「中本 新宿店」2度目の訪問
2007年5月10日
仕事のため日帰りで東京に行った。せっかく上京したので、新宿のラーメン屋「中本 新宿店」に立ち寄る。
「中本」は辛いタンメンを出すことで有名な店だ。壁には有名人のサインがいくつも並んでいる。かつて「笑いの金メダル」(テレビ朝日系列)の1コーナーで、安田大サーカスの黒チャンが「北極ラーメン」(一番辛いメニュー)をダラダラ汗をかきながら食べていたのを観たことがある。
メニューは店舗によって異なるが、
味噌タンメン(あまり辛くない。この店の初心者向け)
蒙古タンメン(この店では標準的な辛さ)
北極ラーメン(一番辛い)
と3段階の辛さとなっている。
何年か前の夏に「中本」に訪れたことが1回ある。その時に「蒙古タンメン」を注文して半分くらい残してしまった。そんな嫌な思いでもあるので、今回は「味噌タンメン」を試してみることにする。
しかし実際に「味噌タンメン」(画像)が出たら拍子抜けした。「蒙古タンメン」のような真っ赤な色ではなく、透き通ったスープである。食べてみても、ほんのり辛いかなあという程度でしかなかった。あまり辛いのも困るが、これでは物足りない。
そこで、150円を払って「定食」を追加した。「定食」はご飯と「辛しマーボー」のセットである。「辛しマーボー」は期待通り、溶岩のような真っ赤な色をしていた。ちなみに「味噌タンメン」に「辛しマーボー」を乗っけたのが「蒙古タンメン」である。どんな色をしているかは、ネットで検索すればいくらでも出てくるので確認してもらいたい。
「辛しマーボー」を入れると、いきなり辛くなって箸の進みも一気に遅れるようになる。私に限らず、この店ではお客の回転率はすこぶる悪い。辛くて食べにくいのだ。それでも今回はスープを除き食べきることができた。
味については標準的だと思う。味噌がベースのアッサリしたタンメンという印象しかない。ただ、辛さについては他店では味わえないものなので、刺激を求めたい人には試してみてもいいだろう。私は、今回ちゃんと食べたのでもう再訪は無いと思う。
それにしても新宿駅の周辺はラーメン屋だらけだった。20や30軒では済まない数である。それでも、自分の好みと思える店は1、2軒くらいだろうな。
「中本」は辛いタンメンを出すことで有名な店だ。壁には有名人のサインがいくつも並んでいる。かつて「笑いの金メダル」(テレビ朝日系列)の1コーナーで、安田大サーカスの黒チャンが「北極ラーメン」(一番辛いメニュー)をダラダラ汗をかきながら食べていたのを観たことがある。
メニューは店舗によって異なるが、
味噌タンメン(あまり辛くない。この店の初心者向け)
蒙古タンメン(この店では標準的な辛さ)
北極ラーメン(一番辛い)
と3段階の辛さとなっている。
何年か前の夏に「中本」に訪れたことが1回ある。その時に「蒙古タンメン」を注文して半分くらい残してしまった。そんな嫌な思いでもあるので、今回は「味噌タンメン」を試してみることにする。
しかし実際に「味噌タンメン」(画像)が出たら拍子抜けした。「蒙古タンメン」のような真っ赤な色ではなく、透き通ったスープである。食べてみても、ほんのり辛いかなあという程度でしかなかった。あまり辛いのも困るが、これでは物足りない。
そこで、150円を払って「定食」を追加した。「定食」はご飯と「辛しマーボー」のセットである。「辛しマーボー」は期待通り、溶岩のような真っ赤な色をしていた。ちなみに「味噌タンメン」に「辛しマーボー」を乗っけたのが「蒙古タンメン」である。どんな色をしているかは、ネットで検索すればいくらでも出てくるので確認してもらいたい。
「辛しマーボー」を入れると、いきなり辛くなって箸の進みも一気に遅れるようになる。私に限らず、この店ではお客の回転率はすこぶる悪い。辛くて食べにくいのだ。それでも今回はスープを除き食べきることができた。
味については標準的だと思う。味噌がベースのアッサリしたタンメンという印象しかない。ただ、辛さについては他店では味わえないものなので、刺激を求めたい人には試してみてもいいだろう。私は、今回ちゃんと食べたのでもう再訪は無いと思う。
それにしても新宿駅の周辺はラーメン屋だらけだった。20や30軒では済まない数である。それでも、自分の好みと思える店は1、2軒くらいだろうな。
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パスポート申請でつまずく
2007年5月1日 ヴァン・モリソンのライブ体験記午後1時半、仕事を半休にして地下鉄で京都駅へ向かう。京都駅ビルの8階にある「京都府旅券事務所」でパスポートを申請するためだ。パスポートの受け取りは土曜などでも可能らしいが、申請は平日しか受け付けていない。
申請に必要なもの(証明写真、戸籍抄本、身分証明など)は一応そろえたが、まだ準備していないものがあった。それは収入印紙と証紙である。収入印紙は9000円、証紙は2000円分が必要になってくる(パスポートの期限が5年の場合)。これらは旅券事務所で売っているということなので、入口に売り場へ行ったところ、
「ここでは証紙は最高1000円分しか置いてないから。七条警察署に行って」
と、窓口の初老の男性から訳のわからないことを言われた。ここはパスポートを申請するところではないのか。そのために必要な証紙などが売ってないとは信じがたい。しかし、そう言われてはどうしようもないので、駅ビル8階からまたエレベーターで地上を降りて七条警察署へ向かった。
しかし七条署の窓口に行っても、
「ここでは印紙は売ってません。印紙は郵便局。ここは証紙だけです」
という答えが返ってきたので、さすがに気分が悪くなる。とりあえず証紙2000円分を買ってから、近くのスターバックスでカプチーノを飲んで落ち着いてから駅前の郵便局へ向かい、無事に収入印紙9000円分を手に入れることができた。
今度こそ、と京都府旅券事務所に再び入る。いよいよ申請だ。まず申請用紙を書いてこれを提出するのだが、連休前とあって人がいっぱいだ。50人以上はいたのではないだろうか。待ってもなかなか呼ばれない。その間、事務所のロビーにあるテレビから、
海外旅行 あなたもターゲット!
と題して、観光客が狙われる犯罪のケースが延々と流れていた。持ち物が盗まれる、麻薬を持たされる、夜中に強盗に襲われる・・・。そんな映像を流した後で、
あなたの安全は
あなた自身で
守ってネ
外務省
というメッセージが出てくる。本当は海外など出たくない人間としては全く気が滅入る。
パスポートの申請自体は問題なく済んだ。5月10日には受け取ることができるという。収入印紙と証紙はその時に必要になる、とその時に知った。ただ、
「印紙と証紙は隣で売ってますから」
と言われた時にはハイ?!と開いた口がふさがらなかった。既に印紙も証紙も持っているからどうでも良いけれど、なんだか対応がイビツだなと感じた次第である。
収入印紙は郵便局で、証紙は警察署で買う。私が体で覚えた結論はこれである。
しかし、今日の申請には本当に疲れた。受理された時は午後4時を回っていた。ざっと2時間は費やしたことになる。
申請に必要なもの(証明写真、戸籍抄本、身分証明など)は一応そろえたが、まだ準備していないものがあった。それは収入印紙と証紙である。収入印紙は9000円、証紙は2000円分が必要になってくる(パスポートの期限が5年の場合)。これらは旅券事務所で売っているということなので、入口に売り場へ行ったところ、
「ここでは証紙は最高1000円分しか置いてないから。七条警察署に行って」
と、窓口の初老の男性から訳のわからないことを言われた。ここはパスポートを申請するところではないのか。そのために必要な証紙などが売ってないとは信じがたい。しかし、そう言われてはどうしようもないので、駅ビル8階からまたエレベーターで地上を降りて七条警察署へ向かった。
しかし七条署の窓口に行っても、
「ここでは印紙は売ってません。印紙は郵便局。ここは証紙だけです」
という答えが返ってきたので、さすがに気分が悪くなる。とりあえず証紙2000円分を買ってから、近くのスターバックスでカプチーノを飲んで落ち着いてから駅前の郵便局へ向かい、無事に収入印紙9000円分を手に入れることができた。
今度こそ、と京都府旅券事務所に再び入る。いよいよ申請だ。まず申請用紙を書いてこれを提出するのだが、連休前とあって人がいっぱいだ。50人以上はいたのではないだろうか。待ってもなかなか呼ばれない。その間、事務所のロビーにあるテレビから、
海外旅行 あなたもターゲット!
