京都に「一蘭」がやってきた
京都に「一蘭」がやってきた
相変わらず京都には新しいラーメン店が毎月どこかに開店している。しかしながら一時(だいたい10年ほど前)のラーメン・ブームのようなものは陰をひそめたような気がする。最近で話題になったことといえば「つけ麺」の登場くらいだろうか。そのつけ麺も世間では定着してしまい、それ以後は特に目立った動きもない。関東あたりから人気店がやってくることもたまにあるものの、京都で商売をするのは勝手が違うのか、早々と撤退した事例も数多い。

そんな印象の昨今のラーメン事情であるけれど、これは結構な話題になると思われるのが本日開店した「一蘭」である。

一蘭は昭和35年に福岡県で創業された豚骨ラーメン専門店だ。九州と関東を中心に30店舗を展開しており、京都は大阪に続き関西圏で2件目の出店となった。

公式サイトはこちら
http://www.ichiran.co.jp/index.html

この店は個性的なところがたくさんある。最も有名なのは、席が一人分ずつ仕切られているあの「味集中カウンター」(特許をとっているそうな)だろう。また、スープの濃さや麺のゆで加減などを事細かに書いて注文する「記入式オーダーシステム」、ラーメンを出す店員とお客が顔を合わせない店の構造など、挙げていったらキリがない。ともかく、ラーメンマニア以外の人にもよく知られている有名店なのだ。

公式サイトを覗くと、本日の10時に開店し開店前に並んだ人には先着で記念品が当たるという。することもないので、9時に自転車をこいで河原町のお店まで向かった。平日だしそんなに人もいないだろうとタカをくくっていたら、写真のような光景で少し驚いた。私の前は50人くらいはいたのではないだろうか。私も列に加わりまっていたら後ろもどんどん伸びていく。寺町通の近くまで行っていたような気もする。店に入れるまで30分くらいかかっただろうか。どうせ近いうちに行くつもりだったから、これくらい待つのは自分にとっては許容範囲である。

これほど人が来るのを考えると、安定した営業を続けていたらそれなりに成功しそう。しかし、一風堂といい一蘭といい、豚骨ラーメンは京都の人に好かれる要素を何か持っているのだろうか。それがどうにも私には不思議でならない。

ところで、店に行ってみようと思っている人に対しては、秘伝のタレ(中心に浮いている赤いタレ)とニンニクがかなり効いているので少なめにした方が良いですよ、と言いたい。「記入式オーダーシステム」を書く時に調整できるので最初はそうした方がいい、と思う。

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