ああやっと気づいてくれたんだなあと安堵した。
去年の夏から半年ほどで8キロも増えてしまい、さすがにこれはマズいと反省して減量に務めていたのである。しばらくは成果が出なかったけれど、最近すこしずつ体も細くなっていき、いまはピーク時よりマイナス5キロまで戻した。
しかし、2キロや3キロ減らしたくらいでは、誰も私の変化に気づかなかったという事実は興味深い。たぶん、あの人が痩せた/太った、と周囲が気づきだすのは5kgあたりなのだろうか、と仮説を立てるのも面白いかもしれない。
「閾(いき)」という概念がある。「大辞林」によれば、
〈ある刺激の出現・消失,または二つの同種刺激間の違いが感じられるか感じられないかの境目。また,その境目の刺激の強さ〉
という。わかりやすい例えをすれば、人差し指と中指をピッタリとつけて誰かを突っついている場面を想像してみよう。突っつかれた相手は、一本の指で突かれていると感じるはずだ。それを徐々に二本の指を離していくと、二本の指で指されてるんだなあ、と気づく境目が閾なのだ。
そういうわけで私の次の目標は、あと5キロ減、である。
去年の夏から半年ほどで8キロも増えてしまい、さすがにこれはマズいと反省して減量に務めていたのである。しばらくは成果が出なかったけれど、最近すこしずつ体も細くなっていき、いまはピーク時よりマイナス5キロまで戻した。
しかし、2キロや3キロ減らしたくらいでは、誰も私の変化に気づかなかったという事実は興味深い。たぶん、あの人が痩せた/太った、と周囲が気づきだすのは5kgあたりなのだろうか、と仮説を立てるのも面白いかもしれない。
「閾(いき)」という概念がある。「大辞林」によれば、
〈ある刺激の出現・消失,または二つの同種刺激間の違いが感じられるか感じられないかの境目。また,その境目の刺激の強さ〉
という。わかりやすい例えをすれば、人差し指と中指をピッタリとつけて誰かを突っついている場面を想像してみよう。突っつかれた相手は、一本の指で突かれていると感じるはずだ。それを徐々に二本の指を離していくと、二本の指で指されてるんだなあ、と気づく境目が閾なのだ。
そういうわけで私の次の目標は、あと5キロ減、である。