と題して、観光客が狙われる犯罪のケースが延々と流れていた。持ち物が盗まれる、麻薬を持たされる、夜中に強盗に襲われる・・・。そんな映像を流した後で、
あなたの安全は
あなた自身で
守ってネ
外務省
というメッセージが出てくる。本当は海外など出たくない人間としては全く気が滅入る。
パスポートの申請自体は問題なく済んだ。5月10日には受け取ることができるという。収入印紙と証紙はその時に必要になる、とその時に知った。ただ、
「印紙と証紙は隣で売ってますから」
と言われた時にはハイ?!と開いた口がふさがらなかった。既に印紙も証紙も持っているからどうでも良いけれど、なんだか対応がイビツだなと感じた次第である。
収入印紙は郵便局で、証紙は警察署で買う。私が体で覚えた結論はこれである。
しかし、今日の申請には本当に疲れた。受理された時は午後4時を回っていた。ざっと2時間は費やしたことになる。
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期限切れ・・
2007年4月29日
昨日は降ったり晴れたりと不安定な天気だったけれど、今日は朝から快晴だ。
こんな天気なのに部屋にこもっているのも面白くないので、思い切って神戸まで足を運んだ。阪急で三ノ宮まで行き、まず高架下にある「焼肉十番 三ノ宮店」を訪れた。ここは焼肉丼専門の店で、三ノ宮に行けばだいたいここで食事をとっている。
「焼肉十番」で「ハラミ丼」を食べた後、バスで兵庫県立美術館へ向かい「ロダン」展を観た。写真は入口にあった看板である。けっこう人はいたけれど、観るのには邪魔なほどでもなく快適に観れた。誰でも知っている(私の通っていた小学校にもあった)「考える人」はなかったが、内容は良かったと思う。
再びバスで三ノ宮駅前に戻り、歩いて10分ほどのところにある神戸市立博物館へ行く。ここでは「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」がおこなわれている。しかし、連休のためか行列がすごい。
「現在の待ち時間 約45分」
という看板が置かれている。入るのをやめようかと思ったが、
「券をお持ちの方はそのままお入りください」
と係員が言っている。行列はチケットを買う人たちのようだ。私は招待券を持っていたので、そのままスッと中に入れるはずだった。しかし、チケットを提示した瞬間、
「こちらは27日までが期限となっています」
と係員に冷たく言われる。招待券には期限つきが時々あるが、このエジプト展のものもそうだった。チケットのもぎりの部分に表示されているのだが、そんなところまで確認はしていなかった。しかし4月27日(金)が期限だったか。連休前に行っておけば入れたのだが・・・。
いまから並んでいたらおそらく閉館になってしまうだろう。また、こんな失敗をしたとたん疲れがドッと出てしまったので、さっさと阪急で京都に帰った。エジプト展は6月17日までおこなわれるが、果たして再び訪れるだろうか。
こんな天気なのに部屋にこもっているのも面白くないので、思い切って神戸まで足を運んだ。阪急で三ノ宮まで行き、まず高架下にある「焼肉十番 三ノ宮店」を訪れた。ここは焼肉丼専門の店で、三ノ宮に行けばだいたいここで食事をとっている。
「焼肉十番」で「ハラミ丼」を食べた後、バスで兵庫県立美術館へ向かい「ロダン」展を観た。写真は入口にあった看板である。けっこう人はいたけれど、観るのには邪魔なほどでもなく快適に観れた。誰でも知っている(私の通っていた小学校にもあった)「考える人」はなかったが、内容は良かったと思う。
再びバスで三ノ宮駅前に戻り、歩いて10分ほどのところにある神戸市立博物館へ行く。ここでは「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」がおこなわれている。しかし、連休のためか行列がすごい。
「現在の待ち時間 約45分」
という看板が置かれている。入るのをやめようかと思ったが、
「券をお持ちの方はそのままお入りください」
と係員が言っている。行列はチケットを買う人たちのようだ。私は招待券を持っていたので、そのままスッと中に入れるはずだった。しかし、チケットを提示した瞬間、
「こちらは27日までが期限となっています」
と係員に冷たく言われる。招待券には期限つきが時々あるが、このエジプト展のものもそうだった。チケットのもぎりの部分に表示されているのだが、そんなところまで確認はしていなかった。しかし4月27日(金)が期限だったか。連休前に行っておけば入れたのだが・・・。
いまから並んでいたらおそらく閉館になってしまうだろう。また、こんな失敗をしたとたん疲れがドッと出てしまったので、さっさと阪急で京都に帰った。エジプト展は6月17日までおこなわれるが、果たして再び訪れるだろうか。
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「財団法人日本中央管理局」からの手紙(サギです!)
2007年4月25日 とどめておきたこと、特記事項 コメント (7)部屋に戻って郵便ポストを見ると、1枚の官製ハガキが入っていた。その裏面には、
「民事訴訟裁判告知」
と書かれているではないか。宛先は東京の「財団法人日本中央管理局」となっている。
ついに、私はあの罪で訴えられたのだ。
そんなわけはない。もし本当に訴えられたなら、呑気に日記など書いているわけないだろう。このハガキは、勘の良い方ならば気づいたかもしれないが、架空請求の一種である。なお「日本中央管理局」などという組織は存在しない。
http://www.yumenara.com/kaku/data_html/k4586a433032fb-84.html
ここに載っている「請求内容等」は、私が受け取ったハガキの内容と似たようなものだ。ちなみに「裁判取り下げ期日」は明日の26日となっている。受け取り手を焦らせる手口なのだろう。このハガキに対しては、放っておいても何も影響はない。
などと冷静に分析しているが、実はテレビ「おはよう朝日です」(朝日放送)の中でこの種の手口を知っていたのが大きかった。そうでなければ、けっこう慌てたかもしれない。
余談だがハガキの宛名シールは、
「渡辺一晶 様」
となっていた。せめて名前くらいは正しく打ってほしかったな。
「民事訴訟裁判告知」
と書かれているではないか。宛先は東京の「財団法人日本中央管理局」となっている。
ついに、私はあの罪で訴えられたのだ。
そんなわけはない。もし本当に訴えられたなら、呑気に日記など書いているわけないだろう。このハガキは、勘の良い方ならば気づいたかもしれないが、架空請求の一種である。なお「日本中央管理局」などという組織は存在しない。
http://www.yumenara.com/kaku/data_html/k4586a433032fb-84.html
ここに載っている「請求内容等」は、私が受け取ったハガキの内容と似たようなものだ。ちなみに「裁判取り下げ期日」は明日の26日となっている。受け取り手を焦らせる手口なのだろう。このハガキに対しては、放っておいても何も影響はない。
などと冷静に分析しているが、実はテレビ「おはよう朝日です」(朝日放送)の中でこの種の手口を知っていたのが大きかった。そうでなければ、けっこう慌てたかもしれない。
余談だがハガキの宛名シールは、
「渡辺一晶 様」
となっていた。せめて名前くらいは正しく打ってほしかったな。
航空券で2度つまずく
2007年4月23日 ヴァン・モリソンのライブ体験記宿と同時に航空券の手続きをおこなっていた。私は別に観光する気もないので、6月13日に関西空港を出発し、成田空港経由でロンドンに向かうというコースを取ることにした。直行便である。乗り継ぎの便では安いのがいくらでもあるが、時間がかかるしなんとなく不安だったからである。
しかし、一番安い便(往復で12万5000円)で確認したところ、帰りの便(成田から関空)がふさがっているとのことだった。そこで、少し高い便(往復で13万円)で問い合わせてみたところ、やはり同じく帰りの便が無かった。
「成田から京都まで帰るんだったら、どうでもなるだろう」
と判断し、旅行代理店に電話をして手続きを取った。さて、帰りは新幹線になるかな?と思っているところに携帯電話が鳴る。さきほど電話をした代理店からだった。何かと思ったら、
「行きの便(関空から成田)もありませんでした」
という。国際線でなく国内線を取るのにこれほど苦労するとは・・・。30秒くらい悩んだだろうか。
「いいです。国際線だけお願いします」
と伝え、航空券を確保した。
しかし、一番安い便(往復で12万5000円)で確認したところ、帰りの便(成田から関空)がふさがっているとのことだった。そこで、少し高い便(往復で13万円)で問い合わせてみたところ、やはり同じく帰りの便が無かった。
「成田から京都まで帰るんだったら、どうでもなるだろう」
と判断し、旅行代理店に電話をして手続きを取った。さて、帰りは新幹線になるかな?と思っているところに携帯電話が鳴る。さきほど電話をした代理店からだった。何かと思ったら、
「行きの便(関空から成田)もありませんでした」
という。国際線でなく国内線を取るのにこれほど苦労するとは・・・。30秒くらい悩んだだろうか。
「いいです。国際線だけお願いします」
と伝え、航空券を確保した。
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戸籍抄本でつまずく
2007年4月22日 ヴァン・モリソンのライブ体験記いままでの人生で国外に出たことはない。つまり、私はパスポートを持っていないのだ。よって今から申請しなければならない。
申請するためにまず急ぎで必要なのは戸籍抄本である。これは自分の本籍地で発行してもらうしかない。戸籍謄本や抄本は郵送でも受け付けてもらえるので、申請書を登別市役所のサイトからダウンロードして必要事項を記入し、証紙450円分、返信用封筒を入れて申し込んだ。
郵便を出して2日後、私の携帯電話が鳴った。画面に表示された電話番号は「0143」、登別の番号である。何かと思い出てみたら、
「書いてある住所は本籍ではありません」
という。少し不安だったがそれが的中した。私の本籍は実家の住所ではなかったということだ。
仕方なく実家に電話して確認したところ、本籍は室蘭市だった。
数日後、私の書いた返信用封筒に証紙が入ったまま戻ってきた。おまけに速達料金も80円足りていなかったので、後日、西陣郵便局に不足料金を支払った。
申請するためにまず急ぎで必要なのは戸籍抄本である。これは自分の本籍地で発行してもらうしかない。戸籍謄本や抄本は郵送でも受け付けてもらえるので、申請書を登別市役所のサイトからダウンロードして必要事項を記入し、証紙450円分、返信用封筒を入れて申し込んだ。
郵便を出して2日後、私の携帯電話が鳴った。画面に表示された電話番号は「0143」、登別の番号である。何かと思い出てみたら、
「書いてある住所は本籍ではありません」
という。少し不安だったがそれが的中した。私の本籍は実家の住所ではなかったということだ。
仕方なく実家に電話して確認したところ、本籍は室蘭市だった。
数日後、私の書いた返信用封筒に証紙が入ったまま戻ってきた。おまけに速達料金も80円足りていなかったので、後日、西陣郵便局に不足料金を支払った。
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なんとか宿を確保
2007年4月21日 ヴァン・モリソンのライブ体験記「もう宿がないんですけど」
とメールを送ったら、
http://appleworld.com/affiliate/ark.php
「アップルワールド」のサイトでまだ空室があります、という返事が返ってきた。言われるままに手続きをすると、確かにあった。前に薦められたサイトより少し高い39800円だが、すぐにホテルを押さえる。
ほどなくして「アップルワールド」から「お申し込みありがとうございました。」という返信メールが届き予約が完了する。代金の支払は後でも良いので、とりあえずこれで安心だ。続いて航空券の話になる。
とメールを送ったら、
http://appleworld.com/affiliate/ark.php
「アップルワールド」のサイトでまだ空室があります、という返事が返ってきた。言われるままに手続きをすると、確かにあった。前に薦められたサイトより少し高い39800円だが、すぐにホテルを押さえる。
ほどなくして「アップルワールド」から「お申し込みありがとうございました。」という返信メールが届き予約が完了する。代金の支払は後でも良いので、とりあえずこれで安心だ。続いて航空券の話になる。
宿探しでつまずく
2007年4月20日 ヴァン・モリソンのライブ体験記ライブのチケットを確保したのので、次は航空券と宿の確保になる。
宿は早めに取った方が良いというアドバイスを受けて、
http://air.arukikata.com/
でホテルを予約することにした。だが、予約しようとしたホテルは取れないという返事が返ってきた。しかも問い合わせ先が対案として出してきたホテルや3泊で59800円もする。予約しようと思っていたのは29800円だから、ほぼ倍の値段である。
あまりに腹が立ったので、対案はすぐに断った。
目当てのホテルは、一緒にヴァン・モリソンのライブを観る人も泊まるホテルである。別に一緒でなくてもいいかもしれないが、同じ宿のほうがなにかと便利には違いない。
「泊まっているホテルが取れませんでした」
と先方にメールを送ってみた。しかし、なにかあったらメールで先方に問い合わせるなんて・・・なんだか「電車男」になった気分である。
宿は早めに取った方が良いというアドバイスを受けて、
http://air.arukikata.com/
でホテルを予約することにした。だが、予約しようとしたホテルは取れないという返事が返ってきた。しかも問い合わせ先が対案として出してきたホテルや3泊で59800円もする。予約しようと思っていたのは29800円だから、ほぼ倍の値段である。
あまりに腹が立ったので、対案はすぐに断った。
目当てのホテルは、一緒にヴァン・モリソンのライブを観る人も泊まるホテルである。別に一緒でなくてもいいかもしれないが、同じ宿のほうがなにかと便利には違いない。
「泊まっているホテルが取れませんでした」
と先方にメールを送ってみた。しかし、なにかあったらメールで先方に問い合わせるなんて・・・なんだか「電車男」になった気分である。
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まずはライブのチケットを
2007年4月19日 ヴァン・モリソンのライブ体験記ロンドンでヴァン・モリソンを観に行くにあたり、急いで用意しなければならないものがいくつかある。パッと思いつくのが、パスポート、航空券、宿、そしてライブのチケットである。まだ色々とあるには違いないが、最低限これだけは急がねばならない。
まず何より先なのはライブのチケットである。これがなかったらロンドンに行っても意味が無い。買おうとしているのは「Hampton Court Palace Festival」というイベントで、ヴァンは6月14、15の両日に出演する。14日については先方が予約してくれたが、私としては15日も観たい。というわけで、「マルコポーロチケット」という
海外チケット購入の代理店に問い合わせてみた。
http://www.mpj-ticket.com/
するとすぐ返事が返ってきた。残席わずかだが15日の席は残っているという。すぐに手続きを取ったのは言うまでもない。ちなみにチケット代金は71ポンド、手数料は4000円である。
まず何より先なのはライブのチケットである。これがなかったらロンドンに行っても意味が無い。買おうとしているのは「Hampton Court Palace Festival」というイベントで、ヴァンは6月14、15の両日に出演する。14日については先方が予約してくれたが、私としては15日も観たい。というわけで、「マルコポーロチケット」という
海外チケット購入の代理店に問い合わせてみた。
http://www.mpj-ticket.com/
するとすぐ返事が返ってきた。残席わずかだが15日の席は残っているという。すぐに手続きを取ったのは言うまでもない。ちなみにチケット代金は71ポンド、手数料は4000円である。
ヴァン・モリソンに会いに行く
2007年4月18日 ヴァン・モリソンのライブ体験記いままでの人生で観たライブはもう100以上を数える。しかし、その中でも最高のものは?と訊かれたら、2つのライブが迷わずすぐに出てくる。
1つは92年8月18日、高校1年の時に札幌は真駒内アイスアリーナで観た渡辺美里だ。これは生まれて初めて観たライブでもある。
もう1つは03年11月10日、大阪城ホールのニール・ヤング&ザ・クレイジーホースである。同月15日の日本武道館でのライブも忘れられないが、初めて観たニール・ヤングは大阪だったのでこの日を挙げておきたい。
この2つのライブには共通点といえるものがある。それは、ライブが素晴らしかったと同時に、観衆の一人である私のテンションも半端でないほど高かったということである。どんなに中身が優れたライブでも、その受け手が「素晴らしい!」と思わなければ最高のライブなど存在しない。音楽の趣味が人によって千差万別なのはこの辺に理由があるのだろう。
テンションを上げるためには、ミュージシャンに対してそれなりに強い思い入れがなければ不可能だ。しかし、そういう対象はいまの自分には一人しかいない。それがヴァン・モリソンである。彼のライブを観ていないというのが、音楽ファンとしての私の唯一の悔いといっても良い。
しかし、ファンならばご存知だが、ヴァンは40年以上のキャリアがありながら一度も来日していない。いろいろな人が働きかけたこともあるがついに実現しなかった。絶え間なく活動していながら活動範囲はヨーロッパとアメリカにとどまるのみである。
1945年生まれ(エリック・クラプトンやニール・ヤングと同い年)だから、いつこの世から消えてもおかしくない。だからこそ、自分からロンドンとかアイルランドまで行こうと思ったことが何度もあった。だが、
・パスポートを持っていない
・英語が話せない。
・英語圏の文化にくわしくない
・チケットの取り方がわからない
など、二の足を踏むようなことがあまりにも多すぎた。
そんな自分に決心をさせるようなメールがこないだ届いた。知り合いが6月にヨーロッパへ行くという。そして、ついでにヴァン・モリソンも観に行こうかと思っている、というのだ。ちょうど職場でいろいろな動きのあった直後のメールである。これから自由な時間もなくなってしまうのではないか、とそんなことが頭によぎっていた。
ヴァン・モリソンを観に行くのは今しかない。
航空券もホテルもチケットも英語も・・・問題が山積なのは変わりない。しかし、もう決めてしまった。
1つは92年8月18日、高校1年の時に札幌は真駒内アイスアリーナで観た渡辺美里だ。これは生まれて初めて観たライブでもある。
もう1つは03年11月10日、大阪城ホールのニール・ヤング&ザ・クレイジーホースである。同月15日の日本武道館でのライブも忘れられないが、初めて観たニール・ヤングは大阪だったのでこの日を挙げておきたい。
この2つのライブには共通点といえるものがある。それは、ライブが素晴らしかったと同時に、観衆の一人である私のテンションも半端でないほど高かったということである。どんなに中身が優れたライブでも、その受け手が「素晴らしい!」と思わなければ最高のライブなど存在しない。音楽の趣味が人によって千差万別なのはこの辺に理由があるのだろう。
テンションを上げるためには、ミュージシャンに対してそれなりに強い思い入れがなければ不可能だ。しかし、そういう対象はいまの自分には一人しかいない。それがヴァン・モリソンである。彼のライブを観ていないというのが、音楽ファンとしての私の唯一の悔いといっても良い。
しかし、ファンならばご存知だが、ヴァンは40年以上のキャリアがありながら一度も来日していない。いろいろな人が働きかけたこともあるがついに実現しなかった。絶え間なく活動していながら活動範囲はヨーロッパとアメリカにとどまるのみである。
1945年生まれ(エリック・クラプトンやニール・ヤングと同い年)だから、いつこの世から消えてもおかしくない。だからこそ、自分からロンドンとかアイルランドまで行こうと思ったことが何度もあった。だが、
・パスポートを持っていない
・英語が話せない。
・英語圏の文化にくわしくない
・チケットの取り方がわからない
など、二の足を踏むようなことがあまりにも多すぎた。
そんな自分に決心をさせるようなメールがこないだ届いた。知り合いが6月にヨーロッパへ行くという。そして、ついでにヴァン・モリソンも観に行こうかと思っている、というのだ。ちょうど職場でいろいろな動きのあった直後のメールである。これから自由な時間もなくなってしまうのではないか、とそんなことが頭によぎっていた。
ヴァン・モリソンを観に行くのは今しかない。
航空券もホテルもチケットも英語も・・・問題が山積なのは変わりない。しかし、もう決めてしまった。
ナチュラル・ローソンじゃないと駄目なの?
2007年4月8日北大路通りを自転車で東へ進むこと30分、白川通にぶつかったところの近くにある店へカレーを食べに行った。店の手前で信号待ちしていたら、同じく自転車に乗った男性が、
「すいません。この辺にナチュラル・ローソンってありますか?」
と尋ねてきた。
「私はこの辺に住んでる者じゃないけど、近くには無いと思いますよ」
と答えた。しかし、彼の質問には理解できなかった。コンビニだったらまだしも、なぜナチュラル・ローソンと指定してきたのだろうか。そういえばナチュラル・ローソンにはまだ一度も入ったことがなかったな。何が置いてあるのだろう。
いっそのこと、
「二条駅の前にありますよ。ここから自転車で1時間ほどかかりますが」
と言った方が親切だったろうか。いまのところ都心部しかなさそうなナチュラル・ローソンが果たして左京区にもできる日がくるのか。
「すいません。この辺にナチュラル・ローソンってありますか?」
と尋ねてきた。
「私はこの辺に住んでる者じゃないけど、近くには無いと思いますよ」
と答えた。しかし、彼の質問には理解できなかった。コンビニだったらまだしも、なぜナチュラル・ローソンと指定してきたのだろうか。そういえばナチュラル・ローソンにはまだ一度も入ったことがなかったな。何が置いてあるのだろう。
いっそのこと、
「二条駅の前にありますよ。ここから自転車で1時間ほどかかりますが」
と言った方が親切だったろうか。いまのところ都心部しかなさそうなナチュラル・ローソンが果たして左京区にもできる日がくるのか。
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ジッタリン・ジン「8-9-10!!(Ver.2)」(07年)
2007年4月1日 CD評など
JITTERIN’JINN CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2007/03/21 ¥2,625
(1)エヴリデイ
(2)SINKY-YORK
(3)アニー
(4)相合傘(Album Ver.)
(5)プレゼント(Album Ver.)
(6)プリプリダーリン
(7)にちようび(Album Ver.)
(8)夏祭り
(9)バイ バイ ハニー
(10)帰っておいで
(11)やけっぱちのドンチャラミー(Single Ver.)
(12)HI!WILD MY BIKE!
(13)自転車
(14)青いカナリア
(15)サムライガール(Single Ver.)
(16)大好きだった人
(17)コスモス
(18)晴
(19)アスタ・ラ・ビスタ!
(20)こいのぼり
昨年は京大西部講堂のイベント「ボロフェスタ」やツアー「GECKO STRUT TOUR」でとても楽しいライブを見せてくれたジッタリン・ジン(Jitterin’ Jinn)がこの3月21日にベスト・アルバムを出した。しかし、89年10月のデビューなので、ちょっと半端な時期にベスト・アルバムが出た感じがする。歌詞カードの後ろには「17年半応援してくれた友達と家族とファンのみんな」と書かれている通り、20年とか区切りの良い年でもない。ただ、これをきっかけにまたライブをしてくれるなら、それはそれで良いことだが。
その内容であるが、前半10曲は20万枚を売り上げた「8−9−10!」(99年)と同じだが、後半10曲は99年に出した「TENTASTIC!」以降のものに差し替えられている。消えてしまった曲を参考までに列挙すると、
(11)サヨナラ
(12)プリーズ・キス・ミー・マイ・サンタクロース
(13) GOOD NIGHT
(14. 恋は突然
(15) GOOD LUCK
(16) マリアン
(17) 泣き顔のマリー
(18) 黄金の夜明け
(19) クローバー
(20) サツキマスの唄
と、92〜98年の作品がゴッソリと抜けてしまった。個人的に好きな”GOOD LUCK”や、彼女たちのテーマ・ソング(去年観たライブでも冒頭で演奏した)でもある”黄金の夜明け”などは残しても良かったのではないかと思うが、彼女たちにとってはあまり重要な時期でもないということか。もしかすると、しばらくベスト盤は出していなかったので、99年から現在にいたるまでの作品をなるべく多く入れようという意図があったかもしれない。実際、”自転車”や”青いカナリア”など優れた曲も多く、こうしてまとめて聴けるのは嬉しい。
私の同じ位の世代ならば、ラジオなどで”プレゼント”や”にちようび”のフレーズが耳に残っている人も多いだろう。特に”プレゼント”のインパクトは強かったが、彼女らの音楽をまともに聴いていた人はかなり少ないに違いない。私などその典型で、当時はイロモノのバンドという印象しか持てなかった。「パンク」や「スカ」という言葉も音楽も知らなかった頃なので、彼女たちの音楽性を位置づけることも不可能だった。”プレゼント”がスカだと気づいたのはずっと後のことである。
また、春川玲子のヴォーカル、それにバンドの歌詞や曲調のセンスは、中学生だった私が受け入れるにはあまりに可愛らしいものだったことも大きい。深夜ラジオで曲をときどき耳にしていたが
「俺の歳で聴く音楽じゃないな」
というくらいしか感想をもてなかった気がする。ジッタリン・ジンがパンク系のバンドであると気づいたのは、それこそ”自転車”をFMラジオで偶然耳にした時だった。
昨年、京大西部講堂のイベント「ボロフェスタ」でライブを観てから中古でCDをいろいろ買ってみた。それを聴いて私がもっとも感激したのは、デビュー時から現在までバンドの精神が死に絶えることなく生き続けていることである。90年代に数多く出てきた日本のパンク系・スカ系のバンドの手本となった魅力は基本的に変わっていない。デビュー曲”エヴリデイ”から京大西部講堂のステージの姿まで一直線につながってくる。褒め過ぎと言う人もいるかもしれないが、自分の中ではバズコックスあたりと並べたいくらいの優れたパンク・バンドである。
当時はまともに聴かなかった人たちにこそこの再発ベストを手に取ってもらいたい。おそらく、当時とは全く違った感覚で彼女たちの音楽を接することができるだろう。
90年前後には彼女たちに見向きもしなかった私だからこそ、そう願ってしまうのだ。
(1)エヴリデイ
(2)SINKY-YORK
(3)アニー
(4)相合傘(Album Ver.)
(5)プレゼント(Album Ver.)
(6)プリプリダーリン
(7)にちようび(Album Ver.)
(8)夏祭り
(9)バイ バイ ハニー
(10)帰っておいで
(11)やけっぱちのドンチャラミー(Single Ver.)
(12)HI!WILD MY BIKE!
(13)自転車
(14)青いカナリア
(15)サムライガール(Single Ver.)
(16)大好きだった人
(17)コスモス
(18)晴
(19)アスタ・ラ・ビスタ!
(20)こいのぼり
昨年は京大西部講堂のイベント「ボロフェスタ」やツアー「GECKO STRUT TOUR」でとても楽しいライブを見せてくれたジッタリン・ジン(Jitterin’ Jinn)がこの3月21日にベスト・アルバムを出した。しかし、89年10月のデビューなので、ちょっと半端な時期にベスト・アルバムが出た感じがする。歌詞カードの後ろには「17年半応援してくれた友達と家族とファンのみんな」と書かれている通り、20年とか区切りの良い年でもない。ただ、これをきっかけにまたライブをしてくれるなら、それはそれで良いことだが。
その内容であるが、前半10曲は20万枚を売り上げた「8−9−10!」(99年)と同じだが、後半10曲は99年に出した「TENTASTIC!」以降のものに差し替えられている。消えてしまった曲を参考までに列挙すると、
(11)サヨナラ
(12)プリーズ・キス・ミー・マイ・サンタクロース
(13) GOOD NIGHT
(14. 恋は突然
(15) GOOD LUCK
(16) マリアン
(17) 泣き顔のマリー
(18) 黄金の夜明け
(19) クローバー
(20) サツキマスの唄
と、92〜98年の作品がゴッソリと抜けてしまった。個人的に好きな”GOOD LUCK”や、彼女たちのテーマ・ソング(去年観たライブでも冒頭で演奏した)でもある”黄金の夜明け”などは残しても良かったのではないかと思うが、彼女たちにとってはあまり重要な時期でもないということか。もしかすると、しばらくベスト盤は出していなかったので、99年から現在にいたるまでの作品をなるべく多く入れようという意図があったかもしれない。実際、”自転車”や”青いカナリア”など優れた曲も多く、こうしてまとめて聴けるのは嬉しい。
私の同じ位の世代ならば、ラジオなどで”プレゼント”や”にちようび”のフレーズが耳に残っている人も多いだろう。特に”プレゼント”のインパクトは強かったが、彼女らの音楽をまともに聴いていた人はかなり少ないに違いない。私などその典型で、当時はイロモノのバンドという印象しか持てなかった。「パンク」や「スカ」という言葉も音楽も知らなかった頃なので、彼女たちの音楽性を位置づけることも不可能だった。”プレゼント”がスカだと気づいたのはずっと後のことである。
また、春川玲子のヴォーカル、それにバンドの歌詞や曲調のセンスは、中学生だった私が受け入れるにはあまりに可愛らしいものだったことも大きい。深夜ラジオで曲をときどき耳にしていたが
「俺の歳で聴く音楽じゃないな」
というくらいしか感想をもてなかった気がする。ジッタリン・ジンがパンク系のバンドであると気づいたのは、それこそ”自転車”をFMラジオで偶然耳にした時だった。
昨年、京大西部講堂のイベント「ボロフェスタ」でライブを観てから中古でCDをいろいろ買ってみた。それを聴いて私がもっとも感激したのは、デビュー時から現在までバンドの精神が死に絶えることなく生き続けていることである。90年代に数多く出てきた日本のパンク系・スカ系のバンドの手本となった魅力は基本的に変わっていない。デビュー曲”エヴリデイ”から京大西部講堂のステージの姿まで一直線につながってくる。褒め過ぎと言う人もいるかもしれないが、自分の中ではバズコックスあたりと並べたいくらいの優れたパンク・バンドである。
当時はまともに聴かなかった人たちにこそこの再発ベストを手に取ってもらいたい。おそらく、当時とは全く違った感覚で彼女たちの音楽を接することができるだろう。
90年前後には彼女たちに見向きもしなかった私だからこそ、そう願ってしまうのだ。
ポリス
2007年2月13日グラミー賞の受賞式で再結成したポリスが、世界ツアーもおこなうというニュースが入った。
正直にいえば、ポリスって一度も聴いたことがない。80年代に活躍したミュージシャンにはあまり食指が動かないのだが、このポリスにあっても同様だった。日本にも来る見込みなので、もし実現したらチケットを取るだろうな。そして、”シンクロニシティ”あたりを買って新鮮な気持ちで聴くのだろう。
そういえば、メンバ−の一人であるスチュワート・コープランド(ドラムス)は、少し前のサマー・ソニックにドアーズのメンバーとくっついて出演していたのを思い出す。アンディー・サマーズはどんな活動をしていたのだろうか?
正直にいえば、ポリスって一度も聴いたことがない。80年代に活躍したミュージシャンにはあまり食指が動かないのだが、このポリスにあっても同様だった。日本にも来る見込みなので、もし実現したらチケットを取るだろうな。そして、”シンクロニシティ”あたりを買って新鮮な気持ちで聴くのだろう。
そういえば、メンバ−の一人であるスチュワート・コープランド(ドラムス)は、少し前のサマー・ソニックにドアーズのメンバーとくっついて出演していたのを思い出す。アンディー・サマーズはどんな活動をしていたのだろうか?
京都国際マンガミュージアム
2007年2月10日今日から3連休である。しかし予定もないので、近くにできたにもかかわらず行ってなかった「京都国際マンガミュージアム」に入ってみることにした。ちなみに今日から特別展「ガンダム展」も開催される。
http://www.kyotomm.com/
マンガ資料が20万冊、と説明されてはいるが、あくまでそれは資料であって閲覧できるわけではない。入ってすぐのところに「マンガの壁」というところで読めるマンガがあるけれど、「ブックオフ」あたりの方がよほど点数は多いだろう。これで入場料300円は高い。
しかも私は「ガンダム展」込みの入場料(1500円)で、さらに音声ガイド(500円)も借りたので、あわせて2000円である。「ガンダム展」も、作品数が少ないし(20点ほど)中身もかなり薄い。音声ガイドに古谷徹がしゃべっているのには笑ったけれど。ちなみに展覧会の図録はハードカバーで2800円もしたので、さすがにこれは買わなかった。
ただ、芝生に転がって小さい子どもらがマンガを見ている姿は牧歌的でいい光景ではあった。
http://www.kyotomm.com/
マンガ資料が20万冊、と説明されてはいるが、あくまでそれは資料であって閲覧できるわけではない。入ってすぐのところに「マンガの壁」というところで読めるマンガがあるけれど、「ブックオフ」あたりの方がよほど点数は多いだろう。これで入場料300円は高い。
しかも私は「ガンダム展」込みの入場料(1500円)で、さらに音声ガイド(500円)も借りたので、あわせて2000円である。「ガンダム展」も、作品数が少ないし(20点ほど)中身もかなり薄い。音声ガイドに古谷徹がしゃべっているのには笑ったけれど。ちなみに展覧会の図録はハードカバーで2800円もしたので、さすがにこれは買わなかった。
ただ、芝生に転がって小さい子どもらがマンガを見ている姿は牧歌的でいい光景ではあった。
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5100円が消えた瞬間
2007年2月9日特に目的があるわけではないけれど、独学で初級シスアドの勉強を続けている。
シスアドや基本情報処理の資格試験は春と秋、年2回おこなわれる。とりあえず試験は受けてみようと「情報処理技術者試験センター」のサイトに行って申し込んでみた。必要事項を記入し、受験料の5100円はクレジットで決済した。試験日は4月15日(日)で、会場はなんと選択ができないという。京都のどこかに振り分けられるようだが、なんとも不安だ。
決済をしてしばらく経って、
「4月15日って、なんか予定が入っていたような・・・」
と心配になり手帳をめくって確認すると、やはり終日仕事が入っていたのである。これではもう受験することは不可能だった。クレジット決済をする前にどうして確認しなかったのだろう。もちろんサイトには、
受理した受験手数料は、理由のいかんにかかわらず返還できません。次回試験への充当もできません。
と記されているのは言うまでもない。しかし、「次回試験への充当」についてまで触れられているとは念が入っているな。
シスアドや基本情報処理の資格試験は春と秋、年2回おこなわれる。とりあえず試験は受けてみようと「情報処理技術者試験センター」のサイトに行って申し込んでみた。必要事項を記入し、受験料の5100円はクレジットで決済した。試験日は4月15日(日)で、会場はなんと選択ができないという。京都のどこかに振り分けられるようだが、なんとも不安だ。
決済をしてしばらく経って、
「4月15日って、なんか予定が入っていたような・・・」
と心配になり手帳をめくって確認すると、やはり終日仕事が入っていたのである。これではもう受験することは不可能だった。クレジット決済をする前にどうして確認しなかったのだろう。もちろんサイトには、
受理した受験手数料は、理由のいかんにかかわらず返還できません。次回試験への充当もできません。
と記されているのは言うまでもない。しかし、「次回試験への充当」についてまで触れられているとは念が入っているな。
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「ちぎれもち」(亀田製菓)
2007年2月6日
スーパーに寄ったら、入口になにやらお菓子がドサッと積んであった。亀田製菓の「ちぎれもち」というもので、新製品らしく試食用に細切れになったものが置いてあった。なんとなく興味があって食べてみたら、予想もしない味に驚く。思わず1袋を買ってしまった。
あまり美味しそうに写っていないけれど、画像を見ると「おかき」のような姿をしているのは確認できるだろう。しかし、実際に食べてみればちっとも固くない。市販の四角いお餅を焼いたくらいの柔らかさである。そして味であるが、これも予想外で甘辛い。砂糖醤油のような甘さなのだ。つまり柔かさも味も、これまでにないお菓子といえる。
袋の裏を見ると、
※湿気っているのではございませんので、安心してお召し上がりください
と但し書きがあった。確かに、何も知らずに食べたらそう思う人もいるかもしれないな。
あまり美味しそうに写っていないけれど、画像を見ると「おかき」のような姿をしているのは確認できるだろう。しかし、実際に食べてみればちっとも固くない。市販の四角いお餅を焼いたくらいの柔らかさである。そして味であるが、これも予想外で甘辛い。砂糖醤油のような甘さなのだ。つまり柔かさも味も、これまでにないお菓子といえる。
袋の裏を見ると、
※湿気っているのではございませんので、安心してお召し上がりください
と但し書きがあった。確かに、何も知らずに食べたらそう思う人もいるかもしれないな。
山田昌弘「新平等社会―「希望格差」を超えて」(06年)
2007年2月1日 読書
ISBN:4163684506 単行本 山田 昌弘 文藝春秋 ¥1,500
年末年始の休みに何冊か本を読んだ。その1つがこの「新平等社会」である。「格差」という言葉が世の中に広がるようになって久しい。しかし、実際のところはどうなっているのかはよくわからない。そこで、この本を手に取ってみた。
「パラサイト・シングル」や「希望格差社会」という言葉を生んだ著者は、テレビなどで多くの学識経験者が言うようには、格差の原因を小泉内閣や新自由主義(ネオリベラリズム)と考えていない。その理由として、
(1)最近とりあげられている問題(自殺者の増加、雇用形態の変化による賃金格差など)は97〜98年(橋本内閣から小渕内閣に変わる頃)に日本では顕著になっている点
(2)経済格差は北欧のような福祉政策の手厚い国、また社会民主主義の国でも起きている点
を挙げている。
では、何が経済格差を引き起こしているか。著者は「ニューエコノミー」という言葉でそれを説明している。ニューエコノミーとは、グローバリズム、IT化、規制緩和などの新たな産業構造である。これらは民衆にとって「望ましい」(便利だから、とか)と思って進んできたものだが、その一方で経済格差も進んでいったというわけである。
パソコンや携帯電話の普及で、我々の暮らしは確かに便利になった。また新しい産業も増えて社会も活性化した。これだけを見れば素晴らしい。しかし、経済格差の出現はその表裏をなす現象だから解決策をなかなか出しにくい。
本書ではこうした格差の生じる構造のほか、いま起こっている格差の性質、またそこから将来でてくるであろう社会問題まで幅広く取り上げられている。
この本を読んで最も意外に感じたのは、戦後の日本の経済格差は比較的大きかったという指摘である。たとえば、かつて(といっても15年くらい前の話だが)の我が国で主流だった「年功序列賃金」のため、若年労働者と中年労働者の収入には大きな開きがあった。また、男女間の賃金差も大きかった。これは両方とも「格差」だったのである。しかし格差が存在しているにかかわらず、誰も意識してなかった(詳しい説明は本書にあるが、高度経済成長時にこうした問題は見えにくかったのである)
ひるがえって近年(といってもここ数年の話だが)に目を向けると、成果給や年俸制といった賃金制度の採用で年齢による賃金格差は縮まっている。また、男女間の格差も同様だ。よって、従来存在していた格差は無くなりつつあるのだ。
にもかかわらず、格差が叫ばれるようになったのはなぜか。著者は「格差の質が変わった」と指摘し、さまざまな角度(家族、地域、結婚、年齢など)から格差を論じている。
漠然としたイメージではなく、一歩踏み込んで「格差」について理解をするには最適な一冊である。
年末年始の休みに何冊か本を読んだ。その1つがこの「新平等社会」である。「格差」という言葉が世の中に広がるようになって久しい。しかし、実際のところはどうなっているのかはよくわからない。そこで、この本を手に取ってみた。
「パラサイト・シングル」や「希望格差社会」という言葉を生んだ著者は、テレビなどで多くの学識経験者が言うようには、格差の原因を小泉内閣や新自由主義(ネオリベラリズム)と考えていない。その理由として、
(1)最近とりあげられている問題(自殺者の増加、雇用形態の変化による賃金格差など)は97〜98年(橋本内閣から小渕内閣に変わる頃)に日本では顕著になっている点
(2)経済格差は北欧のような福祉政策の手厚い国、また社会民主主義の国でも起きている点
を挙げている。
では、何が経済格差を引き起こしているか。著者は「ニューエコノミー」という言葉でそれを説明している。ニューエコノミーとは、グローバリズム、IT化、規制緩和などの新たな産業構造である。これらは民衆にとって「望ましい」(便利だから、とか)と思って進んできたものだが、その一方で経済格差も進んでいったというわけである。
パソコンや携帯電話の普及で、我々の暮らしは確かに便利になった。また新しい産業も増えて社会も活性化した。これだけを見れば素晴らしい。しかし、経済格差の出現はその表裏をなす現象だから解決策をなかなか出しにくい。
本書ではこうした格差の生じる構造のほか、いま起こっている格差の性質、またそこから将来でてくるであろう社会問題まで幅広く取り上げられている。
この本を読んで最も意外に感じたのは、戦後の日本の経済格差は比較的大きかったという指摘である。たとえば、かつて(といっても15年くらい前の話だが)の我が国で主流だった「年功序列賃金」のため、若年労働者と中年労働者の収入には大きな開きがあった。また、男女間の賃金差も大きかった。これは両方とも「格差」だったのである。しかし格差が存在しているにかかわらず、誰も意識してなかった(詳しい説明は本書にあるが、高度経済成長時にこうした問題は見えにくかったのである)
ひるがえって近年(といってもここ数年の話だが)に目を向けると、成果給や年俸制といった賃金制度の採用で年齢による賃金格差は縮まっている。また、男女間の格差も同様だ。よって、従来存在していた格差は無くなりつつあるのだ。
にもかかわらず、格差が叫ばれるようになったのはなぜか。著者は「格差の質が変わった」と指摘し、さまざまな角度(家族、地域、結婚、年齢など)から格差を論じている。
漠然としたイメージではなく、一歩踏み込んで「格差」について理解をするには最適な一冊である。
渡辺美里「言の葉コンサート」(07年1月27日、銀河劇場)
2007年1月27日 渡辺美里午後11時過ぎに京都駅八条口から深夜バスに乗り、新宿西口に着いたのは翌朝の午前6時10分ごろだった。まだ外は暗く、しかも寒い。考えてみると、この冬の時期に深夜バスで移動したことはいままで無かった。今日は渡辺美里の「詩の朗読会」を観るためにここまで来た。関西公演はないので、やむをえずの上京である。開演は午後5時なのでまだ10時間以上もある。それまでどうやって過ごそうか。
深夜バスを乗った時に、新宿駅近くにある「カプセルホテル&サウナ」のサービス券を付いていた。ここで2時間ほど時間をつぶし、それから「ロッテリア・プラス」で朝食を取る。その後JRで池袋へ移動し、駅近くのネット・カフェにしばらくいてから「ラーメン二郎 池袋東口店」で昼食をする。そこからさらに六本木に行き、こないだ開館した「国立新美術館」、さらには六本木ヒルズの森タワーまで登る。すっかり観光を楽しんでしまった。
しかし、深夜バスの移動で疲れが残っているにもかかわらず遊んでしまったのは大失敗だった。会場の銀河劇場(品川区)に着くころには、ひどい眠気に襲われる。しかも、繰り返すまでもないが、今日はライブではなく朗読会なのだ。案内板には、第1部55分、休憩15分、第2部60分となっている。2時間10分も付き合えるだろうか。
ところで、「言の葉コンサート」についてネットで調べると、これはずっとシリーズでおこなわれている朗読会だった。これまでには江守徹が芥川龍之介、古谷一行が司馬遼太郎の作品に挑戦している。おそらく企画の段階で美里の名前が挙がり、その申し出に彼女が乗ったということだろう。与謝野晶子と美里を結ぶ接点がどうにも浮かんでこないので「なぜ朗読なんてしようと思ったんだ?」とずっと疑問だったのだが、別に彼女が率先して企画したわけでもなさそうだとわかり、正直いって少し安心した。席はファンクラブ予約にかかわらず3階とひどいものだったが、会場自体はそれほど大きくないので彼女の表情も確認はできそうだ。
午後5時を8分ほど過ぎた頃、幕が開いて開演である。与謝野晶子という昔の人の作品を取り上げるためか、美里は赤い着物を着ての登場だ。バックはピアノとヴァイオリンというシンプルな編成である。朗読会の題名が、
「うたの木 朗読会 2007 言の葉コンサート『与謝野晶子・みだれ髪』〜うたに生き、恋に生き、106年を経て出会う魂の真実〜」
という名の通り、ただ作品を朗読するだけでなく、与謝野晶子の生い立ちや作品について解説を交えながら進めていくという形を取っていた。作品の中身を知らない人間には親切な内容であったといえる。演奏は”Song of the Asking””十六夜の月〜izayoino tsuki〜””37.2℃(夢みるように うたいたい)””egoism”と彼女のオリジナル曲などが朗読にかぶさるというものである。どこかのブログで演奏曲目を拾ったが、 ”黒い瞳””巴里の空の下に”と聞いたことのない曲も入っている。調べたかぎりでは、昔の映画で使われていた曲だと思われる。
休憩が入っていたものの、座ったままでずっと朗読に付き合うのが苦痛だったことは否めない。私の左側にいた男性は30分ほどでイビキをかいていた。私も1部が終わるまではなんとか頑張っていたが、2部の前半では眠ってしまう場面も多かった。よって2部の内容はほとんど覚えていない。
構成についていえば、1部では与謝野晶子の生い立ち、そして与謝野鉄幹と結婚し「みだれ髪」を刊行するまでの話、2部は晶子が鉄幹を追ってフランスに飛び出してから以降のことが語られていたと、おぼろげに記憶している。他に覚えていることといえば、「みだれ髪」について美里が「晶子のデビュー・アルバム」と形容していたこと、それから「みだれ髪」には「愛」という言葉が一度も出てこないということを触れていたことくらいである。作品や作者の基礎知識が無いというのは、テキストも無く「ただ聴くだけ」の朗読会では致命的だとつくづく感じた。
ファンが気になっていたであろう歌については2曲だけである。1部の最後に”37.2℃(夢みるように うたいたい)”を、2部の最後に”My Love Your Love 〜たったひとりしかいないあなたへ〜”を披露した。この最後の曲は日ごとに違っていて、初日は”My Revolution”、最終日は”10 years”を歌ったらしい。これはこれで良かったと思う。歌と朗読が混じって中途半端になるよりこうした形のほうがスッキリする。
朗読についての感想は正直いって書きにくい。通常のライブならいままで彼女を含めて100本以上も観てきたので比較の対象になるものはいくらでもある。しかし私はこうした「朗読会」というものを一度も体験していない人間である。他の人と比較してどうとか、これまでと比較してどうとかは私にはいえない。わからないものはわからないとしか言えない。通常のライブと同じくらい素晴らしいと思う瞬間はなかった。しかし、朗読会と冠したコンサートに対して「歌が聴きたかった」と言うの見当違いな話ではあるし、適当な言葉が見つからなくて苦しい。
ネットで他の人の感想をみると、褒める人と批判する人が半々くらいだろうか。しかし、褒めている人も、朗読は今回で最後だろうな、などと書いてあるし、批判する人は、ファンが求めているのはボーカリストとしての美里だ、というようなものである。どちらにしても、続けてほしいという声は皆無だったと思う。それがファンのおおむね一致した意見ではないだろうか。私もまさか開演中に寝てしまうほどテンションが低くなるとは思わなかった。
全てが終了したのは午後7時20分ごろである。開演が遅れたことを思えばほぼ時間通りだった。とっとと電車で新宿に行き、トンカツを食べてから、深夜バスに乗り京都へ帰る。最後に演奏曲目を記す。それにしても、本当に書くのに苦しんだ今回の感想である。
(演奏曲目)(注なしは伴奏のみ)
【第一部】
(1)Song of the Asking
(2)十六夜の月〜izayoino tsuki〜
(3)37.2℃(夢みるように うたいたい)
(4)egoism
(5)37.2℃(夢みるように うたいたい)(※歌あり)
(15分間の休憩)
【第2部】
(6) 黒い瞳
(7)巴里の空の下に
(8)10years
(9) 悲しいね
(10)すき
(11)ランナー
(12) 夢のあいだ
(13)My Love Your Love 〜たったひとりしかいないあなたへ〜(※歌あり)
深夜バスを乗った時に、新宿駅近くにある「カプセルホテル&サウナ」のサービス券を付いていた。ここで2時間ほど時間をつぶし、それから「ロッテリア・プラス」で朝食を取る。その後JRで池袋へ移動し、駅近くのネット・カフェにしばらくいてから「ラーメン二郎 池袋東口店」で昼食をする。そこからさらに六本木に行き、こないだ開館した「国立新美術館」、さらには六本木ヒルズの森タワーまで登る。すっかり観光を楽しんでしまった。
しかし、深夜バスの移動で疲れが残っているにもかかわらず遊んでしまったのは大失敗だった。会場の銀河劇場(品川区)に着くころには、ひどい眠気に襲われる。しかも、繰り返すまでもないが、今日はライブではなく朗読会なのだ。案内板には、第1部55分、休憩15分、第2部60分となっている。2時間10分も付き合えるだろうか。
ところで、「言の葉コンサート」についてネットで調べると、これはずっとシリーズでおこなわれている朗読会だった。これまでには江守徹が芥川龍之介、古谷一行が司馬遼太郎の作品に挑戦している。おそらく企画の段階で美里の名前が挙がり、その申し出に彼女が乗ったということだろう。与謝野晶子と美里を結ぶ接点がどうにも浮かんでこないので「なぜ朗読なんてしようと思ったんだ?」とずっと疑問だったのだが、別に彼女が率先して企画したわけでもなさそうだとわかり、正直いって少し安心した。席はファンクラブ予約にかかわらず3階とひどいものだったが、会場自体はそれほど大きくないので彼女の表情も確認はできそうだ。
午後5時を8分ほど過ぎた頃、幕が開いて開演である。与謝野晶子という昔の人の作品を取り上げるためか、美里は赤い着物を着ての登場だ。バックはピアノとヴァイオリンというシンプルな編成である。朗読会の題名が、
「うたの木 朗読会 2007 言の葉コンサート『与謝野晶子・みだれ髪』〜うたに生き、恋に生き、106年を経て出会う魂の真実〜」
という名の通り、ただ作品を朗読するだけでなく、与謝野晶子の生い立ちや作品について解説を交えながら進めていくという形を取っていた。作品の中身を知らない人間には親切な内容であったといえる。演奏は”Song of the Asking””十六夜の月〜izayoino tsuki〜””37.2℃(夢みるように うたいたい)””egoism”と彼女のオリジナル曲などが朗読にかぶさるというものである。どこかのブログで演奏曲目を拾ったが、 ”黒い瞳””巴里の空の下に”と聞いたことのない曲も入っている。調べたかぎりでは、昔の映画で使われていた曲だと思われる。
休憩が入っていたものの、座ったままでずっと朗読に付き合うのが苦痛だったことは否めない。私の左側にいた男性は30分ほどでイビキをかいていた。私も1部が終わるまではなんとか頑張っていたが、2部の前半では眠ってしまう場面も多かった。よって2部の内容はほとんど覚えていない。
構成についていえば、1部では与謝野晶子の生い立ち、そして与謝野鉄幹と結婚し「みだれ髪」を刊行するまでの話、2部は晶子が鉄幹を追ってフランスに飛び出してから以降のことが語られていたと、おぼろげに記憶している。他に覚えていることといえば、「みだれ髪」について美里が「晶子のデビュー・アルバム」と形容していたこと、それから「みだれ髪」には「愛」という言葉が一度も出てこないということを触れていたことくらいである。作品や作者の基礎知識が無いというのは、テキストも無く「ただ聴くだけ」の朗読会では致命的だとつくづく感じた。
ファンが気になっていたであろう歌については2曲だけである。1部の最後に”37.2℃(夢みるように うたいたい)”を、2部の最後に”My Love Your Love 〜たったひとりしかいないあなたへ〜”を披露した。この最後の曲は日ごとに違っていて、初日は”My Revolution”、最終日は”10 years”を歌ったらしい。これはこれで良かったと思う。歌と朗読が混じって中途半端になるよりこうした形のほうがスッキリする。
朗読についての感想は正直いって書きにくい。通常のライブならいままで彼女を含めて100本以上も観てきたので比較の対象になるものはいくらでもある。しかし私はこうした「朗読会」というものを一度も体験していない人間である。他の人と比較してどうとか、これまでと比較してどうとかは私にはいえない。わからないものはわからないとしか言えない。通常のライブと同じくらい素晴らしいと思う瞬間はなかった。しかし、朗読会と冠したコンサートに対して「歌が聴きたかった」と言うの見当違いな話ではあるし、適当な言葉が見つからなくて苦しい。
ネットで他の人の感想をみると、褒める人と批判する人が半々くらいだろうか。しかし、褒めている人も、朗読は今回で最後だろうな、などと書いてあるし、批判する人は、ファンが求めているのはボーカリストとしての美里だ、というようなものである。どちらにしても、続けてほしいという声は皆無だったと思う。それがファンのおおむね一致した意見ではないだろうか。私もまさか開演中に寝てしまうほどテンションが低くなるとは思わなかった。
全てが終了したのは午後7時20分ごろである。開演が遅れたことを思えばほぼ時間通りだった。とっとと電車で新宿に行き、トンカツを食べてから、深夜バスに乗り京都へ帰る。最後に演奏曲目を記す。それにしても、本当に書くのに苦しんだ今回の感想である。
(演奏曲目)(注なしは伴奏のみ)
【第一部】
(1)Song of the Asking
(2)十六夜の月〜izayoino tsuki〜
(3)37.2℃(夢みるように うたいたい)
(4)egoism
(5)37.2℃(夢みるように うたいたい)(※歌あり)
(15分間の休憩)
【第2部】
(6) 黒い瞳
(7)巴里の空の下に
(8)10years
(9) 悲しいね
(10)すき
(11)ランナー
(12) 夢のあいだ
(13)My Love Your Love 〜たったひとりしかいないあなたへ〜(※歌あり)
なんというイブだ
2006年12月24日「そういえば、今日ってクリスマスイブだったっけ?」
職場にいるとそんな声が聞こえてきた。今日も出勤である。そして、晩の用事も特にない。
生まれてからずっとクリスマスイブはそんな状態なのだから、特に寂しいとか惨めとかは、感じないわけでもないが、それほど気にはしていない。ただ、なんか予定を入れなければと、することを考えてみる。
そして、映画「NANA2」を観ようと決めて自転車でJR二条駅まで向かう。この時点で上映時間が15分前くらいの頃だった。もちろん全力で自転車をこいでいる。その時だ。自分の持っている何かが「ボロッ」と落ちたような感触があった。
おそらく携帯か何かだと思い、調べると異変が起きている。画面が真っ暗になり電源が入らないのだ。原因を調べてみると、なんと携帯の裏ブタが外れて充電池が無くなっているではないか。
これはマズいと、来た道を辿って探した。裏ブタはすぐ見つかったものの、電池は見当たらない。もう8時半を回っていて、真っ暗な夜道である。それでも気づくのが早かったため、捜索すること約10分、道ばたに落ちていた真っ白い充電池を発見することができた。
もちろん、電池を探している間に映画の上映時間が過ぎてしまった。明日は必ず観に行こう。
職場にいるとそんな声が聞こえてきた。今日も出勤である。そして、晩の用事も特にない。
生まれてからずっとクリスマスイブはそんな状態なのだから、特に寂しいとか惨めとかは、感じないわけでもないが、それほど気にはしていない。ただ、なんか予定を入れなければと、することを考えてみる。
そして、映画「NANA2」を観ようと決めて自転車でJR二条駅まで向かう。この時点で上映時間が15分前くらいの頃だった。もちろん全力で自転車をこいでいる。その時だ。自分の持っている何かが「ボロッ」と落ちたような感触があった。
おそらく携帯か何かだと思い、調べると異変が起きている。画面が真っ暗になり電源が入らないのだ。原因を調べてみると、なんと携帯の裏ブタが外れて充電池が無くなっているではないか。
これはマズいと、来た道を辿って探した。裏ブタはすぐ見つかったものの、電池は見当たらない。もう8時半を回っていて、真っ暗な夜道である。それでも気づくのが早かったため、捜索すること約10分、道ばたに落ちていた真っ白い充電池を発見することができた。
もちろん、電池を探している間に映画の上映時間が過ぎてしまった。明日は必ず観に行こう。
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賞味期限「11月29日」
2006年12月2日コンビニでチーズケーキを買った。と書けば、何があったか理解できるだろう。そう、そのチーズケーキの賞味期限が「11月29日」だったのである。
店を遠く離れてから気づいたので、返品する気も起きない。では、どうすべきか。これにはけっこう悩んだ。1日くらいだったら問題ないし、迷わず食べるだろう。だが、このチーズケーキは3日経っているのである。3日過ぎたものは、果たして大丈夫なのか。自分にとっては未知の領域である。
そこで匂いをかいでみる。しかし困ったことに、これはチーズケーキである。チーズの匂いが強くて、悪くなっているのかどうかわからないのだ。とりあえず腐敗臭のようなものは感じないので、結局は全部食べてしまった。
しばらく経って、クシャミや鼻水の症状が出てくる。チーズケーキのせいだろうか。
店を遠く離れてから気づいたので、返品する気も起きない。では、どうすべきか。これにはけっこう悩んだ。1日くらいだったら問題ないし、迷わず食べるだろう。だが、このチーズケーキは3日経っているのである。3日過ぎたものは、果たして大丈夫なのか。自分にとっては未知の領域である。
そこで匂いをかいでみる。しかし困ったことに、これはチーズケーキである。チーズの匂いが強くて、悪くなっているのかどうかわからないのだ。とりあえず腐敗臭のようなものは感じないので、結局は全部食べてしまった。
しばらく経って、クシャミや鼻水の症状が出てくる。チーズケーキのせいだろうか。
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